50歳で新NISA1800万なら資産形成は卒業していい理由を試算で解説

結論から言います。

50歳の時点で新NISAの生涯投資枠1800万円を埋められたら、資産形成はもう卒業していいです。

あとは何もせず、バイ&ホールドで置いておくだけ。

年利5%という控えめな試算でも、60歳から毎月10万円を取り崩しながら90歳まで生きて、資産はゼロになるどころか増えています。

「資産形成って、いつまで続ければいいんだろう」。

毎月コツコツ積み立てながら、ふとそう感じたことはありませんか。

この記事では、40歳でセミリタイアして丸4年になる私が、実際の試算の数字を使いながら「資産形成の卒業ライン」の考え方をお話しします。

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資産形成には「卒業ライン」を決めていい

まず大前提として、投資も人生も、正解はありません。

でも最適解はあります。

お金が減ることに強い恐怖を感じる人が、貯められるだけ貯める人生を選ぶなら、それも一つの最適解です。

否定はしません。

ただ、毎日コツコツ貯蓄を続けられる人は、真面目な人です。

真面目な人ほど、貯めること自体が目的になりやすい。

60歳を過ぎても「資産運用をしていないと不安だ」と貯蓄を続ける人生になってしまうと、それはどうなんだ、と私は思うんです。

資産形成をエンドレスに続けるのではなく、どこかで自分なりの区切りを決める。

リタイアするかどうかは関係ありません。

リタイアは人生の手段の一つにすぎないからです。

働ける人、働きたい人は、ずっと働いていいんです。

ただしそれは今の働き方である必要はなくて、週1回でも週2回でも、1週間に1時間でもいい。

お金を稼がないといけないから働くのではなく、人のためになるから働きたい、社会とつながっていたいから働く。

そういうポジティブな理由で仕事を続ける人が増えたら嬉しいな、と私は思っています。

大事なのはリタイアよりも経済的自立、つまり「いつでも働き方を自分で選べる状態」を手に入れることです。

誰かが決めるものではなく、自分で決めればいい。

そのための卒業ラインを、数字で確認していきましょう。

試算:50歳で1800万円なら、月10万円使っても90歳で減らない

私が作った「新NISAつみたて&取り崩しシミュレーター」で試算してみます。

前提はこうです。

45歳から毎月30万円を積み立てて、50歳の時点で新NISAの枠1800万円に到達。

*注意点(今回は計算していませんが、大事なのは50歳の時点で1800万円溜まっているかが重要です)

そこから追加投資はせず、バイ&ホールドで放置。

想定利回りは、あえて低めの年利5%にします。

ここを高くする意味はありません。

この条件だと、60歳の時点で資産は約3360万円まで育ちます。

そして60歳から毎月10万円ずつ取り崩し、残りは同じく年利5%で運用を続けると、90歳の時点で約6689万円が残る計算になります。

減らないんです。

むしろ増えています。

毎月10万円、30年間使い続けてもです。

取り崩し額を毎月15万円に上げても、90歳時点で約2528万円が残ります。

もちろんこれは試算です。

税金は考慮していませんし、実際の相場には年利5%どころかマイナスの年もあります。

順当にいけばの話であって、絶対ではありません。

それでも、低めに見積もった利回りでこの結果です。

「意外に減らない」ということだけは、知っておいてほしいんです。

そして、現在なら65歳以降なら、公的年金もあることも頭に入れといてください。

ご自身の年齢や金額で確かめたい方は、新NISAつみたて&取り崩しシミュレーターで試算してみてください。

新NISA つみたて&取り崩しシミュレーター|鼻つぶれぱぐ男の計算機

積立のシミュレーションだけだと「いつまでたっても漠然としている」と感じる方が多いんですが、取り崩しまで一気通貫で数字にすると、ゴールが具体的に見えてきます。

今55歳の方なら開始年齢を読み替えるなど、臨機応変に使ってください。

「5%は低いのでは、インフレはどうする」という声もあると思います。

あくまで一つの見方ですが、例えばインフレ率3%程度で経済が成長していく世の中なら、オルカンやS&P500のような全世界・米国株インデックスは、それにプラスアルファのリターンが期待できます。

インフレ率を差し引いた実質で5%程度と考えれば、むしろ控えめな想定です。

想定利回りを高くしすぎる人がいますが、ここはきつめに置いておくほうがいいと思いますよ。

65歳まで働くなら、さらに余裕が生まれる

「60歳で取り崩し開始」を「65歳」に伸ばすと、数字はもっと余裕が出ます。

同じ条件で65歳までバイ&ホールドを続けると、資産は約4312万円に。

そこから毎月15万円ずつ取り崩しても、90歳時点で約6000万円が残る試算です。

毎月20万円に上げても、約3100万円残ります。

しかも65歳からは公的年金も加わります。

年金プラス毎月20万円の取り崩しで、90歳時点でも3000万円台が残る。

この数字を見ると、「50歳で1800万円あって、65歳くらいまで普通に働くつもりなら、大丈夫なんだな」と、少しホッとしてもらえるんじゃないでしょうか。

だからこそ、今の仕事がめちゃめちゃきついなら、選択肢はあります。

・積立額を減らす

・仕事の量を減らす

・週5を週4にできる働き方に変える

・収入は減っても、資産が下支えしてくれる

ガチガチに資産形成を続けなくても、人生の選択肢は広げられるんです。

年間生活費×25年分あれば、経済的自立の達成領域

もう一つ、わかりやすい目安を挙げます。

年間生活費の25年分の資産が貯まっていたら、もう御の字です。

経済的自立、完全に達成の領域に入っています。

これは「4%ルール」と呼ばれる考え方が元になっています。

資産の4%以内の取り崩しに抑えれば長期間資産が枯れにくい、という米国の研究由来の目安です。

ただし米国株と債券で運用した過去データが前提なので、絶対の保証ではありません。

あくまで目安として、安全側に見るのが大人の使い方です。

ただし前提として、目安に当てはめる前に、自分のライフプランをきちんと計算することが必要です。

今の生活費、収入、家族構成、住宅ローンの有無。

自分に万一のことがあったら遺族年金がいくらか、将来の公的年金がいくらもらえそうか。年金額はマイナンバーカードを使った公的な年金シミュレーションで、今の時点の概算を自分で確認できます。

未来は不透明ですが、考えること自体が必要なんです。

資産形成がいつまで必要かは、結局この計算の答えとして人それぞれ決まります。

「1億あれば安心」といった他人の数字ではなく、自分の生活費から逆算してください。

そのうえで、もし生活費25年分まで貯まっているなら、積立額を下げて、今の生活で趣味ややりたいことにお金を回したほうがいい。

あるいは住宅ローンを繰り上げ返済して借金をゼロにする、という選択肢もあります。

選択肢を永遠に広げ続けるのも、筋が悪い。

どこかで「もう十分」と言っていいんです。

お金は手段。貯めすぎも、悲観しすぎもしない

最後に、いちばん伝えたいことです。

お金や資産は、ただの手段です。

目的は、皆さんの人生を今も未来も楽しく豊かに過ごすこと。

ここが逆転すると、いくら貯めても満たされません。

家族と旅行に行きたい、今のうちに楽しく過ごしたい。

それはお子さんのためではなく、あなた自身のためにやっていいことです。

楽観しすぎるのもいけませんが、悲観的すぎるのも良くない。

「自分は他の人より資産形成ができていないから幸せじゃない」なんて、思う必要はまったくありません。

ちなみに私自身は今、特定口座で持っている資産を新NISAの非課税枠へ横にスライドさせているだけで、新たに積み立てているわけではありません。

収入がある皆さんとは状況が違うので、参考にしなくて大丈夫です。

私も2019年の老後2000万円問題をきっかけに、両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から固定費削減とインデックス投資を学び、ここまで来ました。

この配信とこの記事は、「ガチガチに資産形成をやり続けないと幸せになれない」という思い込みから、少しでも楽になってもらうためのものです。

もちろん、65歳まで働けるかわからなくて不安だから積立を続けたい、という方はそのまま続けていい。

良くないのは、今の生活がカツカツで苦しいのに、盲目的に貯め続けることです。

だったら毎月の積立額を少し減らす。仕事を減らす。転職する。選択肢はいくつもあります。

ライフプランを立てて、生活費・収入・将来の年金額を確認して、卒業ラインを自分で決める。

あとは今日を楽しむ。今日が、あなたの人生で一番若い日です。

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増やすちから

※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。

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はじめまして、鼻つぶれぱぐ男です。 「一人でも多くの人がお金に困らない人生を送れるように」をコンセプトに、新NISA・インデックス投資・固定費削減・保険の見直しなど、シンプルで再現性の高いお金の話を発信しています。 40歳でアーリーリタイアを達成。難しい金融知識ではなく、普通の人が実践できる方法にこだわってお伝えしています。ブログ・YouTube・音声配信・noteでも情報発信中です。ぜひあわせてご覧ください!
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