どうも!鼻つぶれパグ男です!
いよいよ、長く書いてきました「相続時の手続きの心構え」ですが、最終弾(前編)になります。
今回は「遺言」です。私にとって、相続の中で一番重要な事かなと思います。
「遺言」と聞くと、「遺言書」をイメージされる方もいるかもしれませんが、私が言う「遺言」は、「残された大切な人達への最後の言葉」という意味です。
早速、詳しく解説していきます。
最重要!争いが起きにくい!「遺言」の力
パグ男のいう遺言とは?
改めて、「遺言」とは「残された大切な人達への最後の言葉」という意味です。
私自身、相続させるような資産もないし、
亡くなった後の事は
家族がなんとかするでしょ!
こんな感じで思っている方が多いんじゃないかなと思います。
ましてや、自分が亡くなった時の話です。
あまり、話題として取り上げたくない内容かもしれませんね。
しかし、「残された大切な人達への最後の言葉」というのは、何も相続に関係する言葉だけでは、ありません。
例えば、
①今までありがとう
②家族みんなで仲良くしてね。
なんだそんなことかって思ったかもしれませんが、
感謝の言葉を言われて、嬉しくない人はいないと思います。
ましてや、普段そういう事を言わない方は尚更です。
「愛してるよ」より
「ありがとう」の方が
嬉しいって言われます。
我が家はお互いに感謝の気持ちを
言葉で表すようにしています
私は40代ですが、すでに両親が亡くなっています。
先に亡くなった父は普段、感謝の言葉をあまり言わない人でしたが、
「ありがとう」と言ってもらった時には嬉しかったです。
母も亡くなる前に「子供達で仲良く過ごしてね」と言われました。
元々、仲が悪いわけではなかったですが、より強い絆になったかなと思います。
なので、
①感謝の言葉で家族の絆は強くなる
②言葉で伝えるのが、苦手なら手紙でもいいから残そう!
実際、パグ男が母にお願いした相続の遺言の訳
うちの相続に関しては、相続税はかかりませんでした。対策とか、とらなくても元々財産が少なかったので。
私は母が元気なうちから、相続する財産を母親として、子供達にどう分けたいかを早めに伝えといてほしい事をずっと言っていました。
前段でも、お伝えしましたが、自分が亡くなる前提の話なので、中々話してはくれませんでした。
なぜ、私が母が元気なうちに伝えといてほしかったというと、
①亡くなる直前や病気になってからでは、本人が正しい判断ができず、家族への本当の想いが反映されにくくなる
②兄弟で親のお金の話はあまりしたくない(争いたくない)
③亡くなったあとも、家族全員で役割分担でき、不満が出にくい。
①亡くなる直前や病気になってからでは、本人が正しい判断ができず、家族への本当の想いが反映されにくくなる
私も色々な方を見る機会がありますが、ご高齢というだけでもなかなか判断が難しくなり、ご病気ともなれば、資産なんて考える余裕はなくなります。できれば、早い段階でご自身の意向だけでもいいので、家族に伝えとくだけで家族は安心すると思います。
②兄弟で親のお金の話はあまりしたくない(争いたくない)
親のお金は勿論、家族のお金ですが、自分で貯めたお金ではありません。ましてや、預金や現金ならいいですが、不動産については折半というわけにはいきません。遺言がなければ、兄弟で話す事になり、例え仲がいい兄弟でもあまり触れたくない話題になります。仲の悪い家族なら尚更です。ちなみに母がしっかり意向を伝えてくれて、不動産(自宅)については兄弟が相続しました。事前に伝えてくれていたので、争いもありません。
③亡くなったあとも、家族全員で役割分担でき、不満が出にくい。
私達の場合は、母がしっかりしてくれていたので、
この貯金は○○に
こんな感じだったので、亡くなった後も私が、資産などの整理業務、兄弟はお寺や親族などの人間関係と役割分担ができ、スムーズに進みました。
まとめ:「遺言」で家族の絆を強固にしましょう!
「残された大切な人達への最後の言葉」は家族の精神面も肉体面も穏やかにしてくれます。
元気なうちはなかなか、難しいかもしれませんが、しっかり残してあげましょう!
遺言ができる人は金融リテラシーも高く、小金持ちへ近づける方だと思います。
次回の後編は遺言書について書いていきたいと思います。
♪一歩♪一歩♪コツコツが大事♪
それではまた♪