個人投資家がプロ投資家のように行動しなくても良い理由

はじめに
こんにちは、鼻つぶれぱぐ男です。
このチャンネルでは、金融機関や周りの人が教えてくれない、身近で役立つお金の話をお届けしています。
40歳でリタイアした経験をもとに、一人でも多くの方が経済的に自由な人生を送れるようサポートしたいと思っています。
今日のテーマは「プロ投資家のように行動しなくても良い理由」です。
無理に相場に乗る必要がないことや、自分の資産を守るための具体的な方法についてお話しします。
米国株の現状と割高感
最近の米国株は調子が良いと言われていますが、割高感も強くなっています。
割高感とは、多くの人が株を買っており、結果として価格が上がりすぎている状態を指します。
このような状況では、多くの人が投資した資金を回収するしか手がなく、リスクが高まります。
特に、資金をすべて株に投じたり、レバレッジをかけて投資している人にとっては注意が必要です。
株価が暴落した際には、大きな損失を被る可能性があるからです。
プロ投資家と個人投資家の違い
プロ投資家、特に機関投資家は、他人のお金を運用しています。
彼らは運用成績を常に追求し、他の投資家に遅れを取らないよう相場に参加し続ける必要があります。
しかし、私たち個人投資家はそういった制約がありません。
個人投資家として重要なのは、誰かに見せるためや自慢するために投資をするのではなく、自分の資産を守り、将来のために運用することです。
リスクを取りすぎず、自分に合った投資方針を持つことが大切です。
余裕資金の重要性
投資を成功させるためには、まず十分な生活費を確保しましょう。
たとえば、以下のような金額を現金で持つことをお勧めします。
- サラリーマンの場合:1年間生活できる程度の預貯金
- 自営業の場合:3年以上の生活費を目安にした預貯金
株価が暴落した際に対応するための現金は、投資家としてのリスク管理の基本です。
フルインベストを避ける
現在の相場が割高だと感じる場合、無理にフルインベスト(全資金を投資)する必要はありません。
たとえば、以下のようにポートフォリオを調整するのも良い方法です。
- 株式50%、現金50%
- 株式50%、債券50%
また、投資信託を活用する場合も、将来の資産形成を目的とするならば、毎月の積立額を無理のない範囲で設定しましょう。
サテライト資産の活用
私自身も資産を「コア」と「サテライト」に分けています。
サテライト資産は余裕資金として位置づけ、相場状況に応じて柔軟に運用しています。
たとえば、現在のような割高感のある相場では、サテライト資産を米国短期債にシフトするなど、リスクを抑えた運用を行っています。
このように、プロ投資家のような激しい動きをする必要はありません。
まとめ
個人投資家がプロ投資家のように行動する必要はありません。
以下のポイントを押さえて、自分のペースで投資を進めましょう。
- 割高感のある相場では無理に参加しない。
- 余裕資金を確保し、フルインベストを避ける。
- 投資方針を自分の目標やリスク許容度に合わせて設定する。
他人の投資成績に惑わされず、自分のペースで投資を続けていけば、長期的に安定した資産形成が可能です。それでは、今日も良い一日をお過ごしください!