相続した1000万円の使い方|元金融機関18年・FIRE達成者が新NISA活用法を本音で語る
相続した1000万円の使い方|元金融機関18年・FIRE達成者が新NISA活用法を本音で語る
「相続した1000万円、どう使えばいいのか分からない」
こんなご質問をリスナーさんからいただきました。
今日はその回答を、保険営業15年を含めて金融機関に18年勤務し、40歳でFIRE達成した私の視点でお話しします。
結論:相続金1000万円は「最後の砦」として新NISAに全額入れる
先に結論からお伝えします。
相続金1000万円の使い方は、楽天証券かSBI証券で新NISA口座を開設し、預り金に全額入れて、毎月30万円ずつeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を積み立てるだけです。
約2年9ヶ月で1000万円分の積立が完了し、新NISAの生涯投資枠1800万円のうち1000万円が埋まります。
これ以上、難しいことを考える必要はありません。
相続金は「自分のお金じゃない」感覚で持つ
少し辛口になりますが、まず大前提として持っておいてほしい感覚があります。
相続金は、あなたが汗水たらして稼いだお金ではありません。
もともと親のお金であって、宝くじが当たったような「あぶく銭」に近いものです。
私は郵便局と信用金庫で合わせて18年間、金融機関の窓口や営業として働いてきました。その間に見てきた相続案件は500件から600件にのぼります。
そこで見てきた現実はこうです。
相続金が入った瞬間、人は浮き足立ちます。
普段なら絶対に手を出さない金融商品に手を出してしまう。
これは本当に多いパターンです。
だからこそ、「なかったもの」「最後の砦」として扱う気持ちが大切です。
一括入金後に必ず来る銀行・FPの営業電話
これは注意喚起です。
相続で大金が一気に入ってくると、銀行や証券会社から営業電話がかかってきます。
手数料の高い金融商品を売るためです。
税理士から金融機関を紹介されたり、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談を勧められたりすることもあります。
はっきり言います。
FPは要りません。
近づかないでください。
私自身が15年間、保険を含めた金融商品を売る側にいた人間として断言します。
金融機関の人は「金融のプロ」ではありません。
彼らは「金融商品販売のプロ」です。
手数料の高い商品を売ることが仕事です。
この配信は無料で、聞いてくださっている方からお金をいただいていません。
だからこそ、ポジショントークなしで本音をお伝えできます。
新NISA活用の具体的な手順
実際の手順は次のとおりです。
まず、楽天証券かSBI証券で口座を開設し、新NISA制度を申し込みます。
すでに別の証券口座をお持ちの場合でも、新NISA専用に新規開設するのがおすすめです。理由は後述します。
口座開設後、相続金1000万円を「預り金」に全額入金します。
「預金に入れないと利息が…」と思うかもしれませんが、1000万円を金利0.4%で1年預けても約4万円です。
変な金融商品を買って数十万円失うリスクと比べれば、誤差です。
証券会社の預り金は、銀行預金とは保護の仕組みがまったく違います。
金融商品取引法で「分別管理」が義務付けられているため、顧客の預り金や有価証券は証券会社の資産と完全に分離して管理されており、証券会社が万一破綻しても原則として全額顧客に返還されます。
1000万円以上預けていても全額です。
さらに、分別管理に不備があった例外的なケースに備えて、投資者保護基金が1人1000万円までを補償する二段構えの仕組みになっています。
銀行のペイオフ(1000万円が上限)とはまったく別物だと理解してください。
月30万円積立で約2年9ヶ月かけて1000万円を埋める
積立設定は月30万円です。
新NISAの年間投資枠は360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)。
月30万円で年間360万円ピッタリ埋まります。
買い付けるのはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)一択でいいです。
世界全体の経済成長にそのまま乗っかるだけのシンプルな商品です。
タイミングは気にしません。
月初でも月末でも構いません。
下がるか上がるかは誰にも予測できないので、自動積立で淡々と買い続けるだけです。
預り金が尽きたら自動的に積立は停止します。
それで終わりです。
セキュリティ設定で「触らない」体制を作る
新NISA専用口座を作る理由がここにあります。
普段使う口座と分けることで、口座を「見ない」運用ができます。
見ないということは、なりすましメールに引っかからない、変な勧誘に乗らない、ということです。
Gmailで登録すれば迷惑メールが自動でフィルタされます。
二段階認証やパスキーを設定し、可能であれば証券会社内で出金ロック機能をかけてください。
これで安心して放置できます。
配偶者が健在なら今回は相続税ゼロの可能性が高い
最後に税金の話を少しだけ。
ご両親のうち片方がご健在であれば、配偶者の税額軽減(いわゆる配偶者控除)が使えます。
配偶者が相続する財産は、1億6000万円か法定相続分のどちらか多い方まで相続税がかかりません。
ただし、次の相続(二次相続)で相続税が発生する可能性が高くなります。
これは相続人全員で事前に話し合っておく価値があります。
細かい税務相談は税理士に確認してください。
ただし税理士事務所のスタッフが間違った認識で説明してくることもあるので、Claude等のAIで制度を裏取りしながら進めるのが安全です。
私自身、相続手続きの際にスタッフの誤りをAIと法令で何度も指摘し、修正してもらった経験があります。
まとめ:シンプルさが最大の防御
相続金1000万円の使い方は、結局のところシンプルです。
楽天証券かSBI証券で新NISA口座を作り、預り金に全額入れて、月30万円のオール・カントリー積立を約2年9ヶ月続けるだけ。
これだけのことが、なぜか金融機関に近づくと複雑にされてしまいます。
難しくする側にメリットがあるからです。
シンプルな運用ほど、長期では強い。
これは保険営業15年・金融機関勤務18年・40歳FIRE達成の経験から、自信を持ってお伝えできることです。
※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。
新NISAやインデックス投資の実践も、リベシティで日々学びながら続けています。
📝関連ブログ:近日公開(4〜5日後にこちらに貼ります)/
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