資産運用EXPOに行くべき?銀行と大手証券がいない3つの理由
資産運用EXPOに行くべき?銀行と大手証券がいない3つの理由
「資産運用EXPOって、行ってみる価値があるのかな?」そう迷っている方へ、先に結論をお伝えします。
お金に困らない人生を目指すなら、行かなくて大丈夫です。
むしろ、行かないほうが安全だと私は考えています。
今回は、日本最大級をうたう資産運用イベントに「なぜ銀行や大手証券会社がほとんどいなかったのか」という切り口から、その理由をお話しします。
結論:資産運用EXPOには行かなくていい
資産運用EXPOは、東京で開催された大規模な資産運用イベントです。
SNSでもトレンド入りするほど話題になりました。
ただ、私の結論は「行かなくていい」です。
理由はシンプルで、行くと気持ちが高ぶってしまうからです。
会場の熱気に当てられると、「早くお金持ちにならなきゃ」と焦りが生まれます。
この焦りこそが、不要な金融商品に手を出してしまう入り口になります。
お金に困らない人生は、焦りからは生まれません。
むしろ、淡々と続けることでつくられていきます。
だからこそ、わざわざ自分から気持ちが揺れる場所に近づく必要はない、というのが私の考えです。
実際、私自身もこのイベントには行っていません。
それでも資産形成はオールカン1本で淡々と進められています。
派手な情報源がなくても、お金に困らない人生は十分につくれるのです。
なぜ銀行と大手証券は資産運用EXPOにいなかったのか
ここがいちばんお伝えしたいポイントです。
日本最大級をうたうイベントなのに、出店者を見ると、銀行や大手証券会社といった金融機関がほとんどいなかったといいます。
代わりに目立っていたのは、不動産業者、セミナー会社、アンティークコイン、ダイヤモンド、ウイスキーの樽、ミニカーなど、「実物資産」をうたう出店者でした。
資産形成のコアには据えにくいものが、多く並んでいたわけです。
では、なぜ大手の金融機関はいなかったのか。
私なりに、理由は3つあると考えています。
1つ目は、審査の薄いイベントで「その他大勢」と一緒にされたくないからです。
このイベントは出店料さえ払えば、ほぼ審査なしで出られるといわれています。
玉石混交の場に並べば、長年かけて築いた看板まで同列に見られかねません。
2つ目は、そもそも集客のために出店する必要がないからです。
誰もが知る銀行や証券会社は、すでに「信頼の看板」を持っています。
看板がない事業者ほど、高い出店料を払ってでも人を集めに来る。
逆に看板がある会社は、わざわざ出る動機が薄いのです。
3つ目は、トラブルに巻き込まれたくないからです。
仮に同じ会場の別ブースで強引な勧誘や問題が起きれば、「あそこも出店していた」と一緒にされかねません。
ブランドを守る立場なら、最初からその場にいないほうが安全です。
この3つを裏返すと、会場で前のめりに声をかけてくる相手ほど、看板を持たない事業者である可能性が高い、ということになります。
看板のある会社が来ない場所には、看板のない事業者が集まりやすい。
これは資産運用EXPOに限らず、無料イベント全般に共通する見方です。
「実質無料」のイベントが成り立つ理由
資産運用EXPOは、来場者は無料で入れるイベントです。
ですが、世の中に本当の無料は存在しません。
イベント側は、出店者にブース(区画)を売ることで運営が成り立っています。
出店者は高い出店料を払い、それを回収するために、会場で必死に商品を売ります。
無料で入れる人をたくさん集め、その中の数人と契約できればいい。
そういう厚利少売のビジネスモデルなのです。
これは宅配便の「送料無料」と同じ理屈です。
配達員がタダで荷物を運ぶわけがありません。どこかに必ず費用は乗っています。
無料セミナー、無料相談、無料診断、無料見積もり。
「無料」と聞いて飛びつくと、たいてい裏側で別の費用がかかってきます。
私はこのチャンネルを無料で配信していますが、それでも皆さんの「時間」をいただいています。
自分の時間単価を意識すると、その時間を何に使うべきかが見えてきます。
無料という言葉ほど、いったん立ち止まって考えたいものはありません。
では、どうすればいいか。
「無料」という言葉を見たら、「誰が、どこで、どうやって費用を回収しているのか」を一度だけ考えてみてください。
その答えがすぐに浮かばないものほど、距離を置いたほうが安全です。
金融営業マンは「金融のプロ」ではなく「販売のプロ」
今日いちばんお伝えしたい格言がこれです。
金融営業マンは、金融のプロではありません。「金融商品を販売するプロ」です。
私は保険業界で15年、営業の現場にいました。
だからこそ、業界の構造を内側から見てきました。
手数料の高い商品ほど熱心にすすめられ、初心者ほどその流れに乗ってしまう。
そういう仕組みが、構造としてできあがっているのです。
分かりやすい例が、昔からよくある保険の外交員さんです。
立派なビル、定期的に届く菓子折り、きれいなスーツや腕時計、いい車。
これらの費用が、どこから出ているのかを一度考えてみてください。
その多くは、契約者が払う保険料、つまり手数料の中から生まれています。
誤解しないでいただきたいのは、私は個々の営業担当者を悪者にしたいわけではない、ということです。
彼らも生活がかかっていますし、感じのいい方もたくさんいます。
問題なのは個人ではなく、手数料の高い商品ほど売り手が潤いやすい「業界の構造」のほうです。
だからこそ、目の前の人の人柄ではなく、その商品の中身とコストを見る習慣が大切になります。
そして、この構造はSNSの投資インフルエンサーにもそのまま当てはまります。
彼らがある証券口座や商品をすすめるのは、あなたのためではなく、申し込まれると紹介料という利益が入るからです。
「有名な人がすすめているから安心」という発想こそ、いちばん避けたい考え方です。
仮に損をしても、誰も責任は取ってくれません。
資産運用EXPOという「大きな器」も、構造は同じです。
器が立派でも、中身まで良いとは限らない。
そこを見極めるのは大変ですから、最初から近づかないのが賢明だ、というのが私の結論です。
資産形成の答えはオールカンのインデックス投資でいい
ここまで読んで、「じゃあ何をすればいいの?」と思われたかもしれません。
答えは、とてもシンプルです。
投資はパッシブでいい。
具体的には、全世界株(いわゆるオルカン)のインデックス投資で十分です。
世界経済全体に幅広く分散して長期で持つだけなので、特別な知識も、毎日値動きを追う手間もいりません。
続けやすいことこそ、最大の強みです。
投資にアクティブな派手さを求めると、かえって失敗しやすくなります。
投資はパッシブ、ビジネスはアクティブ、ギャンブルはネガティブ。
この区別を忘れないでください。
資産形成の途中なら、なおさらオルカン1本で問題ありません。
実際に毎月いくら積み立て、将来どのくらい取り崩せるのかは、頭で考えるより数字で見たほうが腹落ちします。
気になる方は新NISAのつみたてと取り崩しをシミュレーターで試算してみると、焦って商品に飛びつく必要がないことが実感できるはずです。
ある程度資産がたまった後は、ゴールドなどの王道資産を、現物ではなくETFで少し組み込むのも選択肢です。
ただ、これはあくまで土台ができてからの話です。
まずはオルカンを淡々と続けることが先決です。
いろいろな人の意見に触れたいなら、リベシティのようなコミュニティがおすすめです。
私自身、資産形成の考え方の原点は両学長(リベラルアーツ大学)から学びました。
特定の商品に課金させるのではなく、多様な意見が集まる場で学ぶ。
それが遠回りに見えて、いちばんの近道です。
最後にもう一度お伝えします。
資産運用EXPOのようなイベントは、どこに罠があるか分からないからこそ、近づかないことが最大の防御です。
投資に正解はありませんが、「最低限これは外さない」という最低解はあります。
オルカンを淡々と、無料の言葉にはいったん立ち止まる。
これだけでも、お金に困らない人生はぐっと近づきます。
※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。
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