日本人だから日本株を応援買いしてる人が見逃している3つの落とし穴
日本人だから日本株を応援買いしてる人が見逃している3つの落とし穴
結論:「日本人だから日本株を応援したい」はコア投資の理由にならない
最初に結論です。
日本人であることを理由に、日本株をコア投資のメインに据えるのは危険な発想です。
サテライト(遊び枠)として少額で持つのは問題ありません。
ぱぐお自身も日本株の個別株を保有しています。
でもその理由は「応援したいから」ではありません。
今日はここをはっきりさせます。
今日の格言はこれです。
投資はパッシブ、ビジネスはアクティブ、ギャンブルはネガティブ
この格言の意味が腑に落ちると、日本株との正しい付き合い方が見えてきます。
ぱぐおも日本株の個別株を持っています。でも理由が全然違います
ぱぐおが日本株の個別株を長期保有している目的は一つです。
日本円の私的年金を作るためです。
海外インデックス(オルカン)で積み上がる資産はドル建てです。
でも将来の生活費は日本円で払います。
だから日本円ベースの配当収入も一定量持っておきたい。
それがシンプルな理由です。
応援したいからではなく、ポートフォリオの設計上の必要として持っています。
なぜ日本の高配当株ETFを選ばないのか:ぱぐおファンド誕生の背景
「日本円の配当収入が目的なら、日本の高配当株ETFを買えばいいのでは?」
そう思う方もいると思います。
でもぱぐおが日本の高配当株ETFを選ばない理由があります。
正直に言うと、入れてほしくない企業がたくさん混入しているからです。
- 財務が優良とは言えない企業が含まれている
- 連続増配を続けていない、または減配した企業が含まれている
米国にはVYMやHDVのような「財務優良・連続増配銘柄の詰め合わせ」と言えるETFがあります。
でも日本にはそれに相当するものが存在しません。
だから仕方なく、自分で作っています。
それがぱぐおファンドです。
ぱぐおファンドの銘柄選定3条件
ぱぐおファンドに組み込む銘柄を選ぶ基準は3つです。
条件①:財務優良かつ連続増配(または安定配当)の中小型株
財務が脆弱な企業は、不況時に減配・無配に転じるリスクがあります。
私的年金として使いたいなら、配当の安定性は最低条件です。
ポイントは「高配当」ではなく「連続増配」を重視していること。
今の配当利回りが1〜1.5%でも構いません。
将来にわたって配当が増えていくことが大切です。
条件②:日常的に自分が使っている企業
普段自分が利用しているサービスや商品を提供している企業は、事業の実態がイメージしやすいという利点があります。
条件③:業務内容が理解できる業種
事業内容が複雑すぎてよくわからない企業には投資しません。
何をやっているかわからない会社の株を持っていても、判断軸が持てないからです。
なぜ中小型株か:オルカンが拾えない部分を補完する
ぱぐおのポートフォリオのコアはオールカントリー(オルカン)とゴールドです。
オルカンは現在約2,480銘柄に分散投資しており、世界の大型株・中型株を幅広くカバーしています。
しかし、日本の中小型株はオルカンに入っていません。
そこが狙い目です。
オルカンが拾えていない優良な日本の中小型株を、特定口座のコア枠として少額ずつ分散して保有する。
これがぱぐおファンドの発想です。
1社が仮に倒産してもダメージが最小限になるよう、少額・分散で保有しているのがポイントです。
個別株投資はアクティブ投資です
ここは多くの人が見落としています。
個別株投資はアクティブ投資です。
自分の好きな銘柄だけを選んでポートフォリオを組むのは、プロのファンドマネージャーがやっていることと本質的に同じです。
それを自分でやっているというだけで、行為そのものはアクティブ運用です。
「投資はパッシブ」が基本原則である以上、個別株投資はやる必要はありません。
ぱぐおが個別株をやっているのも、理想的なETFが日本市場に存在しないためやむを得ずやっているという面があります。
低コストで良いETFがあれば、迷わずそちらを選びます。
新NISAで月15万円未満の人はまずオルカンを積み立てる
個別株の話をすると「私もやってみようか」と思う方がいるかもしれません。
でもその前に確認してほしいことがあります。
新NISAの積立は進んでいますか?
新NISAの非課税枠(生涯投資枠1,800万円)を月5万円の積立で埋めようとすると、30年かかります。
それだけ長い時間軸の話です。
月15万円以上の余力がない人は、まず新NISAでオルカンを積み立てることを最優先にしてください。
コア投資でパッシブ運用が固まっていない状態で個別株投資を始めるのは、土台のない建物に装飾を加えるようなものです。
順番を間違えないようにしましょう。
日本を「本当に応援」したいなら、株を買う前にやることがある
最後に一番大事な話をします。
日本の経済を本当に応援したいなら、株を買うよりも効果的な方法があります。
あなた自身がビジネスでアクティブに働くことです。
格言を思い出してください。「ビジネスはアクティブ」です。
日本企業で働く、日本のサービスを使う、家族と旅行に行く、地域のお店でお金を使う。
そういった日常のアクティブな行動が、お金を社会に循環させ、日本の経済を動かしていきます。
また、オルカンにも日本株は数パーセント含まれています。
オルカンを積み立てることで、少額ながら日本企業にも投資していることになります。
自分がお金に困らない状態を作る。
そしてその安定した状態から、価値観に合う消費でお金を回していく。
それが本当の意味での日本への貢献だとぱぐおは思っています。
まとめ:格言をもう1回覚えて帰ってください
今日のまとめです。
- 「日本人だから日本株を応援」はコア投資の理由にならない
- ぱぐおが日本株個別株を持つ理由は「日本円の私的年金作り」
- 日本の高配当株ETFは入れたくない銘柄が混入するためパス→ぱぐおファンドを自作
- 銘柄選定3条件:①財務優良・連続増配 ②日常使用企業 ③業務内容が理解できる
- 中小型株はオルカンが拾えない部分を補完するために選ぶ
- 個別株投資はアクティブ投資。基本はやらないのが正解
- 新NISAのオルカン積立を最優先に(月5万でも枠埋めに30年かかる)
- 日本を応援したいなら、アクティブに働きお金を使うことが最大の貢献
投資はパッシブ、ビジネスはアクティブ、ギャンブルはネガティブ
この格言を軸に、無理なく長続きする資産形成をしていきましょう。
※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。
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