税金は払うほど儲かってる証拠!節税を目的にすると損する理由3つ

「税金が高い、できれば払いたくない」と感じたことはありませんか。

結論から言います。

所得税や住民税をたくさん払っているのは、それだけあなたが稼げている証拠であり、税金を払うこと自体は悪いことではありません。

節税はあくまで手段で、先に育てるべきは稼ぐ力です。

私は信用金庫3年・郵便局15年の金融機関勤務を経て、40歳でセミリタイアしました。

もともとケチな性格で、節約や節税を考えるのが大好きです。

だからこそ断言します。

節税を「目的」にした瞬間、お金の判断は筋が悪くなります。

この記事では、その理由と正しい順番をお話しします。

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税金を払うことは悪いことではない【所得税・住民税の話】

最初に前提を2つ置きます。

1つ目、この記事は「余分に税金を払いましょう」という話ではありません。

使える控除や制度は使えばいい。

それを分かった上で、税金を払うこと自体を「悪」と捉えるのはやめましょう、という話です。

2つ目、今回の対象は所得税と住民税です。

税金と一口に言っても種類はさまざまで、全部を一緒くたにして「税金を払うのは全部悪いこと」と考えてしまうのは危険です。

世の中にはなんとなく「税金=取られるもの=悪」という風潮がありますが、少なくとも所得税と住民税については、この考え方を疑ってほしいのです。

なぜなら、この2つは「儲かった人にしかかからない税金」だからです。

税金をたくさん払っているのは稼げている証拠

所得税は累進課税です。

所得が増えれば増えるほど税率が上がる仕組みで、逆に言えば、所得税をたくさん払っている人は、それだけ所得が多い人です。

「税率が上がるから稼ぎたくない」という声も聞きますが、順番が逆です。

手取りが増えない原因は税率ではなく、そもそもの所得にあります。

株式の売却益なら、税率は一律の約20%(申告分離課税・源泉徴収あり。2026年時点)。住民税も、課税所得に対して約10%という税率はどこの市町村に住んでもほぼ変わりません。

「住む場所で住民税が高い・安い」というのはよくある勘違いで、自治体によって差が出やすいのは住民税ではなく国民健康保険料などの方です。

ここを一緒くたにしないことも大切です。

さて、税率が同じなら何で差がつくか。

答えは「量」です。

株を売って100万円の利益が出た人と、1000万円の利益が出た人。

税率が同じ約20%でも、納める税金は約20万円と約200万円でまるで違います。

「200万円も取られた」と見るか、「800万円も手元に残った」と見るか。

同じ事実でも、後者の見方ができる人の方が資産形成は確実に前に進みます。

税金をたくさん納めているのは、それだけ稼げている証拠。

まずこの認識を頭に入れてください。

稼ぐことは想像以上に難しい

「そうは言っても、もっと稼げたら苦労しない」と思いますよね。

その通りです。

稼ぐこと、所得を上げることは本当に難しい。

だからこそ価値があるのです。

考えてみてください。

私たちは義務教育だけで9年、高校まで行けば12年、大学なら16年、大学院なら18年も学校に通っています。

18年といえば、私が会社員をやっていた年数と同じです。

それだけの時間を勉強に捧げて、社会に出た最初の初任給はいくらだったでしょうか。

「めちゃくちゃ稼げた」という人の方が少ないはずです。

これが稼ぐことの現実です。

だから「副業を始めればすぐ稼げる」とは思わない方がいい。

投資の勉強を1〜2年やった程度で大きく稼げるとも思わない方がいい。

そして種銭が少ないまま焦ると、「投資で一発逆転したい」という筋の悪い発想に寄ってしまいます。

SNSで「すごく儲かる投資」を語る発信者もいますが、あれは投資ではなくビジネスをやっているのだと私は見ています。

稼ぐのが難しいからこそ、いま税金を払えているあなたは、すでに立派に稼げているということ。

自分を責める必要はどこにもありません。

節税を目的にすると入り口を間違える

その上で、節税を「目的」にしたときに起こる失敗を3つ紹介します。

1つ目はふるさと納税の勘違い

ふるさと納税は「節税になる」と思われがちですが、厳密には節税ではありません。

寄付したお金は、あなたが本来納めるはずの住民税や所得税から差し引かれているだけ。

つまり税金の前払いです。

メリットはお礼品で、たとえば1万円の寄付なら2000〜3000円相当の品が届く「お得」が本質です。

使える制度ですし私も使っていますが、「税金が減った」と誤解したままだと判断を間違えます。

2つ目は保険

「生命保険料控除が使えるから」という入り口で個人年金保険に入ると、蓋を開ければ利回りは年1%程度。

どうせ20年、30年の長期でやるなら、全世界株のインデックスファンドを淡々と積み立てた方が合理的です。

控除という入り口から入ると、本末転倒の商品にたどり着いてしまう。

これが節税を目的にする怖さです。

かく言う私も、かつては月5〜6万円の医療保険や貯蓄型保険を払っていました。

両親をガンで亡くしている私ですが、それでも学び直した結果、医療保険は全部解約してNISAでの積立に振り替えました。

日本の公的保険を知れば、それが最適解だと判断できたからです。

3つ目は住宅ローン控除

「国が控除をくれるなら、家賃より持ち家の方が得では」という入り口で住宅展示場に行くと、相手の思うツボです。

担当者は自社の住宅を売る訓練を受けたプロですから、悪いことは言いません。

家族と楽しく暮らすために家を買うなら素敵な選択です。

ただし「節税になる」「資産になる」というお金の入り口から入ると、多くの人は割高な買い物をしてしまいます。

3つに共通するのは、控除やお得という「入り口」に釣られて、本来の目的を見失っていることです。

正しい順番は「稼ぐ→見直す→節税で仕上げる」

では、どういう順番で考えればいいか。

私の答えはシンプルです。

第一に、稼ぐ力を育てる

残業を増やすのではなく、昇進、転職、副業。

時間はかかりますが、ここが土台です。

副業を始めたなら、自宅の家賃の一部を按分して経費にできます。

青色申告を税務署にきちんと出せば使える、正当な仕組みです(公務員は法律で副業が原則禁止のため、必ず許可を取ってください)。

第二に、固定費の見直し

稼ぐより即効性があり、一度やれば効果が続きます。

インターネット代や携帯代の見直しはコスパ抜群です。

電気は、燃料価格に連動して料金が跳ね上がるプランを契約している方だけ注意してください。

プロパンガスが高い方は交渉の余地があります。

私自身、2019年の老後2000万円問題をきっかけに学び直し、固定費削減と、貯金や保険の解約返戻金と今まで将来に貯めていた貯金を全世界株などのパッシブ投資に振り替えることをやっただけで、40歳でのセミリタイアにたどり着きました。

特別な投資テクニックは何も使っていません。

第三に、それでも余力があれば節税で仕上げる

ふるさと納税の枠を使う、iDeCoの受け取り方を退職所得控除と重ならないよう設計する。私はセミリタイア後、こういう設計を考えるのが趣味みたいなものですが、あくまで最後の仕上げです。

そして投資はパッシブ一択。

パッシブ投資で大事なのは利回りの率ではなく資金量です。

新NISAの1800万円の枠は、月5万円という決して小さくない積立でも埋めるのに30年、月10万円でも15年かかります。

率に頭を使うより、稼いで、見直して、入金する量を増やす。

これが最短ルートです。

まとめ:節税は手段、目的はお金に困らない人生

税金、特に所得税と住民税をたくさん払っているのは、稼げている証拠です。

節税は資産形成の手段であって、目的にした瞬間、保険や住宅で入り口を間違えます。

順番は「稼ぐ→固定費を見直す→節税で仕上げる」。

そして資産形成そのものも、人生を豊かにするための手段にすぎません。

将来のために今の生活を我慢しすぎるのも違います。

私の配信を聴いてくださる方は真面目な方が多いので、なおさら伝えたい。

お金を貯めすぎて「私の人生なんだったんだろう」と思う未来になっては本末転倒です。

私は妻とのウォーキング中に「今の生活どう?」と聞いたら「最高」と返ってきました。

今の人生も、将来の人生も、両方豊かであってほしいのです。

今日の一歩はこれだけです。

給与明細か住民税決定通知書を開いて、自分が1年でいくら所得税・住民税を払っているかを1回だけ確認してください。

「これだけ稼げている証拠だ」と見方が変わったら、この記事の目的は達成です。

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貯めるちから

※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。

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はじめまして、鼻つぶれぱぐ男です。 「一人でも多くの人がお金に困らない人生を送れるように」をコンセプトに、新NISA・インデックス投資・固定費削減・保険の見直しなど、シンプルで再現性の高いお金の話を発信しています。 40歳でアーリーリタイアを達成。難しい金融知識ではなく、普通の人が実践できる方法にこだわってお伝えしています。ブログ・YouTube・音声配信・noteでも情報発信中です。ぜひあわせてご覧ください!
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