デイトレ若者の64%が敗者自認|この報道が出る今、積立は止めない
デイトレ若者の64%が敗者自認|この報道が出る今、積立は止めない
毎日株を売買している若者の64%が「自分は人生の敗者だと思う」と答えた。
この報道を見て、コツコツ積立をしているあなたが不安になる必要は、まったくありません。
結論から言います。
毎日売買した瞬間、投資はギャンブルに変わります。
そして、こういうニュースが大きく取り上げられているうちは、株価はまだ高い。
だから積立は止めない。
これだけです。
根拠は、調査の数字と、退職後の約4年間で僕自身が短期売買に白旗を上げた実体験です。
デイトレ若者の64%が敗者自認|調査の中身
2026年8月5日、アメリカのシンクタンク「家族研究所(Institute for Family Studies)」が調査結果を公表しました。
対象は18〜29歳の男性2,000人のオンライン調査です。
日本では8月6日、「株式投資、若年男性の自信喪失の原因に」という見出しで報道されました。
- 4人に1人が「毎日株を売買している」と回答
- その層の64%が「自分は人生の敗者だ」と感じていると回答
- 毎日ギャンブルをする層は23%。そのうち66%が同じ回答
株とギャンブルが、ほぼ同じ顔をしています。
これは本人が「そう感じる」と答えた自己申告の調査で、実際の損失を測ったものではありません。
それでも、毎日売買する人の3人に2人が自分を敗者だと感じている。この事実で十分です。
出典:Institute for Family Studies「America’s Demoralized Men, Part II」(2026年8月5日公表)https://ifstudies.org/report-brief/americas-demoralized-men-part-ii-lost-pathways-greater-struggles / ブルームバーグ日本語版(2026年8月5日)https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-08-05/TJATL9KK3NY800
毎日売買した瞬間、投資はギャンブルに変わる
売買の回数が増えた瞬間、投資は投機になります。
毎日売買しているということは、誰かが売り、誰かが買っているということです。
誰かの発言で上がった、下がった。
今度は売りから入って儲ける。
この世界は、経済の成長から利益を受け取る場所ではありません。
参加者同士でお金を奪い合う場所です。
ギャンブルが誰かの賭け金を吸い上げているのと、構造は同じです。
しかも、負けた人は発信しません。
表に出てくるのは勝った人の画面だけ。
その裏に数えきれない人が沈んでいる。
一方、インデックスファンドを20年後、30年後のために持っている人は、基本的に売りません。
売る理由がないからです。
市場の平均に乗って、インフレに負けないように資産を守っているだけ。
同じS&P500連動でも、20年持つ人と1日で売り買いする人は、やっていることがまったく違います。
商品の問題ではありません。
頻度の問題です。
投資はパッシブ、ビジネスはアクティブ、ギャンブルはネガティブ。
同じ株でも、毎日触った瞬間に3つ目に落ちます。
僕も退職後の約4年、短期売買をやって白旗を上げた
偉そうに言っていますが、僕もやっていました。
2022年3月に40歳で退職してから2026年の春まで、約4年。
資産の一部で自分なりのルールを決め、個別銘柄の短期売買をやっていました。
毎日ガチャガチャ動かしてはいませんが、構造はこの調査と同じです。
試しに信用取引もやりました。
レバレッジは2倍程度、資産全体の1割ほどの範囲です。
結果はプラスでした。
それでも白旗を上げました。
理由は2つ。
時間の無駄だったこと。
そして、市場に勝ち続ける自信がなかったことです。
勉強すればするほど「これは市場に勝てん」と分かってきた。
プラスで終わったのは、たまたまです。
経緯は
に書いています。
大事なのはここです。
僕はセミリタイアできる資金があった上でやっていました。
1割減っても生活は変わらない。
だから冷静に降りられた。
ところが、お金がない人ほど一発逆転を狙います。
少ない元手にレバレッジをかけて大きく張り、負けたら取り返そうとしてさらに張る。
僕が参考にした両学長の解説では、これを「教育の不足→雇用機会の不足→一発逆転→絶望」の4段階で整理していました。
僕の分析ではありませんが、実際に売買をやった人間として納得しかありません。
こういうニュースが出ているうちは株価が高い
ここからが、今日いちばん言いたいことです。
「私は毎日売買なんてしないから関係ない」。
そう思った人ほど聞いてください。
この手のニュースが大きく取り上げられる時期は、上か下かで言えば、上です。
株価が高く、株にまだ注目が集まっている段階だから、記事になる。
逆に、誰も株の話をしなくなった時。
みんなが無関心になった時が、株価が底をつけている時であることが多い。
僕が相場を見てきた感覚では、ここは表裏一体です。
4人に1人が毎日株を売買している。
それだけ期待している人がまだ大勢いる。
人の気持ちをかき立てる記事が出回っているうちは、相場はまだ熱い。
だから、何が言いたいか。
いつ来るかは分かりません。
しかし、1年、2年とダラダラ下がり続けて、積立を入れても入れてもプラスにならない年が来る可能性は、非常に高い。
ある日バコーンと急落する可能性もあります。
それと付き合う覚悟で、積立を続けてください。
止めてはいけません。
僕には「炭鉱のカナリア」が2人います。
投資に詳しくない妻と姉です。
その妻が先日、スマホを見せてきました。
「AI半導体関連の数百円の株を仕込んだ。ここから2000%になる可能性がある。
コメント欄に数字を入れたら銘柄を教える」というショート動画です。
もちろん嘘です。
大事なのは、普段そういうものに興味のない妻にまで、この手の動画が届き始めていることです。
市場が熱くなると、こういうものが増える。
念のため。積立をやめろ、という話ではありません。
「投資やってて正解だわ」と少し浮かれている自分がいるなら、そこだけ引き締めてほしい。
それだけです。
積立しているあなたは敗者じゃない
下落が来たとき、自分に3つ聞いてください。
①あなただけ下落しているんですか。
②周りは下落していないんですか。
③あなたのせいで下落が起きたんですか。
答えは全部ノーです。
あなたはデイトレもレバレッジもしていない。
AI半導体に賭けてもいない。
全世界やアメリカ全体の平均に、予想もせず淡々と乗っていただけです。
そこで「人生の敗者」と思う理由は、どこにもありません。
同じインデックスファンドでも、1日で売り買いを繰り返せばデイトレです。
毎月コツコツ積み立てて買っているだけなら、そんなことを思う必要は一切ない。
資産形成中でインデックスファンドを愚直に積み立てている人は、株価が上がってもラッキー、下がってもラッキーです。
上がれば資産が増えている。下がれば同じ金額でたくさん買える。
しかも積立なら、どこが上でどこが下かを考えなくていい。
そこに頭を使うくらいなら、仕事をアクティブにやって、投資に回せる資金量を増やしたほうがいい。
積立額で20年後がどう変わるかは、
で数字にして確かめられます。
率ではなく量。リタイアは目的ではなく手段
デイトレも、レバレッジも、一発逆転も、全部「率」の話です。
でも、資産を作るのは率ではなく量です。
投資はパッシブ。ビジネスはアクティブ。
仕事や副業で稼いだお金を、量としてインデックスファンドに注ぎ込む。
日本の大人は社会に出てから勉強しませんが、今は本でもYouTubeでも実務につながる学びが安く手に入ります。
稼ぐ土台は自分で作る。
誰も助けてはくれません。
そしてリタイアは目的ではなく手段です。
ゴールは経済的自立であり、それすら手段です。
目指すのは、心にゆとりがあって、お金に困らない人生。
この考え方は
FIRE失敗の原因は1つだけ。リタイアより経済的自立という結論
に書いています。
だから「準富裕層」「3,000万円」「4,500万円」といった金額の目標は、正直どうでもいい。
基準額にわずかに届かなかった人が、届いた人より劣っているわけがない。
見るべきは、年間生活費に対してどれだけ貯まっているか。
「いつでも辞められる」と言える状態になれば、好きな仕事を選べます。
チャーリー・マンガーが広めた「逆から考えろ」という考え方があります。
破産する投資法を思いつく限り並べて、その逆をやる。
毎日売買しない。
レバレッジをかけない。
一発逆転を狙わない。
それだけで、64%の側に立つ理由がなくなります。
まとめ|今日やることは「積立を止めない」だけ
要点は3つです。
- 毎日売買した瞬間、投資はギャンブルに変わる。商品ではなく頻度の問題
- こういうニュースが出ているうちは株価が高い。下がる年が来る覚悟で積立を続ける
- コツコツ積み立てているあなたは敗者ではない。追うのは率ではなく量
今日やることは1つだけ。
積立の設定を、触らないでください。
止めない。
慌てて増やしもしない。
そのままです。
一人で悩んでいる方、安心してください。
質問はどんどん送ってください。
個人情報は伏せて、配信で取り上げます。
あなたは一人じゃない。
僕が伴走します。
僕の考え方の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の情報発信で、そこに自分の実体験を重ねて毎日話しています。
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増やすちから
※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。
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