光回線の営業電話、狙われるのは親|実家の固定電話を守る5つの対策

「知らない番号には出ない」。

この配信を聞いてくださっている方は、もうそれができています。

問題はそこじゃない。

あなたの実家の固定電話です。

結論から言います。

光回線の営業電話で狙われているのは、あなたではなく親のほうです。

光回線の消費者トラブルは2年連続で増えていて、その入口の多くは電話と訪問。

平日の昼間に固定電話のそばにいるのは誰か。

この記事では、トラブルが増えている構造と、今日そのまま実家でできる固定電話の対策を5つ、やる順番どおりに書きます。

読み終えたら、やることは一つだけです。

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光回線の消費者トラブルは2年連続で増えています

日本経済新聞が2026年8月14日に報じた総務省ベースの数字で、光回線を巡るトラブルは2025年度で1万7371件。

前年度から1247件増えて、増加は2年連続です。

規制を強めたことで2023年度までは減る傾向だったのが、2024年度、2025年度と反転しました。

規制を入れたら減って、数年でそれをくぐり抜けて戻ってくる。

この形、金融商品の販売でも何度も見てきました。

苦情の中身のトップ3はこうです。

1位が「勧められて新規契約または事業者変更をした」。

2位が解約の条件や方法。なかなか解約させてもらえない、解約すると違約金がかかると言われる。

3位が通信料金の支払い。請求額が高くて内容が分からない、工事費は負担すると言われたのに請求された。

どれも「向こうから来た話に乗ったあと」に起きています。

表に出ているのが1万7371件で、泣き寝入りしている人はこの外側にいます。

増える理由は代理店の多層構造。営業マンは販売のプロです

なぜ減った数字が戻ったのか。

背景にあるのは販売代理店の多層構造です。

通信会社は回線契約を取る営業を外部に委託する。

1次代理店から2次代理店へ、そこからさらに下へ。

個人の電話に届くころには、評価されるのは「取った件数」だけになっています。

ノルマを達成するために勧誘が強引になる。

国は通信会社が親として代理店を管理するよう求めていますが、今のところ数字は戻っています。

看板が大手でも、中で働いている人はフランチャイズの会社の社員ということはよくあります。

携帯ショップも、喫茶店も、よく見たらそうだったという話は皆さんも経験があるはずです。

家電量販店で冷蔵庫を買うと「光回線もどうですか」と必ず聞かれるのも同じで、儲かるから勧めろと言われている。

だから販売員さん個人を責めないでください。

個人の悪意じゃない、構造の話です。

僕は郵便局で15年、販売実績で評価される側にいました。

商品を作る会社と売る会社が分かれた時点で、売る側の評価軸は販売の数になります。

そこで働く人は、通信のプロでも金融のプロでもなく、販売のプロです。

合法の範囲で、こちらに不利な契約がいくらでも成立する。

これを僕は合法詐欺と呼んでいます。

だから向こうから来る「お得なキャンペーン」には乗らない。

これが基本です。

最初から基本料金が安いところに入る。

10ギガはいらない、1ギガで十分。

ポイ活のために物を買うのが筋が悪いのと同じで、キャンペーンのために契約を変えるのも筋が悪い。

食べたい店にたまたま割引券があった、その順番ならいいんです。

逆はダメです。

正直に言うと、僕自身は大手キャリアの光回線を使っていて、年に1回コールセンターに電話して割引を取る第二候補のやり方です。

結婚前に家電量販店でキャンペーンに乗って入ったのが始まりで、当時は情弱でした。

ブレブレなんです、もともと。

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に書いた電話1本の交渉は今もやっていますが、それは第一候補ではない。

皆さんに近いところにいる人間として書いています。

狙われているのはあなたではなく、親です

ここからが今日の本題です。

皆さんのリテラシーがどれだけ上がっても、親は別です。

実家に固定電話をつけている家はまだ多い。

平日の昼間、その電話のそばにいて、鳴ったらすぐ出る癖がついているのは誰か。

あなたじゃなく親です。

「電話に出るな」という対策は正しい。

ただ、それを聞いているのはあなたで、実際に出ているのは親のほう。

ここがズレています。

もう一つ。

自分は大丈夫と思っている人ほど騙されます。

郵便局の窓口でも同じでした。

「私は絶対大丈夫、騙されない」と言っていた人が、何人も騙されていた。

騙されたあとの、自分は何をやってるんだろうという悲壮感たっぷりの顔を、僕は何回も見てきました。

本当に可哀想でした。

逆に、自分も騙されるかもしれないと思っている人は、なかなか騙されない。

それを事前に防いであげられるのは、子供である皆さんです。

親が落ち込んでいる姿なんて見たくないでしょう。

年齢の問題じゃない。

在宅時間が長くて、固定電話があって、すぐ出る癖がある。

条件がそろっているだけです。

今日からできる実家の固定電話の対策5つ

かかってくる量を減らすより、かかってきても出ない設計にする。

親の意志に頼らず、回線と機械の設定で片づけるのがコツです。

上から順に、安くて確実なものから並べます。

1つ目、固定電話を常時留守番電話にする。

在宅していても留守電のまま。

本当に用事がある人は録音を残しますから、あとで折り返せばいい。

費用はゼロ、今日できます。

固定電話をどうしても外せない親なら、まずこれです。

2つ目、70歳以上ならナンバー・ディスプレイとナンバー・リクエストが無償です。

NTT東日本・西日本が2023年5月から、70歳以上の契約者または70歳以上と同居する契約者を対象に月額利用料と工事費を無償にしています(2026年9月時点で両社の公式ページに掲載中。申込制で、年齢確認の書面を求められる場合があります)。

ナンバー・リクエストは、非通知の相手に「番号を通知してかけ直してください」と機械が応答するので、非通知の電話はそもそも鳴りません。

電話1本で申し込めます。

・NTT東日本:

特殊詐欺犯罪の防止に向けた取り組みについて(NTT東日本公式)

特殊詐欺対策ダイヤル 0120-722-455(平日9時〜17時)
・NTT西日本:

NTT西日本が特殊詐欺対策をサポートします(NTT西日本公式)

特殊詐欺対策ダイヤル 0120-931-965(平日9時〜17時)
・東西どちらか分からない、番号の再確認をしたい場合:

警察庁SOS47「固定電話の対策」ページ

に両社のダイヤルがまとまっています
・実家がコラボ光(大手キャリアの光サービスなど)の場合、無償化の申し込み先はNTTではなく契約している事業者です。

まず契約先に電話してください。

3つ目、録音警告付きの電話機か、後付けの録音機。

呼び出し音が鳴る前に「迷惑電話防止のため録音します」と流れる機械です。

自治体が購入補助や無償貸与をやっているところがあるので、お住まいの市町村名と「迷惑電話 補助金」で検索して、市町村に1回確認してください。

制度は自治体ごとに違います。

4つ目、国際電話の利用休止。

固定電話・ひかり電話が対象で、Webでも電話でも郵送でも申し込めて無償です。

発信も止まる仕様なので、海外にかける用事がある家は確認を。

再開は電話のみで受け付けています。

・Web申し込み:国際電話不取扱受付センター(公式)
・電話申し込み:0120-210-364(通話料無料。オペレーター案内は平日9時〜17時、自動音声は土日祝も24時間)
・郵送は同センターから申込書を取り寄せて返送。最寄りの警察署でも申し込みの支援をしています
・手順の詳細は

海外からの詐欺電話を完全ブロックする方法

に書いています

5つ目、親のスマホには警察庁の推奨アプリ。

警察庁が基準に適合すると認定した無料アプリで、国際電話番号の一括遮断(Androidのみ)や、警察が把握した犯行利用番号の遮断・警告ができます。

2026年9月時点で認定されているのは「詐欺対策 by NTTタウンページ」と「トレンドマイクロ 詐欺バスター Lite」の2つ。

機能に大きな差はないので、どちらでも構いません。

偽アプリがあるので、必ず下の警察庁ページのリンクからApp StoreかGoogle Playに進んでください。

・警察庁推奨アプリ 特設ページ(警察庁公式・ダウンロードリンクあり)

それでも一番効くのは「出ない」ことです。

できれば固定電話そのものの解約。

それが無理なら上の5つ。

もし契約してしまっていたら、光回線は初期契約解除制度の対象で、契約書面が届いた日を1日目として8日目までに書面で解除を伝えれば、違約金なしで解除できます。

事務手数料や使った分の通信料、工事費などの実費は残ります(出典:国民生活センター2026年7月公表資料)。

迷ったら消費者ホットライン188です。

制度の説明と相談事例は

国民生活センターの公表資料(2026年7月1日)

にまとまっています。

担当者と話し合わない。

窓口を上に上げる。

保険の解約と同じです。

親への伝え方と、義理の両親の家で実際にやったこと

伝え方を間違えると親は向かってきます。

「最近しっかりしてないんだから」と言われたら、昔「しっかりしなさい」と言っていた側ですから、そりゃ反発します。

言うなら「お母さんのことが心配だから」。

これだけです。

僕は妻の両親の家で、固定電話を解約してくださいとは言いませんでした。

義理の息子がそれを言うのはおこがましい。

代わりに「国際電話がかかってこない設定をしていいですか」と聞いたら、信頼して「いいよ」と言ってくれたので、その場でやりました。

携帯に変な電話がかかってきて出ちゃうと言うので、「最初からかかってこないようにしておいた方が楽だよね」と言って、スマホを借りて警察庁の推奨アプリを入れました。

ポポポンと押して終わり。

「もう終わったの」と言われました。

知らない番号は出ないでねと言ったら「わかった」。

それだけです。

信頼を増やすためにやる必要はありません。

周りの人が騙されていると、単純に悲しい。

それだけの理由でいいと思います。

まとめ:会わない、聞かない、近づかない

光回線のトラブルは2年連続で増えていて、原因は代理店の多層構造。

営業マンは販売のプロで、向こうから来る話にロクなものはない。

そして狙われているのは、知らない番号に出なくなったあなたではなく、平日の昼に固定電話のそばにいる親です。

トラブルを防ぐ一番の方法は、会わない、聞かない、近づかない。

これは通信も金融も同じです。

今日やることは一つ。

実家の固定電話を、留守番電話にしてください。

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守るちから

※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。

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▶ 保険からの卒業
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hanatsuburepaguo
はじめまして、鼻つぶれぱぐ男です。 「一人でも多くの人がお金に困らない人生を送れるように」をコンセプトに、新NISA・インデックス投資・固定費削減・保険の見直しなど、シンプルで再現性の高いお金の話を発信しています。 40歳でアーリーリタイアを達成。難しい金融知識ではなく、普通の人が実践できる方法にこだわってお伝えしています。ブログ・YouTube・音声配信・noteでも情報発信中です。ぜひあわせてご覧ください!
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