個人情報はもう漏れている|信用情報94万件の不正利用と3つの守り

「またか」と思った方、正解です。

ただ、今日の話は「気をつけましょう」で終わらせません。

結論から言います。

皆さんの個人情報は、漏れるかもしれないのではなく、もう漏れています。

だから守り方は「漏れないように祈る」ではなく「漏れた前提でガードを固める」の一択です。

2026年8月に公表されたアイフルとライフカードの信用情報不正利用は、その前提を改めて確認させてくれる事例でした。

この記事では、何が起きたのかを一次情報で押さえたうえで、僕が実際に入れている3つの守りと、今日やる一歩まで言い切ります。

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個人情報は「漏れるかも」ではなく、もう漏れている

個人情報が漏れるのを怖がる段階は、とっくに終わっています。

キャンペーンに住所と名前を書いて応募した。

ポイントに釣られて何かに登録した。

クレジットカードを作った。

生活に欠かせないサービスに情報を預けた時点で、どこかにあなたのデータはあります。

そしてそれを扱うのは人間です。

人間が扱う以上、ミスも目的外利用もゼロにはなりません。

今回の件も、外部から盗まれたわけではありません。

グループ会社の中で、審査のために集めた情報が保険の案内に回されていました。

自分がどれだけ気をつけても、預けた先の中で起きることは防げないんです。

ポイ活で稼いだポイントより、パスワードの管理の方がよっぽど大事です。

皆さんが持っている資産は数百万円、数千万円、人によっては億単位です。

ポイントは失っても取り返せますが、口座から抜かれたお金は簡単には戻りません。

だから「漏れるかも」と心配するより、「もう漏れている」と決めて、こちら側のガードを上げる。

これが今日の結論です。

ポイ活をやめろとか、キャンペーンに応募するなとか、そういう話ではありません。

出ちゃうものは出ちゃう。

その前提で動く、という話です。

アイフル・ライフカードの94万件で何が起きたのか

起きたのは「漏えい」ではなく「目的外利用」です。

ここを押さえておくと、ニュースの見え方が変わります。

ライフカードが2026年8月17日に公表した内容によると、グループ会社のアイフルが指定信用情報機関から融資審査の目的で取得した顧客の信用情報を、保険商品の案内先を選ぶために使い、ライフカードに提供していました。

期間は2024年6月から2026年1月まで。

件数は重複を除いて94万6,056件、そのうちライフカードに提供されたのは88万824件。この案内をきっかけに保険契約に至った人は340人です(出典:ライフカード「信用情報の不適切な取扱いに関するお詫びとお知らせ」2026年8月17日)。

貸金業法は、信用情報機関から得た情報を審査以外に使うことや第三者に提供することを禁じています(出典:読売新聞オンライン 2026年8月18日)。

ライフカード側は、グループ外への漏えいや第三者による不正利用は確認されていない、としています。

保険を売る側に15年いた人間として言うと、驚きはありません。

保険は、売るためなら何でもやります。

借入の状況が分かる情報があれば、それで案内先を絞る。

効率だけ見れば合理的だからです。

だからこそ法律で縛っている。

個人の悪意じゃない、構造の話です。

今回の相手が「消費者金融で借入がある人」だったことも見逃せません。

お金を借りやすい人、返済能力がある人を先に絞って営業をかける。

情報が悪用されるとき、狙われるのは一番効率のいい層です。

自分がその層に入っていないと言い切れる人は、ほとんどいません。

こういう事案は氷山の一角で、これからもいくらでも出てきます。

だからニュースが出るたびに怒るより、こちらの守りを固める方に時間を使ってください。

AIより人間の方が怖い。だから「近寄らない」

AIに個人情報を入れると漏れるんじゃないか、と心配する方がいます。

僕は、AIより人間の方が怖いと思っています。

今回の件をやったのは人間です。

過去の金融機関の情報持ち出しも、人間がやっています。

ヒューマンエラーと、人間の「売りたい」という動機。

この2つの方が、はるかに実害を出しています。

僕はClaudeなどのAIを業務効率化のために毎日使っていますが、AIが勝手に僕の情報を誰かに売り込むことはありません。

もう1つ、覚えておいてほしいことがあります。

皆さんを騙そうとしている人、信用させようとしている人は、変な格好で近づいてきません。

変な格好の人が来たら、皆さん近寄らないでしょう。

だから来るのは、きちっとスーツを着て、あなたのためになりそうな話をたくさんしてくれる人です。

「この人なら信用できる」と思わせた時点で、相手の勝ちです。

全部がそうだとは言いません。

でも、「信用できる人だ」と思ったから安心、ではないんです。

保険業界も、証券会社も、いろんなところがそうです。

だから近寄らない。

話さない。

会わない。

最初からガードする。

これが一番効きます。

漏れた前提で固める3つの守り

僕が実際に入れているのは3つだけです。

パスワード管理アプリ、Gmail、スマホの詐欺電話対策。

これで十分です。

1つ目:パスワード管理アプリ(僕は1Passwordを使っています)

情報が漏れると、次に来るのは変なメールです。

リンクを踏ませて、ログイン情報を抜く。

ここで効くのがパスワード管理アプリです。

1Passwordは、登録したサイトの正しいアドレスでしか自動入力が動きません。

偽サイトでは番号が出てこない。

つまり「踏んでしまっても入力できない」状態を作れます。

合わせて、証券口座と銀行の二段階認証とログイン通知は必ずオンにしてください。

これはお金がかからない守りです。

料金は、僕の記憶では年間数千円程度です。

正確な現在の料金は公式サイト

https://1password.com/jp/

で確認してください。

ここをケチる人が多いんですが、数百万円、数千万円、人によっては億単位の資産を守るための数千円です。

ケチるところじゃないです。

手順は、

①アプリを入れる

②証券口座・銀行・メールの3つから先に登録する

③使い回しているパスワードを1つずつ強いものに変える

の順で十分です。

設定の細かい流れは、以前書いた

AIサブスクのカード更新、1個1個チェックしなくていい理由【1Passwordで解決】

にまとめてあります。

なお、インフルエンサーがおすすめしているセキュリティソフトを、名前だけで入れるのはやめてください。

「誰が勧めているか」ではなく「何を防ぐ仕組みか」で選ぶのが基本です。

2つ目:メールはGmailに寄せる

Gmailにするだけで、迷惑メールや詐欺メールの多くを最初から別フォルダに振り分けてくれます。

情報が出てしまった後の「入口」を狭くする守りです。

プロバイダーのメールを長年使っている方ほど効果があります。

3つ目:スマホの詐欺電話対策

海外からの詐欺電話や不審な番号を、着信する前に止める設定やアプリがあります。

自分のスマホだけでなく、親の固定電話にも同じ考え方で設定できます。

固定電話そのものが本当は要らない、という話はまた別の機会にしますが、まず止める。

詐欺電話が減れば、親に「知らない番号は出なくていい」とだけ言えば済みます。

具体的な設定は

【保存版】海外からの詐欺電話を完全ブロックする方法|固定電話・スマホ別に元金融マンが徹底解説

に書いています。

3つとも、「情報が出た後に実害を出さない」ための守りです。

出ないように祈る時間を、この3つの設定に回してください。

自分のお金と情報を一番大事にできるのは、自分だけ

皆さんのお金を誰が一番大事にするか。

自分です。

家族でもない、他の誰でもない、自分です。

情報も同じです。

金融機関は、皆さんのお金を「預かる」ことはできても、「大事にする」ことは構造上できません。

今回の件が、それを証明しています。

担当者が悪いという話でもありません。

担当者も会社の仕組みの中で動いています。

だから個人を責めても何も変わらない。

変えられるのは自分の側だけです。

だから、僕の言葉も全部信用しないでください。

疑いながら聞いてほしい。

僕は自分の頭の整理のために配信している面もあります。

参考にはしてほしいけど、参考程度で止めておいてください。

ぱぐおの言うことが全部正しい、なんてことは絶対にありません。

顔も出さず、名前も出さずに話している人間の話です。

その中で、使えるところだけ持っていってください。

「この人なら信用できる」と思った瞬間が、一番危ない。

それは僕に対しても同じです。

自分の判断で、自分の資産と情報を守る。

それが、お金に困らない人生の土台です。

まとめ:今日やる一歩は「パスワード管理アプリを入れる」だけ

要点は3つです。

  • 個人情報は「漏れるかも」ではなく「もう漏れている」。その前提で動く
  • 今回の94万件は漏えいではなく目的外利用。防げるのは、こちら側のガードだけ
  • 守りは3つ。パスワード管理アプリ、Gmail、詐欺電話対策

今日やる一歩は1つだけ。

パスワード管理アプリを入れて、証券口座のパスワードを1つ登録する。

これだけです。

70点で十分。

気張らなくていいです。

今日も気をつけて、いってらっしゃい。

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守るちから

※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。

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▶ 保険からの卒業
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はじめまして、鼻つぶれぱぐ男です。 「一人でも多くの人がお金に困らない人生を送れるように」をコンセプトに、新NISA・インデックス投資・固定費削減・保険の見直しなど、シンプルで再現性の高いお金の話を発信しています。 40歳でアーリーリタイアを達成。難しい金融知識ではなく、普通の人が実践できる方法にこだわってお伝えしています。ブログ・YouTube・音声配信・noteでも情報発信中です。ぜひあわせてご覧ください!
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