長期投資で日本企業を選ぶ基準|「三方良し」の企業を見極めるポイント

はじめに
みなさん、おはようございます。鼻つぶれぱぐ男です。
本日は、長期投資の目線で日本企業を選ぶ際の基準について、「三方良し」という考え方を交えてお話ししたいと思います。
これは私自身の投資スタンスであり、すべての方に当てはまるわけではありませんが、一つの考え方として参考になればと思います。
長期投資の基本スタンス
投資にはさまざまなスタイルがあります。
短期的な利益を狙うキャピタルゲイン重視の投資もあれば、長期的な資産形成を目指すインデックス投資などもあります。
私自身、資産形成のコア部分としては全世界株式や米国株のインデックス投資を活用しています。
しかし、日本株にも魅力的な企業が存在します。
特に長期投資の観点で企業を選ぶ際には、「三方良し」の考え方が有効だと考えています。
「三方良し」とは?
「三方良し」は、近江商人の経営哲学の一つで、「売り手良し、買い手良し、世間良し」の三者にとって利益となることを意味します。
- 売り手(企業):企業が持続的に成長し、利益を上げられるか
- 買い手(顧客):顧客に価値を提供し、支持される企業であるか
- 世間(社会・株主):社会貢献度が高く、株主にも還元できる企業であるか
この三方がバランスよく成立している企業こそ、長期的に成長し続ける可能性が高いと考えています。
三方良しの企業を見極めるポイント
では、実際に「三方良し」を満たす企業をどう見極めるのか? 私が注目するポイントをいくつか紹介します。
1. 財務指標の健全性
まず、企業の成長性や収益性を示す指標を確認します。
- ROE(自己資本利益率):高いほど資本効率が良い
- 売上高の成長率:安定した成長を続けているか
- 営業利益率:利益をしっかり確保できているか
- EPS(1株当たり利益):伸びているか
特にEPSが右肩上がりの企業は、株価成長のポテンシャルが高いと考えます。
2. 株主還元の姿勢
企業が株主にどれだけ還元しているかも重要なポイントです。
- 増配(配当金の増加):安定的に増配している企業
- 自社株買い:株主価値を高めるための施策を行っているか
これらの指標が良好な企業は、株主を大切にする姿勢があり、長期的に投資しやすいです。
3. 顧客に愛される企業か?
企業が長期的に成長するためには、顧客に支持されることが不可欠です。
- 自分が普段利用している企業のサービスや商品はどうか?
- 顧客満足度が高いか?
- 企業の評判は良いか?
実際に利用してみると、その企業の姿勢が見えてくることもあります。
例えば、接客が良い、商品やサービスの質が高いなど、長期的に安定して成長する企業には共通する特徴があります。
4. 社会貢献と企業の持続性
企業が社会にどのような貢献をしているかも、長期投資の視点では重要です。
- ESG(環境・社会・ガバナンス)に配慮しているか
- 労働環境は適切か(ブラック企業ではないか)
- 企業理念やビジョンが明確で、持続可能な成長を目指しているか
社会的な信頼が厚い企業は、長期的に安定した経営が期待できます。
三方良しの企業を選ぶメリット
「三方良し」の企業に投資するメリットとして、以下の点が挙げられます。
- 安定した成長:お客様に支持され、社会からの信頼が厚い企業は安定的に成長しやすい
- 持続的な株主還元:増配や自社株買いを積極的に行う企業が多い
- 長期的な安心感:ブラック企業や不祥事を起こす企業を避けることができる
まとめ
日本株への投資を考える際、短期的な利益を追うのも一つの選択肢ですが、長期投資を考えるなら「三方良し」の企業を選ぶのが一つの基準になります。
具体的には、
- ROEやEPSなどの財務指標が良好
- 増配や自社株買いで株主を大切にしている
- 顧客からの支持が厚く、企業の評判が良い
- 社会貢献度が高く、持続的な成長が見込める
こうした企業を選ぶことで、長期的に安定した資産形成ができると考えています。
日本株の個別投資に興味がある方は、SBI証券などを活用すれば1株からでも購入できるので、ぜひ検討してみてください。
それでは、今日も気をつけていってらっしゃい! ありがとうございました。