音楽もコードも分からない僕がAIだけで3時間BGM動画を自動化した話
音楽もコードも分からない僕がAIだけで3時間BGM動画を自動化した話
コードも音楽も分からない僕でも、AIと対話するだけで全部できました
結論から言います。
プログラミングの知識ゼロ、音楽の知識もゼロの僕が、AIと対話するだけで「AIで曲を作る→3時間のBGM動画に仕上げる→YouTubeに上げる」という流れを、ほぼ全自動で組めました。
今日いちばん伝えたいのは、AIは産業革命だということです。
今回はYouTubeのBGM動画を題材にしますが、別に皆さんにBGMをやってほしいわけじゃありません。
「コードも書けない、音楽も分からないおっさんでもここまでできるんだから、あなたにもできますよ」——
これが本当に言いたいことです。
僕の発信を聞いてくれているのは40代、50代、60代の方が多いです。
だからこそ「私でもやれるじゃん」と思ってもらえたら嬉しい。
今日はできるだけ具体的に、あとから誰かが再現できるように工程を書いていきます。
実は、今回のYouTube BGMには前日譚があります。
もともと僕は、AIで作った曲を別名義で世界配信していました。
その全工程は別の記事にまとめてあるので、あとで紹介します。
今回の話は、その仕組みをYouTube向けに横展開したものだと思ってください。
使う道具は3つだけです
仕組みはシンプルで、登場する道具は基本3つだけです。
ひとつ目が「Suno(スノー)」。
テキストで指示するだけで曲を作ってくれる、AI音楽生成サービスです(https://suno.com/)。
無料プランもありますが、ぜひ有料で。
ふたつ目が「Claude Code」。
これは僕の秘書役であるClaudeに、自動化のプログラムを書いてもらうための道具です。僕自身はコードを1行も書いていません。
みっつ目が「YouTube」。
作った動画を上げて、再生数に応じた広告収益を得る場所です。
今回はここに3時間のBGM動画を上げていきます。
つまり今回の主役は、Sunoで曲を作り、Claude Codeで自動化し、YouTubeに上げる——この3つの組み合わせです。
ステップ1:Sunoで曲を作る
まずはSunoで曲を作ります。
やることは、作りたい曲の雰囲気をテキストで指示するだけ。
「穏やかなピアノ、睡眠用、ゆったりしたテンポ」のように伝えると、AIが数十秒で曲を生成してくれます。
あとは気に入ったものをストックしていく、その繰り返しです。
楽器を演奏する必要も、楽譜を読む必要もありません。
僕は曲をたくさん作るのでProプランを契約していますが、まずは無料プランで触ってみるのがおすすめです。
ひとつ大事な注意点があります。
Sunoには得意な音と苦手な音があるんです。
最初は雨の音や雷の音といった自然音を入れようとしたのですが、これがまったく入らない。
AIに聞いても「自然音は苦手かもしれません」と。
そこでピアノなどの楽器系に切り替えたら「それは得意です」と返ってきました。
最終的に、Sunoが得意とする楽器系の音域で6ジャンルを作りました。
AIにも得意・不得意があるので、そこは対話しながら見極めるのがコツです。
SUNOへの指示文書も全部ClaudeAIに書いてもらえばOK!
ステップ2:3分の曲を3時間動画にする
睡眠用のBGMなので、動画は長ければ長いほどいい。
寝ている間ずっと流してもらうために、3時間という長さにしました。
作り方はこうです。
3分くらいの曲を10曲作ると、だいたい30分。
それを6回つなげれば3時間になります。
これをひとつの動画に仕上げて、静止画のサムネイルを乗せればBGM動画の完成です。
ここで最初の壁にぶつかりました。
3時間分を丸ごと一気に作ろうとしたら、PCが落ちたんです。
1時間経っても2時間経っても書き出しが終わらない。
データが重すぎたんですね。
そこで「短い曲をたくさん作って、後でつなぐ」やり方に変えたら、安定して動くようになりました。
最初から長尺で作ろうとせず、小さく作って積み上げる。これが大事でした。
ステップ3:Claude Codeで全部を自動化する
ここが今回いちばん伝えたいところです。
「曲を生成する→3時間につなぐ→サムネイルを作る→背景画像を用意する→動画として書き出す」。
この一連の流れを、Claude Codeにお願いしてひとつのプログラム(パイプライン)にまとめてもらいました。
デスクトップのボタンをダブルクリックするだけで、あとは全部自動です。
手はほとんど動かしていません。
具体的な流れはこうです。
1. Suno AIで、ジャンル別に用意したボタンを押す。すると、そのジャンルの曲が自動でどんどん生成されていきます。
2. 生成された曲は、自動でひとつのフォルダに溜まっていきます。いちいち「こういう曲調で」と指示し直す必要はありません。
3. ある程度曲が溜まったら、デスクトップに置いたBOT(一発で動画を作るプログラム)をダブルクリック。
4. すると、溜まった曲を自動でつないで、3時間分の長編BGM動画が一発で書き出されます。
つまり僕がやるのは、ボタンを押すことだけ。
曲調を毎回入力する手間も、曲を1曲ずつつなぐ手間もありません。
ジャンル別ボタンで曲を溜めて、最後にBOTを押せば長編動画ができあがる——
この形にしてもらいました。
繰り返しますが、僕はコードが書けません。
それでも組めたのは、Claudeに「こういうことを自動でやりたい」と日本語で伝えるだけでよかったからです。
もちろん、一発ではできませんでした。
何度も壊れました。
たとえば、使っているサービスの画面が急にリニューアルされて、自動化が空振りするようになる。
皆さんも経験ありませんか?
いつも見ていた証券口座のサイトが急に新しくなって、どこに何があるか分からなくなるやつ。
あれと同じで、動いていたものが相手の都合で急に壊れるんです。
そういうときも、AIにエラーの状況を見せて「直して」と伝えれば、原因を特定して直してくれます。
正直、一人だったら間違いなく途中で詰んでいました。
ひとつコツがあります。
AIは中立な立場なので、丸投げすると当たり障りのない答えしか返ってきません。
だから僕は、すでに成功している人の記事をたくさんAIに読み込ませました。
「こうやって解決した人がいるよ」と先人の知恵を渡したうえで、自分の考えも伝える。
そうすると、AIがいいとこどりをして最適解を出してくれます。
AIは敵ではなく、最強の相棒です。
ステップ4:できた動画をYouTubeに上げる
あとは、書き出した3時間の動画をYouTubeに上げるだけです。
手順はシンプルです。
YouTube Studioを開いて「作成」→「動画をアップロード」と進み、できあがった動画ファイルを選びます。
あとはタイトル、説明欄、サムネイルを設定していくだけ。
サムネイルは前に話したとおり、1ジャンルにつき1枚を使い回すので、ここも迷いません。
ひとつ忘れてはいけないのが、アップロードの途中で出てくる「これはAIで作られたコンテンツですか?」という確認です。
AIで作った曲を使っているので、ここは正直に「はい」を選んでおきます。
後ろめたいことは何もないので、きちんと開示しておくのが安心です。
あとは公開設定を選んで完了。
これで世界中の人が、あなたのBGM動画を聴けるようになります。
1本上げるのにかかる時間は、慣れれば本当にわずかです。
もう一度、言います!
わからないことはすべて、ClaudeAIに相談役になって聞けばいいです。
世界配信の全工程は、別記事にまとめています
冒頭で触れた「前日譚」がこれです。
YouTube BGMを始める前、僕は同じSuno+Claude Codeの仕組みで、AIの曲を世界に配信していました。
そこで使ったのがDistroKid(ディストロキッド/https://distrokid.com/)という配信代行サービスです。
年額制で何曲でも配信でき、収益は100%自分に入る。
しかも生成AIの曲を配信できる数少ないサービスのひとつです。
これを使えば、レコード会社を通さなくても、個人でSpotifyやApple Musicなど世界150以上のサービスに曲を届けられます。
その全工程、実際にかかった費用、つまずいた失敗まで正直に書いた記事があります。
『音楽センスゼロの僕がAIでBGMを作り世界配信した全工程|Suno×Claude Codeで自動化』
今回のYouTube BGMは、この世界配信の仕組みをYouTube向けに作り直したものです。「AIで作った曲を、そもそもどうやって配信するの?」というところが気になった方は、先にそちらを読んでもらうと全体像がつかめると思います。あわせてどうぞ。
一番ビビったのが「著作権の申し立て」
ここからは、あまり他の記事に書かれていない話です。
動画を公開した瞬間、大手の音楽会社から片っ端から著作権の申し立てが来ました。
最初は「え、ヤバいんじゃないの?」と本気で焦りました。
でも、これはストライク(チャンネルが消されるやつ)とは全く別物です。
AIで生成した曲は、世界中の似たような曲と音響的に偶然かぶってしまう。
特に睡眠系は世界中が量産しているので、機械が自動でかぶりを検出して、申し立ててくるんです。
チャンネル自体は無傷。
収益の一部が相手に行くだけです。
最初に勘違いしていたことがあります。
3時間の動画のうち10分や15分だけ申し立てされても、残りの収益はこっちに入ると思っていました。
でも実際は、ほとんどの部分で著作権を主張されてしまうと意味がなくなる。
ここは正しく理解しておいた方がいいです。
申し立てとは戦わない、という結論
最初の4本は、AIに「あなたは間違っていないから異議申し立てしましょう」と言われて、その通りにやりました。
でも、全部来るんですよ。
一個剥がしても、別の曲がまた申し立てされる。
無理ゲーです。
しかも大手が「いや、うちが合っています」と押し返してきて、AIも「戦う相手を間違えました」と。
これはキリがないと判断しました。
ちなみに、異議申し立てを出して相手が30日間反応しなければ、収益はこちらに戻ってきます。
ただ、それを一本一本やっていたら日が暮れます。
実際、収益化に成功している先人の記事を読むと、みんな申し立てを剥がすことに労力を使っていません。
それより再生数を伸ばすことに集中している。
なので僕も方針を変えました。
申し立てはスルー。
とにかく当たる動画を探す。
収益化が見えてきたら、その当たった動画だけ、かぶっていないクリーンな曲で作り直す。これでいきます。
最初に戦う相手を間違えていた、というのが正直な反省です。
ジャンルは「睡眠」に絞りました
最初は5ジャンルくらい作ろうとしていました。
癒し系とか、いろいろです。
でも調べていくうちに「聞く人がバラバラになるから、ターゲットを絞って一本化した方がいい」と分かってきました。
勉強する時間より寝る時間の方が長いですし、睡眠系は一度流すと長く聞いてもらえる。
視聴時間が伸びるんですね。
だから思い切って「睡眠」に絞りました。
リサーチで分かったのは「サムネイルが8割」ということ。
BGMは中身の差がつきにくいので、見た目で選ばれます。だからサムネイルにはこだわりつつ、あとはとにかく本数を出して、当たりを探す。
これに尽きます。
細く長く、5年10年で跳ねればいい
正直、簡単に稼げるとは思っていません。
競合だらけですから。
月5万円くらい稼げたら御の字だなと思っています。
ただ、BGMって面白くて、1〜2年じゃなく5年10年寝かせていたら、あるときポーンと跳ねることがあるんです。
だから今は焦らず、作れるだけ作って淡々と置いておく。
それくらいの気持ちでやっています。
聞きたい人が無料で良い音楽を聞けて、僕には再生数で少し収益が入って、というのは三方良しのビジネスです。
皆さんから直接お金をいただくつもりはありません。
伝えたいのは「あなたにもできる」ということ
今回いちばん良かったのは、プログラミングを知らなくても、AIと対話するだけで本格的な自動化を組めたという経験そのものです。
何度も壊れましたが、一人では絶対に無理だったことが形になりました。
「こんなことが自分にできるんだ」という自信にもつながります。
AIは敵ではありません。
可能性を広げてくれる相棒です。
「やってみたいな」と思った方は、ClaudeでもChatGPTでも、使っているAIに「やり方の手順を教えて」と聞けば、ちゃんと教えてくれます。
難しく考えず、まずは自分の好きな使い方でガンガン使ってみてください。
きっと人生が面白くなりますよ。
※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。
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