詐欺じゃないのに金融庁が注意する金融商品5つと乗り換え先の正解

銀行や証券会社の窓口で「今こちらがおすすめですよ」と勧められた商品、手元にありませんか。

結論から言います。

金融庁が毎年名指しでチェックしている商品は、詐欺ではありません。

詐欺ではないのに、手数料をジュルジュル抜かれていく。

僕の言葉で言えば、合法詐欺です。

近づかないでください。

金融機関で18年、うち保険販売を15年やってきた僕が、金融庁が2025年7月1日に公表したモニタリング結果で対象になった商品を、身の回りにある順に並べます。

そして一番大事な「じゃあ何を買えばいいのか」まで、代わりの商品名で書きます。

SBI証券 iDeCo

金融庁が注意する金融商品には共通点が1つだけあります

共通点は「複雑」です。

これだけです。

中身が複雑な商品は、自分で中身を確認できません。

自分で確認できないものを、自分の大事なお金で買う理由は、どこにもないです。

じゃあオルカンは複雑ですか。

複雑じゃないですよね。

世界中の株式にまとめて投資して、あとは寝て待つだけです。

中身も、値動きの理由も、自分で説明できます。

金融庁は2025年7月1日に「リスク性金融商品の販売・組成会社による顧客本位の業務運営に関するモニタリング結果」を公表しています。

ここで対象になったのが、ファンドラップ、外貨建一時払保険、仕組債、仕組預金、外貨建債券、外国株式、投資信託です

(出典:金融庁、2024事務年度分・2025年7月1日公表)。

全部、窓口で普通に売られている商品です。

先に正直なことを言っておきます。

このレポート、金融庁自身は「課題事例は対象金融商品の本源的な機能や価値を否定するものではない」と注記しています。

お役所ですから、そう書きます。

だから、代わりに僕がはっきり言います。

要りません。

よく分からないインフルエンサーが言っているんじゃないんです。

監督官庁である金融庁が毎年チェックして、売っている証券会社自身が「長期で持つものではない」と言っている。

大元が言っているんです。

そこは素直に聞いたほうがいいです。

仕組み債は「債券」の顔をした賭けです

まず仕組み債です。

金融庁のモニタリング結果でも、繰り返し対象に挙がっている商品です。

仕組み債とは、株価指数や個別株に連動して、条件を満たせば高めの利息がもらえる債券です。

名前は「債券」。

でも中身はデリバティブ、つまり賭けに近いものです。

しかも販売する会社ごとに名前が変わるので、同じものだと気づきにくい。

少し前に、大きな銀行での販売や、著名人が引っかかったというニュースもありました。

じゃあ何を買うか。

仕組み債を買うくらいなら、日本の個人向け国債・変動10年です。

それか、米国債の現物です。

ETFではなく現物。

理由は単純で、中身が分かるからです。

定期預金だって、裏を返せば銀行が国債などで運用し、そこから利息を引いて、いつでも下ろせる状態にしてくれているから利率が低いだけです。

仕組みが分かる商品は、こうやって説明がつきます。

説明がつかないものは、買わないでください。

仕組み預金も「預金」の顔をした特約付き商品です

同じ理屈なので、先にこちらを片づけます。

仕組み預金は、満期や金利が銀行側の判断で変わる、特約付きの預金です。

円で預けたのに外貨で戻ってくる外貨償還特約付きのタイプもあります。

通常より高金利に見えます。

問題は、契約時の条件で10年、20年と固定されることです。

これは貯蓄型保険とまったく同じ構造です。

インフレで金利がじわじわ上がっていく局面で、低い利率のまま固定されるのは、けっこうな痛手です。

オルカンのような株式のいいところは、その時その時の世界の状況を全部織り込むことです。

だから下落もある。

それは分かった上で持つものです。

でも、固定する商品は、良くなった分を受け取れません。

しかも解約すると「解約返戻金」という言い方で戻りが減ります。

あれは本来、解約手数料です。

制度がすぐ変わらない以上、僕たちが考え方を変えるしかないです。

ネット銀行でも普通に扱っています。

近づかないでください。

高金利の預金を追いかける必要は、ないです。

貯蓄型保険は、入った瞬間に損をしています

次に、外貨建ての一時払い保険です。

まとまったお金を一度に払い込んで、ドルなどの外貨で運用する保険ですね。

相続対策、増える保険、といった言葉と一緒に窓口で並んでいます。

金融庁が最重要で名指ししているのはこの外貨建て一時払い保険ですが、僕はもっとはっきり言います。

貯蓄型保険は全部、合法詐欺です。

入った瞬間に、もう損をしています。

絶対にやらないでください。

終身保険(解約返戻金付き)、個人年金保険、外貨建て保険、一時払い保険。

全部です。

保障の話を抜きにして中身が何かと言えば、構造上ぼったくりの高手数料ファンドです。

そこらに置いてあるアクティブファンドより手数料が高く、運用も良くない。

保険の外交員に給料を払うために、あなたの生活を犠牲にする必要はないです。

保険営業を15年やってきたぱぐおが言っています。

案件やスポンサーが絡んでいると、こういうことは言えません。

だから誰も言わないんです。

必要な保険はあります。

自分が死んだら家族が生活できない、という人は、必要な金額の分だけ、掛け捨ての収入保障保険に入ってください。

それで十分です。

医療保険もがん保険も、基本は要りません。

僕自身、月5〜6万円払っていた医療・貯蓄型の保険を全部解約して、その分をオルカンに振り替えました。

両親をガンで亡くしていますが、それでも医療保険は全解約です。

固定費削減と、貯金と解約返戻金をオルカンへ。

これだけで40歳でセミリタイアできました。

実際にいくら積み上がるのかは、新NISAつみたて&取り崩しシミュレーターで、一度ご自身の数字を入れてみてください。

将来の資産形成のために保険をやる方が多いと思います。

だったら、代わりはオルカンです。

それだけです。

ファンドラップに、丸ごと手数料を渡す必要はありません

そしてファンドラップ。

まとまった資金を預けて、運用をまるごとお任せする商品です。

ロボアドも考え方は同じです。

「お任せ」と書かれると良さそうに見えますよね。

でも、お任せの中身はプロへの報酬です。

金融庁のモニタリングでも、総コスト控除後の期待リターンがマイナスになっているコースがあることが指摘されています。

資産形成のための商品なのに、コストを引いたらマイナス。

それは、要らないという話です。

代わりはバランス型ファンドです。

手間をかけたくないなら、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を買っておけばいい。ゴールドも入れたいなら少し混ぜてもいいと思います。

iDeCoで年金形式の受け取りを併用する方は、途中で暴落が来ても受け取りを止められません。

出口が近い人ほど、債券が混ざったバランス型が効いてきます(取扱商品は各社の公式サイトで必ずご確認ください)。

今はバランスファンドで良いものが出てきています

。丸ごとお任せに報酬を払う必要は、ないんです。

外貨建て債券は「どこの国か」で決まります

外貨建て債券で気をつけないといけないのは、トルコなどの新興国通貨建ての債券です。

ここはリスクが高すぎるので、やめてください。

外貨建てで債券を持ちたいなら、米国債の現物です。

社債を買うなら、格付けの高いところを、何社にも分散して。

どこか1社がなくなってもいい、というくらい分散してください。

それが面倒なら、AGGのような総合債券ETFで十分です。

テーマ型や、乗り換えを勧められるアクティブファンド、レバレッジのかかった商品も同じくダメです。

乗り換え先の正解は、3つに集約されます

まとめます。

①仕組み債の代わりは、個人向け国債・変動10年、または米国債の現物

②外貨建て一時払い保険の代わりは、オルカン

③ファンドラップの代わりは、バランス型ファンド

④仕組み預金の代わりは、個人向け国債

⑤外貨建て債券の代わりは、米国債か総合債券ETF

つまり、乗り換え先は「オルカン」「個人向け国債・米国債」「バランス型ファンド」の3つに集約されます。

誤解のないように言っておくと、僕自身はオルカンを株式のコアに置いた上で、ゴールドや東証REIT指数、ビットコイン、米国債、日本株の中小型株も超長期のバイ&ホールドで持っています。

ビットコインのように、ゼロになってもいいと思える金額でやっているものもあります。

ただ、これはコアをシンプルに固めた上での話です。

投資はパッシブ、ビジネスはアクティブ、ギャンブルや借金はネガティブ。

利回りを追いかけて複雑な商品に頭と時間を使うより、仕事と収入をアクティブにして、オルカンに回す金額を増やすほうが、経済的自立には確実に近いです。

今日が、あなたの人生で一番若い日です。

今日も気をつけて、行ってらっしゃい。

※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。

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はじめまして、鼻つぶれぱぐ男です。 「一人でも多くの人がお金に困らない人生を送れるように」をコンセプトに、新NISA・インデックス投資・固定費削減・保険の見直しなど、シンプルで再現性の高いお金の話を発信しています。 40歳でアーリーリタイアを達成。難しい金融知識ではなく、普通の人が実践できる方法にこだわってお伝えしています。ブログ・YouTube・音声配信・noteでも情報発信中です。ぜひあわせてご覧ください!
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