AI半導体の熱狂に乗らない逆トレンド戦略|オルカン1本を淡々と
AI半導体の熱狂に乗らない逆トレンド戦略|オルカン1本を淡々と
AIや半導体株の急騰を見て、「乗り遅れたかも」と焦っていませんか。
結論から言います。
乗らなくていいです。
コアのオルカン積立を淡々と続ける。
働いて収入がある多くの人にとって、これが最適解です。
私は信用金庫3年、郵便局15年の金融機関18年を経て、40歳でセミリタイアした鼻つぶれぱぐ男です。
今日は私自身がやっている「逆トレンド戦略」の中身を全部お見せしながら、それでもなぜ皆さんにはオルカンをおすすめするのかをお話しします。
コアはオルカン。あなた自身が最強のキャッシュマシーンです
投資の一番の中心は、金融商品ではありません。
毎月お金を稼いでくる、あなた自身です。
会社員の方の毎月のお給料は大きく変動しませんよね。
これは減配のないディフェンシブ銘柄や債券に近い、とても強い資産です。
まずこのキャッシュマシーンがあること。
すべての土台はここです。
だから私はいつも「投資はパッシブ、ビジネスはアクティブ」と言っています。
利回りに頭と時間を使うより、副業や転職で収入を増やす方が、自分の努力で加速できる分だけ確実です。
増えた分をオルカンに振り向ける。
オルカンは世界全体の優良企業、約2,400〜2,500社の詰め合わせパックです。
皆さんが頑張らなくても、勝手に世界中の優良企業をコツコツ買い続けてくれます。
客じゃなく、世界中の優良企業の株主になってください。
しかも、基軸通貨のドルを中心とした外貨資産に投資しながら、自分は日本円を稼ぐ。
これだけで通貨の分散にもなっています。
日本円だけに資産が集中するリスクを、働きながら自然に減らせるわけです。
前提として、生活防衛費は先に確保してください。
会社員なら生活費の半年〜1年分が目安です。
生活費が年300万円の方なら150万〜300万円。
独身なら半年分でもいいですが、ご結婚されているなら1年分は欲しいところです。
フリーランスや自営業なら2年分の600万円、年齢が上がってきたら5年分の1,500万円という考え方もあります。
ここは揺るぎません。
「仕事を辞めた後や定年後はどうするの」という方も、考え方は変わりません。
年金は生きている限り日本円をもらえるキャッシュマシーンです。
相互扶助の仕組みで、遺族年金もあります。
公的年金で備えは十分なので、個人年金保険には入らなくていい。
その代わり資産形成はオルカンで続けて、必要な時に必要な分だけ取り崩す。
生活費が月30万円で年金が20万円なら、足りない月10万円だけ下ろす。
毎月下ろすのが面倒なら年1回まとめて120万円でもいい。
それだけです。
自分の数字で見たい方は、新NISAつみたて&取り崩しシミュレーターで試算してみてください。
今の市場はAI・半導体に熱狂しています
では今、市場のお金はどこに向かっているのか。
楽天証券の国内株式・週間売買代金ランキング(2026年7月24日更新)を見ると、1位キオクシアホールディングス、2位太陽誘電、3位ソフトバンクグループ、4位アドバンテスト、5位村田製作所。
上位がほぼAI・半導体関連で埋まっています。
米国株も同じです。
売買代金ランキング(2026年7月19日〜25日)は1位マイクロン・テクノロジー、2位サンディスクで、エヌビディアも上位に並びます。
米国ETFに至っては、1位が半導体ブル3倍のSOXLです。
7月30日の国内デイリーランキング(前場)でも1位はキオクシアで、この熱はまだ続いています。
レバレッジ好きですね、みんな。
市場が熱狂しているのがよく分かります。
そしてこの熱狂は、一晩で揺れます。
2026年7月29日の米国市場では、フィラデルフィア半導体指数(SOX)が1日で5.33%下落、NYダウは1,153ドル安(2.18%安)。
前週の売買代金1位だったマイクロンも10%下落と報じられました。
熱狂に乗るとは、この揺れに付き合うということです。
一方で面白いのが投資信託です。
同じ楽天証券のランキング(2026年7月20日〜24日)では、1位がeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)、2位がeMAXIS Slim米国株式(S&P500)。
熱狂の裏で、積立勢は今日も淡々と買っています。
この静かな行列に並ぶのが正解です。
トレンドに乗る投資が悪いわけではありません。
山を追い続けるやり方で、合う人には合います。
ただ、買う時より降りる時の見極めが何倍も大変です。
熱狂に乗って勝てる人は、それでいいんです。
ただ私は、短期売買が下手くそだと自覚しています。
下手くそなんで、乗らない。
これだけです。
逆トレンド戦略とは「安くなった王道を買って、売らない」
私のポートフォリオは、すべてコアです。
サテライトはありません。
二層に分かれています。
一つ目は超長期コア。
新NISA制度で積み立てているオルカンなどのパッシブ投資で、ここは取り崩さない、出さない。
二つ目は長期コアで、ゴールド、東証REIT指数、ビットコイン、米国債、日本の財務優良な中小型・連続増配株。
各アセットクラスの一番の王道を、10年以上の長期で持つという考え方です。
米国債は60〜65歳で順番に償還されるように年限を分けて持っています。
買うタイミングが、トレンドの逆なんです。
みんなが注目していないもの、つまり資金が抜けて安くなっているものを買う。
今は資金がAI・半導体に集中しているので、地味な連続増配銘柄や東証REIT指数からは資金が抜け気味です。
だからこそ安く仕込める場面がある。
実際、GLD(SPDRゴールド・シェア)の2026年7月29日終値は371.1ドルと、高値圏から大きく下げた水準です。
それでも、ゴールドを買っている一番のクジラである中央銀行が買いを止めたという報道は見当たりません。
だから私は今売らずに、現金ポジションで少しずつ買い増しています。
東証REIT指数は2026年7月30日時点で1,880ポイント台。
分配金を受け取る目的で持っているので、元本のところを崩すつもりはありません。
不動産の現物にレバレッジをかけて投資する代わりの、私なりの王道です。
そして長期コアも、基本的に売りません。
唯一の例外がゴールドで、ここは生活費捻出の取り崩し元です。
必要な時に、必要な金額だけ、少しずつ売却する。
ビットコインも、自分で決めた価格になったら毎年少しずつ売却する。
どちらもドカッとは売らない。
頭と尻尾はくれてやれ、です。
相場を当てにいくのではなく、自分のルールに従うだけです。
大きな流れで言えば、ここ何十年の米国中心の株高は「米国がトレンドだった」ということです。
それがいつ終わるかは誰にも分かりません。
ただ、ドル安局面になれば、AI・半導体に集中していた資金が、今の逆トレンド銘柄に流入してくる可能性は高いと見ています。
逆にドル高局面に戻れば、S&P500やナスダックなど米国中心に資金は向かう。
こうした長期トレンドが変わる時にだけポートフォリオの比率を一度調整して、あとは維持する。
毎日売買はしません。
配当金が目的なら、今の生活のために使ってください
配当金についてもよく聞かれるので触れておきます。
配当金を目的に投資するなら、それは「今」お金を受け取りたい戦略のはずです。
だったら受け取った配当金は、今の生活を豊かにするために使えばいい。
「将来は元本を下ろせない性格だから、今から配当金の仕組みを作りたい」という方は別として、10年後、20年後の将来のためなら、配当金の出ないオルカンでコツコツ資産形成をして、将来必要な分だけ取り崩す方が合理的です。
確かにオルカンは配当金も出ないし、コツコツ淡々でつまらない。
でも、つまらないのが正解なんです。
目的が違えば、選ぶ商品も違う。
ここを混ぜるとブレます。
逆トレンドは忍耐の投資。だから皆さんにはおすすめしません
正直に言います。
この逆トレンド戦略は、皆さんにはおすすめしません。
私自身、トレンドを追いかける短期売買は散々試して、向いていないと分かったから今の形に落ち着きました。
みんなが買い向かっている時に、安くなった不人気資産を仕込んで、じっと待つ。
稲妻の輝く瞬間は、市場が一番暗いときの直後に来ます。
でもそれまで、かなりの忍耐が要るんです。
わが家では半年に一度、妻に資産報告会をして、資産全体でインフレ率に勝てているかだけを確認しています。
セミリタイア後は、増やすより実質価値を守るフェーズだからです。
だから働いて収入がある方は、オルカンと現金の比率を年齢に合わせて守りながら、淡々と積み立てる。
これで十分です。
投資も人生も、正解はない、最適解はある。自分に合った最適解を、急がず続けていきましょう。
今日が、あなたの人生で一番若い日です。
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増やすちから
※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。
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