AIを使わない人は損をします。半引退者が1日で仕組みを作った話
AIを使わない人は損をします。半引退者が1日で仕組みを作った話
結論から言います。
AIは産業革命です。
使えるうちに使い倒し、効率化で生まれた時間とお金を、手数料の低いパッシブ投資へ回す。
これが今いちばん割のいい行動だと、私は断言します。
先日、当時の最上位AI「Claude Fable 5」が登場し、私は実際に手を動かしました。
何ができて、何ができなかったのか。
盛らずに、事実ベースで残しておきます。
AIの頭脳には「松竹梅」があります
ご存じない方も多いのですが、同じAIでも性能には段階があります。
カレー作りに例えると分かりやすいです。
一番下が「Haiku(ハイク)」。
とにかく速いのですが、深くは考えません。
頼めば猛スピードで作ってくれるものの、周りはびちゃびちゃ、中は生焼け、ときにはカレーですらないものが出てくる感覚です。
次が「Sonnet(ソネット)」。
指示されたカレーは作りますが、言われた作業に没頭して洗い物は後回し。
味の詰めが甘く、頼んだものと少しズレることもあります。
そのうえが「Opus(オーパス)」。
今はOpus4.8まで進化した、現役の主力です。
「ビーフカレーでいいですか?」と少し確認し、洗い物まで気を利かせてくれる。
指示の周辺まで面倒を見てくれる賢さがあります。
そして今回の「Fable 5」。
ここが決定的に違いました。
推論して先回りするのです。
「普段はチキンを召し上がっていますが、今日はビーフでいいですか?」と、こちらの過去の傾向まで踏まえて提案してくる。
人間に近い気の回し方でした。
一言で言えば、頭がめちゃくちゃいい。
これが率直な感想です。
大事なのは、すべてに最上位を使う必要はない、という点です。
私自身、量産したい軽作業は手早いモデルに、設計や分析は賢いモデルに、と使い分けています。
作業に合わせて道具を選ぶ。
これだけで、ムダなく速く進みます。
高い道具を使うこと自体が目的ではありません。
目的は、いい仕事を速く終えて、自分の時間を取り戻すことです。
最上位AIは、たった3日で使えなくなりました
ところが、この最強の道具「Fable 5」はすぐ手元から消えました。
6月9日に登場し、登場直後はしばらく無料で試せる窓もあったので、私は迷わず飛び込みました。
試して損はない、と判断したからです。
ところが3日ほど夢中で使い倒した直後の6月12日、米国政府の輸出規制でアクセスが停止。
外国籍の私は、以後この最上位モデルを使えなくなりました。
ここに大事な教訓があります。
便利な道具ほど、いつ使えなくなるか分かりません。
外部サービスの仕様は、予告なく変わる前提で組むべきです。
だから私は、普段使いのオーパスとソネットに重心を戻しました。
一つの道具に賭けすぎない。
これは投資とまったく同じ発想です。
一点賭けは、外れたときに取り返しがつきません。
AIも資産も、分散と「壊れにくさ」を優先する。
半引退の暮らしを守るうえで、これは外せない基本だと考えています。
AIに任せたら、1日・無料で「仕組み」が立ち上がりました
その窓「Fable 5」でいちばんきれいに進んだのが、計算機サイトです。
新NISAで積み立てたお金を、何歳から取り崩すか。
その積立から出口戦略までを、一本の連続したグラフで見られるシミュレーターを作りました。
気になる方は新NISAのつみたてと取り崩しをシミュレーターで試算してみると、クリックしてみてください。
取り崩し期は、多くの人がいちばん不安になる局面です。
「貯めた山を、何歳から、いくらずつ取り崩せば足りるのか」。
世の中のシミュレーターは「積み立てる側」だけのものが多く、取り崩しまで一連でつながったものは多くありません。
そこを数字とグラフで見えるようにするだけで、漠然とした不安はかなり減ります。
だからこそ、届ける価値があると判断しました。
年齢や月々の積立額など数項目を入れるだけで、ボタン操作なしに結果が自動でつながります。
置き場は費用ゼロのサービスを使い、設計から公開まで実質1日で形になりました。
もちろん一発で完璧、とはいきません。
最初の版はグラフがおかしく、使い物にならない部分もありました。
そこを私が実際に触り、違和感を一つずつ指摘して作り直す。
「AIに作らせて、人間が触って直す」。
この往復だけで、新しい道具がタダで立ち上がる。
一度で完成させようとしないことも、AI活用のコツです。
今はブログとnoteの関連記事から、このシミュレーターへご案内しています。
読んでいる方が、自分の数字で将来を確かめてから動ける。
それが、このサイトの役割です。
AIに棚卸しさせたら、800記事と「隠れた事故」が出てきました
次は地味ですが、いちばん効いた改善です。
私はブログ記事を800本ほど積み上げてきました。
これを人力で全部見直すのは不可能です。
そこをAIに一括で点検させました。
内容がかぶった古い記事を統合し、最新の情報へ更新していく。
一人なら一生かかる作業が、まとめて前に進みました。
古い記事を放置すると、読者を迷わせるだけでなく、検索でも自分の記事どうしが食い合ってしまいます。
だから、かぶった記事は思い切ってまとめる。
これは記事を増やすより、ずっと効く整理です。
さらに、思わぬものが出てきました。
音楽配信まわりの自動化を点検させたところ、仕組みが無言で壊れていて、上げていた約70本のうち大半が「同じような曲」の重複だったのです。
気づかないまま、似た曲を量産し続けていました。
完全な隠れ事故です。
発見できたから、不要なぶんを取り下げ、仕組みそのものを直せました。
ただし、私は全記事に機械的に手を入れることはしません。
効く記事だけに絞ります。
半引退の生き方を削ってまで、量産競争に乗るつもりはないからです。
収益は最大限追いますが、生き方のほうが上です。
そしてここで一番伝えたいのは、AIの「できました」を鵜呑みにしないことです。
上位モデルでも、誤った報告は起こります。
必ず実物とログで確認する。
直すときは、足すより引く。
複雑な自動化より、壊れにくい引き算の設計を選ぶ。
これが個人で長く回していくコツです。
浮いた時間とお金は、迷わずパッシブ投資へ
ここまでの話は、最後の一点に集約されます。
AIで効率化し、生まれた時間とお金を投資に回す。
その投資は、手数料を抑えたパッシブ(インデックス)で淡々と。これに尽きます。
パッシブが強いのは、余計な手数料を払わないからです。
手数料は確実に取られるマイナス、リターンは不確実なプラス。
だから、まずコストを下げる。
これは固定費削減とまったく同じ考え方です。
固定費を削って生まれた余剰を、そのまま積立に回す。
地味ですが、これが一番堅いやり方です。
しかも手数料は、長く持つほど効いてきます。
わずか数パーセントの差でも、二十年三十年という時間で見れば、最終的な金額を大きく左右します。
だから私は、全世界株のインデックスを淡々と。
これが半引退の土台になっています。
正直、投資にアクティブになっている暇はありません。
中東情勢、話題のIPO、FRBの利上げ。
先のことは誰にも分かりません。
一つひとつのニュースに振り回されるより、今ある時間を効率よく使って現金を作り、その資金を黙々と積み立てる。
場面によっては、勉強よりも資金量がものを言います。
そしてAIで時間が空けば、お金以外も豊かになります。
家のことを手伝う余裕が生まれ、家族からの信頼も積み上がっていく。
お金も時間も、効率化の先にあるのは「安心して暮らせる毎日」です。
この1週間で、私の中ではっきりした原則
最後に、今回ではっきりした原則を四つ残します。
一つ、AIの「できました」は鵜呑みにしない。
必ず実物とログで確かめる。
二つ、自動化は足し算より引き算。
壊れにくさを最優先にする。
三つ、外部サービスの仕様は、予告なく変わる前提で組む。
四つ、収益より生き方が上。
「全部はやらない」という線引きを、毎回ちゃんと入れる。
この四つは、そのままインデックス投資の心構えにも重なります。
一点に賭けず、手数料を抑え、淡々と続け、自分の生活を壊さない。
道具が変わっても、この芯はぶれません。
だからこそ、使える道具は今日から使い倒してください。
一歩を踏み出すかどうかで、五年後は確実に変わります。
※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。
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