毎月1万円×21年の積立NISAでいくら増える?S&P500の97年実データで2パターンをシミュレーション
毎月1万円×21年の積立NISAでいくら増える?S&P500の97年実データで2パターンをシミュレーション
【お知らせとお詫び】
以前の音声配信でご紹介したS&P500の数字は、AIのGeminiによる検索結果をそのまま引用したものでした。
今回、NYUスターン経営大学院・ダモダラン教授が公開している学術データをもとにClaudeで再検証したところ、数値に誤りがあることがわかりました。
正確な数字でお伝えできず、大変申し訳ございませんでした。
今回、正しいデータと正確な計算で作り直しましたので、あらためてお読みください。
毎月1万円を21年積み立てたら最大684万円になる。S&P500の97年実データで試算した
新NISAを始めたはいいけど、「本当に増えるのかな」「今年みたいに相場が悪いと意味ないんじゃ」と不安になっていませんか?
今回は、信頼できる学術データ(NYUスターン経営大学院・ダモダラン教授、1928〜2024年)をもとに、長期積立投資のリアルな姿を数字で見ていきます。
S&P500の97年間の実績データ
出典はニューヨーク大学スターン経営大学院のダモダラン教授が公開しているデータ(配当込みトータルリターン、1928〜2024年)です。
世界の金融研究者が標準的に使う、信頼性の高い一次データです。
97年間の結果はこうです。
・プラスで終わった年:71年(全体の約73%)
・マイナスで終わった年:26年(全体の約27%)
・97年間の年率平均複利リターン:約10.3%(配当込み)
ここで重要な数字があります。
「プラス年の平均」と「マイナス年の平均」です。
・プラス71年の平均リターン:約+20%
・マイナス26年の平均リターン:約-13%
毎年5〜6%ずつコツコツ増えるイメージを持っている人は、このギャップに驚くかもしれません。
実際は大きく上がる年と下がる年を繰り返しながら、長期平均で年率10%前後に収束しています。
21年にした理由
S&P500は過去の統計で見ると、プラスの年が約3分の2、マイナスの年が約3分の1の割合です。
これをシンプルにモデル化すると「プラス2年・マイナス1年」の3年サイクルとして考えることができます。
3年サイクル×7回=21年。
だから今回は21年を積立期間に設定しました。
さらに「最初にプラスが来るか、マイナスが来るか」で結果がどう変わるかも気になりますよね。
それを2パターンで計算しています。
パターンA:プラス・プラス・マイナスの7サイクル
順番:+20%→+20%→-13%→(繰り返し)×7回
・積立期間:21年
・元金:252万円(毎月1万円×252ヶ月)
・21年後の資産:約551万円
・元金の約2.2倍
最終年がマイナスで終わるパターンです。
タイミングが悪く、積立の締めにマイナスを食らった形。
それでも元金252万円が551万円になっています。
パターンB:マイナス・プラス・プラスの7サイクル
順番:-13%→+20%→+20%→(繰り返し)×7回
・積立期間:21年
・元金:252万円
・21年後の資産:約684万円
・元金の約2.7倍
最初にマイナスから始まるパターンです。
「新NISAを始めたらいきなり相場が悪くなった」という人のケースに近い。
それでも21年後は684万円になっています。
パターンAより133万円ほど多い理由は、最終年がプラスで終わっているからです。
おまけ:22年目にプラスが来たら?
パターンAは最終年にマイナスを食らって551万円でした。
ではもし22年目に続けてプラス(+20%)の年が来たら?
・22年目の元金:264万円(12万円追加)
・22年後の資産:約675万円
・パターンAの551万円から、1年で124万円増加
複利の力が後半に加速しているのが数字に出ています。
積み立ててきた残高が大きくなっているから、同じ20%でも増える絶対額がまるで違う。だから「長期であればあるほど有利」なんです。
振れ幅が大きいからこそ、売らないことが重要
パターンAとBで結果が違う理由は「最後の年がプラスかマイナスか」という、たった1年の差です。
これがインデックス投資の怖いところでもあり、バイアンドホールドが鉄則である理由でもあります。
インデックス投資のリターンの多くは、1年の中でもほんの数日の急騰に集中しています。その日にポジションを売ってしまっていたら、年間リターンの大半を取り逃がします。
「今年は相場が悪い、やめた」と売ってしまうと、次の急回復の恩恵を受けられない。
それが一番もったいない選択です。
インフレに勝つことが本当の目的
資産が増えていても、インフレで購買力が下がっていれば意味がありません。
今の日本はインフレが続いています。
仮に年率2%のインフレが21年続けば、今の100万円の購買力は21年後に約65万円まで下がります。
資産額の「数字」だけを見てはダメです。
大事なのは「率」。
インフレ率を上回る運用リターンを出し続けることが、長期的な資産防衛の本質です。
インデックスファンドは歴史的に、その役割を果たしてきた手段のひとつです。
出口戦略:無リスク資産の管理
21年後に資産を取り崩す局面で「相場が悪かったらどうする」という不安への答えも、事前に設計しておけば怖くありません。
基本はシンプルです。
投資資産(リスク資産)とは別に、無リスク資産(現金・個人向け国債など)を一定割合持っておく。
・会社員なら:生活費の6ヶ月〜1年分
・フリーランスなら:2〜3年分
相場が悪い年は無リスク資産から生活費を出す。
相場が戻ったら投資資産から取り崩す。
このサイクルができていれば、「最悪のタイミングで売らされる」リスクを大幅に下げられます。
「オルカン+現金でいい」と言い続けているのは、この設計があるからです。
生活防衛費や特別費(医療・家電の買い替えなど)は、この「現金」とは別に確保してください。
まとめ
・S&P500の97年間(1928〜2024年):プラス年約73%(平均+20%)、マイナス年約27%(平均-13%)
・97年間の年率平均複利リターン:約10.3%(配当込み)
・毎月1万円×21年の積立で、元金252万円が551万〜684万円になる
・最終年がプラスかマイナスかで133万円の差が出る
・22年目にプラスが来れば675万円。複利は後半に加速する
・振れ幅が大きいからこそ、売らずに持ち続けることが鍵
・インフレに勝つことが長期投資の本当の目的
投資はパッシブ、ビジネスはアクティブ、ギャンブルはネガティブ。
20年後、愚直に続けた人が笑います。
▼鼻つぶれぱぐ男 プロフィール
保険販売約15年のキャリアを経て、40歳でアーリーリタイアを達成。
「一人でも多くの人がお金に困らない人生を送れるように」をミッションに、新NISA・インデックス投資・固定費削減・保険の見直しなどをテーマに発信しています。
📝ブログ https://hanatsuburepaguoblog.com/
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