楽天証券iDeCoの商品入れ替えが実施|確認すべきポイントとアクティブファンドをコア投資に使ってはいけない理由
楽天証券iDeCoの商品入れ替えが実施|確認すべきポイントとアクティブファンドをコア投資に使ってはいけない理由
iDeCoをほったらかしにしている方へ、今すぐ確認してください
今日はiDeCoの商品入れ替えについてお伝えします。
知っている方には確認として、知らなかった方には今すぐアクションのきっかけとして読んでもらえれば嬉しいです。
楽天証券のiDeCoで、2026年4月1日に商品ラインナップの入れ替えが実施されました。
これはiDeCoをやっている方には直接関係する話なので、まだ確認していない方はぜひ一度、楽天証券のiDeCoの商品提供一覧ページを見に行ってください。
ただし最初に言っておきます。
iDeCoより新NISAが最優先です。
月5万円積み立てても新NISAの枠(1,800万円)を埋めるのに30年かかります。
月15万円以上積み立てられる方は別として、そうでない方はまず新NISAを埋めることに集中してください。
iDeCoはその次の話です。
なぜ商品入れ替えが行われたのか
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20250917-04.html
確定拠出年金法の規定により、iDeCoの運営管理機関が提供できる商品数は上限35本と決まっています。
新NISAと比べてラインナップが限られているのはこのためです。
そこに金融庁からも圧力がかかっています。
金融庁の「資産運用サービスの高度化に向けたプログレスレポート2025」では、加入者の最善の利益を考えた適切な商品ラインナップの選定と、適時適切な運用商品の入れ替えの重要性が指摘されています。
iDeCoは新NISAと違って途中で引き出せません。
年金制度や退職金のように、長期で資金を作っていくためのものです。
だからこそ、長期にわたって持ち続けるのに適した商品が揃っているかどうかが重要で、今回の入れ替えはその観点から行われたものです。
スイッチングとは何か、注意点も含めて
iDeCoには「スイッチング」という機能があります。
今保有している商品を別の商品に入れ替えることができる機能です。
新NISAにはない仕組みで、iDeCoならではの特徴です。
重要なのは、iDeCo内でのスイッチングには税金がかかりません。
iDeCoの中は運用益も含めて全部非課税なので、商品を入れ替えても課税されないのです。
ただし注意点が一つあります。
スイッチングの移行期間中は数日間、市場に資金が入っていない空白期間が生まれます。
その間に相場が大きく動いた場合、そのリターンを取り逃がすことになります。
「稲妻が輝く瞬間を逃す」という話です。
だから頻繁にガチャガチャと入れ替えることはおすすめしません。
自分なりの方針を決めたら、あとはシンプルに保有し続けることが基本です。
今回の入れ替えで何が変わったか——注目ポイント
今回追加されたラインナップの中で、いくつか注目すべき変化があります。
コモディティ(ゴールド)が改善された
今まで楽天証券のiDeCoのゴールドファンドは、ステート・ストリートのゴールドファンド(為替ヘッジあり)しかありませんでした。
これの信託報酬が0.895%とかなり高かったのです。
今回、同じステート・ストリートのゴールドオープン(為替ヘッジなし)が加わり、信託報酬が0.2925%と大幅に下がっています。
為替ヘッジの有無という違いはありますが、コスト面での選択肢が増えました。
新興国株式に低コスト商品が加わった
以前は「インデックスファンド海外新興国(エマージング株式)」が信託報酬0.275%で取り扱われていましたが、今回「楽天・新興国株式インデックスファンド」(信託報酬0.1518%)が追加されました。
純資産総額はまだ小さいですが、信託報酬だけで見れば大幅に改善しています。
バランスファンドが充実した
これが今回の目玉のひとつです。
以前は「楽天インデックスバランス(DC年金)」しかなく、信託報酬は0.16%と低いものの債券の割合が大きく、守りに近い性格のファンドでした。
直近3年の年平均リターンも2.49%と、インフレ率を下回る可能性があるレベルでした。
今回「ニッセイインデックスバランスファンド(4資産均等型)」が追加されました。
国内債券・国内株式・外国債券・外国株式にそれぞれ25%ずつ均等に投資するファンドで、信託報酬は0.154%。
日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)と同じ資産配分で運用できる商品です。直近3年の年平均リターンは13.88%と、バランスファンドとしては非常に高い水準です。
退職が近い方、iDeCoの一時金受け取りが数年以内に迫っている方は、このタイミングでバランスファンドへのスイッチングを検討してみてください。
株式100%で保有していると、受け取り直前に30%の暴落が来た場合、元本が大きく毀損するリスクがあります。
アクティブファンドは数字で判断してください
今回の入れ替えで加わったラインナップにはアクティブファンドも含まれています。
はっきり言います。
コア投資(iDeCo)にアクティブファンドは使わないでください。
アクティブファンドは数字で判断してください
「アクティブファンドは長期投資に向いている」という話を見かけることがありますが、実際に数字で比べると、結論はシンプルです。
楽天証券iDeCoの商品提供一覧で、国内株式と米国株式のカテゴリをそれぞれ見てみましょう。
すべて2026年4月24日更新の楽天証券公式データです。
【国内株式】インデックス vs アクティブ
インデックスファンドは「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」です。
TOPIXに連動するファンドで、信託報酬は年率0.176%。
1年リターンは+44.56%、3年年平均は+24.52%、5年年平均は+17.01%を記録しています。
対してアクティブファンドは「コモンズ30ファンド」です。
30銘柄程度に厳選投資する長期運用ファンドとして知られており、信託報酬は年率1.078%。1年リターンは+35.72%、3年年平均は+15.79%、5年年平均は+11.65%です。
1年だけ見るとインデックスが44.56%、コモンズ30が35.72%でそれほど差がないように見えます。
しかし3年・5年と伸ばすほど差が広がります。
5年で見ると17.01% vs 11.65%、差は5.36%です。
この差が毎年複利で積み重なっていく。
信託報酬の差だけでも年0.9%以上ありますから、長期になるほど差は必然的に開いていきます。
【米国株式】インデックス vs アクティブ
インデックスファンドは「楽天・全米株式インデックス・ファンド」です。
米国株式市場をほぼ全カバーするファンドで、信託報酬は年率0.162%。
1年リターンは+46.56%、3年年平均は+28.09%、5年年平均は+19.88%という驚異的な数字です。
対してアクティブファンドは「農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね」です。米国の「構造的に強靭な企業」20〜30社に厳選投資する長期運用ファンドで、信託報酬は年率0.99%。1年リターンは+14.82%、3年年平均は+14.48%、5年年平均は+12.04%です。
1年リターンを見てください。
インデックスが+46.56%に対して、おおぶねは+14.82%。
3倍以上の差がついています。
5年で見ても19.88% vs 12.04%、差は7.84%です。
「厳選投資で市場に勝つ」という触れ込みのファンドが、インデックスに大きく水をあけられています。
コスト負けです。
アクティブファンドは信託報酬が高い分、その分だけリターンが毎年削られていく。
感情と判断が入る運用は、長期になるほどインデックスに追いつけなくなります。
これは世界中のデータが示していることです。
コア投資にアクティブファンドは使わないでください。
サテライトとして遊び金でやるならまだしも、iDeCoのような長期の老後資金に組み込む商品ではありません。
今すぐやること——自分のiDeCo商品を確認する
今日の話をまとめます。
楽天証券のiDeCoを利用している方は、まず商品提供一覧ページにアクセスしてください。自分が現在保有している商品の信託報酬と3年・5年リターンを確認して、低コストの選択肢に切り替えられるものがあればスイッチングを検討してください。
ただし頻繁なスイッチングは稲妻の瞬間を逃すリスクがあるので、一度決めたらバイアンドホールドが基本です。
退職が近い方は、バランスファンドへの切り替えも選択肢に入れてください。
iDeCoをまだ始めていない、月15万円以上は積み立てられないという方は、まず新NISAをオルカン一本で積み立てることを最優先にしてください。
iDeCoはその後の話です。
なお、SBI証券のiDeCoも今年12月ごろに商品の入れ替えが予定されているとのことです。SBI証券のiDeCoを利用している方も、そのタイミングで一度ラインナップを確認してみてください。
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