みんな投機好きでも大丈夫。新NISAはオルカン1本でいい3つの理由
みんな投機好きでも大丈夫。新NISAはオルカン1本でいい3つの理由
「半導体もAIも、乗り遅れたら損をする」——そう感じてYouTubeやSNSを開いていませんか。
結論から言います。
話題の株を追いかけるより、全世界株インデックス(オルカン)1本のほうが、多くの人にとっての最適解です。
僕は40歳でリタイアした人間です。リタイアしてから、サテライト投資も散々やって失敗した末にたどり着いた答えが「コアはオルカン1本でいい」でした。
今日はその理由を、少し口が悪くなるのを承知で、正直に話します。
オルカン1本で、話題の半導体もAIもすでに持っています
なぜ追いかけなくていいのか。
答えはシンプルで、オルカンを持っていれば、いま話題の半導体もAI関連もテック株も、すでにあなたのポートフォリオに入っているからです。
エヌビディアのような銘柄も、株価が上がった分だけ指数の中で比率が高まる形で、上位に組み込まれています(構成比率は時点により変わります)。
日本株もちゃんと入っています。
原油高で恩恵を受けた銘柄も、世界中の会社をまるごと持つオルカンなら、自動的に入ってきます。
つまり、何も考えなくても、勝ち馬は勝った分だけ勝手に比率が上がっていく。
これがパッシブの発想です。
だから「乗り遅れる」という考え方そのものが要りません。
考えてみてください。
すでに全部持っているのに、なぜわざわざ一部だけを切り取って、追いかけて買い直すのでしょうか。
半導体だけ、AIだけ、と一点に賭けるのは、全世界という広い網をすでに持っている人が、その網の一部だけをもう一度買う行為です。
話題が半導体からAIへ、AIからIPOへと移り変わっても、オルカンを持っているあなたは、基本的に何もしなくていい。
この「何もしなくていい」が、実は一番強いんです。
追いかける投資には、売買のたびに手数料や税金がかかり、何より「どれを買うか、いつ売るか」で時間と神経をすり減らします。
オルカン1本なら、その消耗ごと消える。
浮いた時間は、あとでお話しする「稼ぐこと」に回せます。
みんな投機が好き。でも、多くの人は負けます
僕は逆指標として、証券会社や金融系のYouTubeを大量にフォローしています。
すると、いま世の中が何を追いかけているかが、手に取るように分かります。
少し前はゴールド一色でした。
それがいまはAI・半導体・IPO一色。
あれだけ騒がれた中東情勢やホルムズ海峡の話は、もう誰もしなくなりました。
落ち着いたら関心が消える。
みんな、同じ方向を向いて、同じものを追いかけているんです。
そして、はっきり言います。
多くの人は負けます。
正確には、多くの人が一部の勝者に負けています。
勝っていない、あるいは良くてプラスマイナスゼロ。
人は良い結果ばかり見て、悪い結果からは目を背けます。
SNSに流れてくるのは勝った人の報告ばかりで、静かに負けた人の話は表に出てきません。だから「自分は勝てる」と思い込んでしまう。
現実を知っておいたほうがいいと、僕は思います。
冷静に考えれば、誰かが大きく勝った裏では、たいてい誰かが同じだけ負けているんです。
そこにつけ込んでくるのが、プロを名乗る誘惑や、詐欺、合法詐欺、手数料の高いアクティブファンドです。
彼らはビジネスでやっています。ビジネス構造の話です。
皆さんの成績なんて本当はどうでもいい。自分の収入を確保したいだけ。
手数料の高い商品ほど売られやすい仕組みが、業界にはあります。
だから、一番大切な事。
「見ない、知らない、近づかない」です。
彼らは、自分たちの販売している商品が、高手数料の商品を売っている自覚などゼロです。
本気で「お客さんのため」だと思って動いている営業員もいると思いますが、ほとんどの営業員は自分の収入のために仕事としてやっています。
気づかない、というのは本当に怖いんです。
もう一度言います。
「見ない、知らない、近づかない」です。
だからこそ、追いかけずに済むオルカンが合理的だと、いまの僕は断言できます。
日経平均やダウの「数字」に振り回されない
テレビは日経平均やダウをよく出します。
でも、中身を理解しないまま買うと危ないです。
日経平均は、株価の大きい値がさ株の影響が強い指数です。
僕から見れば、アクティブファンドに近い。
上位に入っているソフトバンクグループのような銘柄がこけると、指数全体が大きく下がります。
日本株をまんべんなく持ちたいなら、市場全体に合わせて時価総額加重平均のTOPIXのほうがマイルドです。
ちなみに、日経平均とTOPIXを同じものだと思っている人がいますが、中身はまったく違います。
アメリカも同じです。
テレビがよく出すダウは、たった30銘柄しかありません。
500社が入るS&P500のほうが、分散が効いていて実態に近い。
ナスダック100はテックに集中しているので、大暴落のときは激しく下がります。
新NISAや特定口座でナスダック100を買っている人は、それがかなりアクティブな賭けだと覚悟しておいたほうがいい。
指数は「名前」ではなく「中身」で選ぶ。
どの銘柄が、どんな比率で入っているのか。
そこを理解して買うだけで、見える景色は大きく変わります。
名前のイメージだけで飛びつくと、思っていたよりずっと値動きの荒い指数を、知らずに抱えてしまうことになりかねません。
パッシブで効くのは利率ではなく「資金量」です
ここが一番伝えたいところです。パッシブ投資は、利率で差がつくのではありません。
資金量で差がつきます。
たとえば同じ年5%でも、100万円なら年5万円、1000万円なら年50万円、1億円なら年500万円。
利率はまったく同じでも、入ってくる金額はまるで違います。
だから、小数点以下の利回りを削り合っても、正直あまり意味がないんです。
この指数のほうが年間パフォーマンスが上、という話も、部分的に切り取っただけの比較にすぎません。
自分の資金量だと将来いくらになるのか、新NISAつみたて&取り崩しシミュレーターで一度試算してみてください。
数字で見ると、淡々と続ける意味がはっきりします。
では、資金量を上げるにはどうするか。
稼ぐしかありません。
無理のない範囲で余剰資金を増やして、オルカンに回す金額を増やす。
だから僕はいつも「投資はパッシブ、ビジネスはアクティブ、ギャンブルはネガティブ」と言うんです。
頭と時間は、投資の利率をいじることにではなく、仕事や収入や転職に使う。
そのほうが、はるかに結果につながります。
そして複利は雪だるまです。
長く持てば持つほど、雪だるま式に増えていく。
すぐには変化を感じられないかもしれませんが、積み重なったときの効果は本当に大きい。急がなくていい。
でも、一日でも早く積み上げ始める。
今日が、あなたの人生で一番若い日です。
みんなが騒ぐ時ほど冷静に、自分を一番に守る
みんなが騒いでいる時は過熱、みんなが無関心な時は放置。
少し前まで一色だったゴールドは、いま誰も話しません。
逆に、みんなが半導体やAIで盛り上がっているいまは、値が伸びきっているサインかもしれない。
感情が入った瞬間、投資はたいてい負けます。
僕自身、インフレに負けたくないという理由でゴールドを一部持っていますが、これはあくまで僕のポートフォリオの都合で、誰かに推奨するものではありません。
サテライトに集中投資している人は、落ちる時に本当にひどく落ちます。
だからこそ、コアはオルカン1本にして、感情で触らない。
ここだけは、うるさいほど言い続けます。
僕は38歳のときに「いつでも仕事を辞められる」と思えた瞬間、ストレスが劇的に減りました。
そこから40歳までの2年間、インデックスにバンバン入金し続けて、夫婦でセミリタイアに入りました。
ある程度お金が貯まって、いつでも辞められる状態で働けることのラクさは、経験しないと分からないほどです。
一番大事にすべきは、自分です。
自分がちゃんとしていないと、周りも守れません。
完璧を求めて消耗する必要はない。
70点で十分です。
気張らなくていい。
半年に一度でも資産を眺めて、インフレに負けていなければ、それで合格です。
話題株を追う時間を、稼ぐことと、オルカンを淡々と積むことに回す。
それだけで、お金に困らない人生は、一日でも早くやってきます。
※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。
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