「学歴いらない」は半分嘘|AI時代に必要な力と奨学金の落とし穴
「学歴いらない」は半分嘘|AI時代に必要な力と奨学金の落とし穴
結論:「学歴はいらない」は半分嘘です
最初に結論から言います。
最近SNSでよく見かける「これからは学歴なんていらない」という話、あれは半分嘘です。正しく言い直すなら、「学歴がいらなくなった」のではなく「学歴の使い方が変わった」。ここを勘違いすると、進路選びでもお金の面でも、けっこう大きく損をします。
私は40歳で仕事を辞めて、いまは資産の取り崩しで暮らしています。
もともとは信用金庫に就職して、最後は郵便局に勤めていた、ごく普通のおっちゃんです。AIなんてつい最近まで触ってもいませんでした。
でも今は毎日のように使っていて、本当にいろんな作業が効率化できています。
だからこそ言えるのは、AIは産業革命だということ。
スマホやパソコン、電子レンジや冷蔵庫が世に出たときと同じレベルの変化が、いままさに起きています。
リスナーさんにも、できる限りどんどん使ってほしいんです。
なぜ「学歴いらない」と言い切れないのか
理由はシンプルです。
日本の大企業は、まだ「大卒以上」を前提にしているところが多いから。
この流れは根深く残っていて、すぐには消えません。
そしてもう一つ。
AIが苦手な仕事は、結局のところ医者・弁護士・税理士といった資格職に集中しています。
たとえば税務の世界はグレーゾーンが多くて、「ここはこうした方がいいよね」という人間の判断がどうしても要る。
AIだけでは割り切れない領域なんですね。
こういう専門職は、今のところAIに置き換えられにくい。
だから「資格を取れない人はもう大学に行かなくていい」とまで言うのは、さすがに言い過ぎです。
学歴が完全に終わったわけではない、というのが私の考えです。
AI時代に強いのは「学歴 × AI」の掛け算
じゃあ何が大事なのか。
これからは、自分の学歴や得意分野を活かしながら、そこにAIを掛け算できる人が強い時代です。
学歴というのは、何も大学卒だけを指すわけじゃありません。
高校卒業だって、立派な一つの学歴です。
大事なのは、その学歴や得意なことにAIという味方をつけて、早めに小さくビジネスを動かしてみること。
そこで作ったお金を資産形成に回していけば、「お金に困らない人生」はぐっと近づきます。
「とりあえず大学を出ておけばいい」という時代は終わりました。
でも、学歴そのものが無価値になったわけではない。
学歴も活かす、AIも使う、資格があればそれも掛け合わせる。
この掛け算ができる人がいちばん強い。
この温度感を間違えないでほしいんです。
本題:借金してまで大学に行く前に考えたいこと
ここからが、今日いちばん伝えたいところです。
問題は「借金してまで大学に行くかどうか」。
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を借りている大学生は、いまや約半数。
借入総額の平均はおよそ324万円、返済期間の平均は約14.7年というデータがあります。500万円を超えて借りる人も、12%ほどいるんですね。
(出典:労働者福祉中央協議会/日本学生支援機構)
ここで一つ整理しておきます。「奨学金」と「教育ローン」は、似ているようで別物です。奨学金(JASSO)は学生本人が借りて、社会人になってから本人が返すもの。
一方の教育ローンは、親が借りて親が返すのが基本です。
どちらも「借金」であることに変わりはありませんが、誰が返すのかが違う。
ここを混同したまま「とりあえず借りる」と、あとで家計の見通しが狂いやすいので注意してください。
ここで知っておいてほしいのが、借金の利回りです。
投資の世界では「複利は味方」ですが、借金では複利はそのまま敵になります。
しかも金利は上がってきています。
国の教育ローン(日本政策金融公庫)の金利は、2024年11月時点では年2.35%でしたが、2026年5月には年3.75%まで上昇しました。
日本の利上げの影響です。
(出典:日本政策金融公庫/政府広報オンライン)
ここで一つ整理しておきます。
「奨学金」と「教育ローン」は、似ているようで別物です。奨学金(JASSO)は学生本人が借りて、社会人になってから本人が返すもの。
一方の教育ローンは、親が借りて親が返すのが基本です。
どちらも「借金」であることに変わりはありませんが、誰が返すのかが違う。
ここを混同したまま「とりあえず借りる」と、あとで家計の見通しが狂いやすいので注意してください。
そして怖いのが、奨学金や教育ローンの返済が始まるのは、たいてい社会人になってから、ということ。
いちばん給料が少ない時期に、数百万円の返済がスタートするわけです。
学歴という「商品」を買ったはいいけれど、借金を背負って社会のスタートを切る。
これでは、ちょっとちぐはぐですよね。
もちろん、行きたい会社が「大卒・このルートじゃないとダメ」と決まっているとか、どうしてもなりたい専門職があるなら話は別です。
大学に行くことで給料が上がって、ローンを返しても生活が破綻しない構造ができるなら、借りて進学して就職して返す、というルートも間違いじゃありません。
気をつけたいのは「なんとなく言われたから」で、お金もないのに借金して進学してしまうパターンです。
「働いてから学ぶ」という選択肢もアリ
もし今、お金の準備が間に合いそうにないなら、まずは普通に働いて稼ぐ。
固定費を見直して、ある程度お金を貯めて、お金に困らない状態をつくる。
経済的に自立できたら、その時に本当に学びたいことを学びに行く。
これも、立派な一つの手です。
「そんな人、なかなかいないでしょ」と思うかもしれません。
確かに少数派です。
でもAIが入ってきたことで、学び直しのハードルはどんどん下がっています。
選択肢が広がっていると考えればいい。
だからこそ、お子さんがいる方は、早めにAIに触らせて、可能性を広げてあげてほしいんです。
進路相談は、一人の意見だけで決めない
最後に一つだけ。
進路の話を、高校の先生や進路指導の意見「だけ」で決めるのは、あまりおすすめしません。
先生をけなすつもりはありません。
ただ、どうしても閉ざされた世界の中だけで判断しがちなんです。
私自身、郵便局でいろんな立場の人と会って話してきたからこそ、こうしていろんな視点をお伝えできている。
いろんな人の意見を聞いて、私の話も「アドバイスの一つ」として聞いてもらえれば、それで十分です。
まとめ:学歴もAIも投資も、ぜんぶ「手段」
学歴も、AIも、副業も、投資も、全部ただの手段です。
目的は、お金に困らない人生を、健康に、楽しく過ごすこと。
今日の話も、そのための手段の一つにすぎません。
学歴の使い方が変わったいま、AIという新しい味方をうまく使って、自分にとって一番いい選択肢を選んでいきましょう。
※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。
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