金融リテラシーが高い国ほど強い4つの理由と自分が変わる大切さ
金融リテラシーが高い国ほど強い4つの理由と自分が変わる大切さ
お金の勉強、大人になってから止まっていませんか。
結論から言います。
国の金融教育に期待するのは、もうやめましょう。
自分で学んで、お金の借り手ではなく「貸す側・持つ側」に回る。
これがこの記事の結論です。
理由はシンプルで、金融リテラシーが高い国ほど経済成長率が上がり、経済が安定するからです。
つまりあなた一人が学ぶことは、自分の人生を守るだけでなく、回り回って国全体を強くします。
僕は信用金庫と郵便局で18年、金融機関の中で働き、そのうち15年は保険を売ってきました。
40歳でセミリタイアした今だからこそ言えます。
金融機関の中の人が、あなたにとって都合の悪いことまで教えてくれることは、まずありません。
だから学ぶのは自分です。
今日は「金融リテラシーが高い国ほど強い」理由を4つに整理し、そこから僕たちが今日できることまでお話しします。
国は変わりません。自分が変わるしかない
まず大前提です。
日本の金融教育に期待して待つのは、時間の無駄です。
日本は先進国のなかでも、お金の面ではまだまだ保守的な国だと感じます。
学校で金融教育をやるといっても、実際に教えに来るのは金融機関や保険会社に勤める人であることが少なくありません。
彼らは自社の都合の悪いことは言いません。
それはビジネスとして成り立っているからで、個人の悪意ではなく構造の話です。
だから、あまり参考になりません。
そして日本人は、大人になると勉強しなくなります。
総務省の社会生活基本調査(平成28年)では、有職者が学習・自己啓発に使う時間は1日平均わずか6分でした。
最新の令和3年調査では13分に増えていますが、それでも少ない数字です。
子どもの頃に「勉強しろ」と言われ続けた反動なのかもしれません。
でも、そこで止まったままの人が本当に多いのです。
裏を返せば、この記事や音声配信でお金の話に触れているあなたは、その時点で平均のはるか先を歩いています。
僕自身も2019年の老後2000万円問題をきっかけに、両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学び直しました。
学べば景色は変わります。
ただし慢心は禁物です。
それは僕も同じで、一緒にアップデートし続けるしかありません。
お金が企業を回し、給料も経済も底上げされる
1つ目の理由は、成長です。
金融リテラシーが高い国では、国民が効率よく貯蓄と投資を行い、そのお金が企業活動を活発にします。
ここを一段かみ砕きます。
全世界株のオルカンを買うということは、世界中の何千もの企業の集合体を丸ごと買うということです。
NVIDIAもアップルもアマゾンも入っています。
あなたはただの客ではなく、オーナー、つまり株主なのです。
株式として入ってきたお金で、企業は事業を回します。
資金繰りが良くなり、売上が伸び、そこで働く社員の給料も上がっていく。
この好循環のなかで、株主にもキャピタル(値上がり益)やインカム(配当)が返ってきます。
お金がぐるぐる回るほど、国全体の経済水準は底上げされ、格差も縮まる方向に働くと言われています。
ここは「そういう研究が複数ある」という温度で受け取ってください。
ひとつ補足します。
配当金を出しているということは、その会社が余ったお金を事業に全力投球する段階を過ぎたサインでもあります。
まだ猛烈に成長できる企業は、配当を出さずに事業へ再投資します。
だから「配当金生活」に憧れる前に、自分が求めているのはキャピタルなのかインカムなのかを、先に決めてください。
そして忘れてはいけないのが、パッシブ投資は利回りではなく資金量で決まるということです。
利回りに頭を使うより、仕事で稼いでオルカンに回す金額を増やす。
投資はパッシブ、ビジネスはアクティブ。
これが王道です。
多重債務と金融詐欺が減り、消費が冷え込まない
2つ目の理由は、守りです。
金融リテラシーが高い国では、多重債務や金融詐欺が減ります。
すると消費が冷え込まず、経済が安定します。
わかりやすいのが住宅です。
リテラシーが高い人は、持ち家を「不動産投資」として冷静に見られます。
買った値段、売るときの値段、毎月の負担まで見る。
だから「家賃より安い」「資産になります」という営業トークに躍らされません。
5000万円で買った家が、その翌日に売ろうとしたら4000万円だった、というのは日本ではザラにあります。
その瞬間に1000万円のマイナス、しかも残った借金には利息までついてきます。
もちろん感情で買う買い物は否定しません。
ただ、コストを冷静に見たうえで決めているかどうかで、人生の安定はまるで変わります。
車も同じです。
ローンでマイナスからスタートしてまで、本当に必要な買い物なのか。
車は基本、人と物を運ぶ道具です。
そこを一度立ち止まって考えるだけで、無駄な借金は確実に減ります。
僕の中では、借金そのものがギャンブルです。
住宅ローンを抱えることも、実はギャンブルに少し足を突っ込んでいる状態だと考えています。
そして金融詐欺。
パッシブ投資でいいと腹をくくっていれば、怪しいクラウドファンディングや投資インフルエンサーの話は、そもそも視界に入りません。
近づかないから、引っかからないのです。
暴落が来ても崩れない人が増える
3つ目の理由は、経済ショックへの耐性です。
リテラシーが高い人が増えると、大きな暴落が来ても消費を落とさず、長期の成長が安定します。
中身はシンプルで、バイ&ホールドができるということです。
大事なのは、リスクという言葉の意味です。
リスクとはブレ幅のこと。
プラス30パーセント上がるものは、マイナス30パーセントにも下がります。
人はリターンという言葉だけを頭に残しがちですが、そこは幅で捉えてください。
だからこそ、暴落が来ても大丈夫な金額だけを投資に回す。
これが鉄則です。
オルカンなら安心と油断している人が多いですが、オルカンも本気で落ちるときは落ちます。
覚悟しておいてください。
経済ショックは、自分ではどうにもなりません。
業界全体が冷え込むと見られれば、ピカピカの決算を出している優良企業まで一緒に売られます。
株価は景気の先行指標なので、先に動きます。
だからこそ、マイナスになっても平気な金額でポートフォリオを組んでおけば、何が来てもびくともしません。
ちなみに僕自身は、トレンドを追いかける個別株の短期売買はやめました。
頭の回転が遅く、欲が出てしまうからです。
セミリタイアした今はインフレに勝てれば十分なので、オルカンにゴールドを組み合わせた守り重視のポートフォリオにしています。
ただしこれは僕の事情による選択で、皆さんへの推奨ではありません。
あなたの毎月の給料は「債券」です
ここで、皆さんが持っている最強の資産の話をします。
僕はそれを手放しました。
それは「毎月収入のある自分」です。
郵便局を辞めたことで、僕はこの毎月の収入を放棄しました。
会社員の給料は、残業などで多少は動いても、基本給が一年で大きく上下することはありません。
値動きが激しくないのに、毎月チャリンチャリンと入ってくる。
これはまさに債券です。
皆さんは、株式のように激しく揺れる金融資産と、債券のように安定した給料を、同時に持っているのです。
経済ショックが来ても、会社員の給料がいきなり半分になることはまずありません。
この強みを、もっと自覚してください。
その安定した土台があるからこそ、株式部分は「マイナスになっても大丈夫な量」に抑えられます。
たとえば毎月いくらを何年積み立て、将来どう取り崩すのか。
頭の中の不安を数字にすると、一気に楽になります。新NISAのつみたてと取り崩しシミュレーターで試算してみると、自分に必要な金額と覚悟の量が見えてきます。
給料という債券を持つ自分を軸に、株式の量を決める。
この順番が守りの投資の核心です。
国を変えるより、自分が一歩先へ
最後にまとめます。
国が早く変わってくれないか、と願う人がいます。
でも、国は変わりません。
変えられるのは自分だけです。
人に変化を求めても動きません。
「人は変わらない」という格言が、今日の話に一番近いのかもしれません。
だから、投資はパッシブでいい。
オルカン1本でも十分すぎるほどのリスクを取っています。
ビジネスはアクティブに、稼げるだけ稼げばいい。
そしてギャンブルはできる限りネガティブに。
借金もギャンブルの一種だと忘れないでください。
この3つの線引きさえできれば、お金に振り回される人生からは抜け出せます。
音声配信やブログでここまで読んでいるあなたは、まわりより一歩も二歩も先にいます。
慢心せず、一緒に一歩ずつ進んでいきましょう。
※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。
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