【パロディ】オルカン最強伝説|新NISA2年で38万円の利益記事から見えた落とし穴

参考記事

https://limo.media/articles/-/115392?page=2

(出典:くらしとお金の経済メディア)

moomoo証券

 結論:オルカンは最強、でも”全ツッパ”は別の話

40歳でFIREを達成した、鼻つぶれぱぐ男です。

今日は2026年3月27日公開のライブアンドマネーさんの記事「新NISA開始から2年強。毎月5万円、オルカンにほったらかし投資した人のリアルな現在地 たった2年で38万円の利益」を題材に、新NISAとオルカンの正しい付き合い方を考えていきます。

タイトルからして「最強伝説」とパロディで言ってしまうほどに、私もオルカン推しです。ただ、この記事の書き方には資産運用してリタイアした目線で言わせてもらうと、ちょっと危ない香りがします。

結論はシンプルです。

オルカンは最強。

でも”全ツッパ”は別の話、です。

記事の中身と冒頭への違和感

シミュレーションの中身はこうです。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に2024年1月の新NISA開始から毎月5万円を積み立て、2026年2月末まで26ヶ月継続。

元本130万円に対して評価額は約168万円、運用益は約38万円。

数字だけ見れば素晴らしい結果です。

しかし私が気になったのは、記事の対象読者でした。

なんと「50代から70代の皆様」と書かれていたのです。

これがちょっと引っかかりました。

オールカントリーに入れたお金は、15年から20年は引き出さない前提で考えるべき資産です。

70代の方が今から全力でオルカン1本というのは、明らかにポートフォリオの取り方が違います。

50〜70代向けに書くなら、冒頭で全ツッパの危険性を伝えるべき

リタイア世代に近い人へ書くなら、まず冒頭で「全額をオルカンに突っ込むのは危険ですよ」と伝えるべきだと私は思います。

ネット記事は最後まで読まれないことが普通にあります。

冒頭のつかみで「2年で38万円の利益」と数字だけを見せられたら、勘違いして全額突っ込んでしまう高齢者の方もいるでしょう。

記事は最後まで読まれる前提で書いてはいけません。

念のため申し上げますが、オルカンが悪い商品なわけではありません。

むしろ信託報酬がめちゃめちゃ良心的なインデックスファンドです。

ただ、その人その人のリスク許容度は違うのです。

リスクをそこまで取れない方なら、同じeMAXIS Slimシリーズの「8資産均等型」でも十分。

それでもインフレに負けない資産形成としては、預金に置いておくよりは、よっぽど良い選択です。

リタイア後は「金額」より「率」でポートフォリオを見る

ここからはリタイア世代に向けた話です。

私が常々お伝えしているのは、リタイア後は金額の前に「率」で資産を見るということです。

たとえば株式:現金=50:50で管理している方がいるとします。

株価が大暴落して株式30:現金70になったとき、現金そのものが増えたわけではありません。

株式が減っているだけです。

このときに焦って株を売ったら、元金がさらに減ってしまいます。

だから生活費はまず現金から取り崩します。

そして暴落が起きているなら、現金を株式に振り向けてリバランスをして50:50に戻します。

翌年、株価が戻って50:50になっていたら、株式と現金から均等に生活費を取り崩す。

株式が60:40に偏っていたら、株式から多めに取り崩す。

それだけです。

「率」で管理することで、売るタイミングが自動で決まっていきます。

投資で一番難しいのは「売るタイミング」

買うときばかりに気を取られている人が多いですが、投資は売るときの判断が圧倒的に難しいのです。

買うのは積立設定すれば自動で続きます。

淡々と続けるだけです。

でも売るときは、自分で判断しないといけません。

ここで「率」のルールがあると、判断がブレません。

新NISAに全力で入れた人が、暴落の局面で「しまった」と思って売ってしまう。

これが一番もったいないパターンです。

最初の目的を忘れてしまうのですね。

新NISAは何のために?

長期資産形成のためでは?

資産形成途中の暴落はノイズです。

個別株より「ちょっとでも入っている」オルカンの強さ

新NISAで半導体ETFや個別銘柄やこれからのイノベーション関連を入れている方もいるでしょう。

30年・40年見て、その企業や分野を自分で研究して、長期で保有できる確信があるなら、どうぞやってください。

でも本当に30年後、40年後にその企業が今と同じ成長性を保っている根拠が、自分の中にちゃんとあるでしょうか。

正直、ほとんどの人にはないと思います。

私もありません。

だから素人はオルカンで十分なのです。

47カ国の株式が組み入れられていて、半導体もインドも、ちょっとずつ入っている。

「ちょっとでも入っている」だけで、世界経済の恩恵は十分に受けられます。

投資はパッシブ、ビジネスはアクティブ、ギャンブルはネガティブ

最後にいつもの格言で締めます。

投資はパッシブで十分です。市場平均に勝とうとしない。

プロのアクティブファンドでさえ、ほとんどがインデックスに負けています。

素人が勝てるわけがありません。

その代わり、ビジネスや副業、家族との時間はアクティブにいきましょう。

家族への信頼貯蓄こそ、人生の本当の資産です。そして、ギャンブルだけはネガティブに。

投資にも人生にも正解はありませんが、最適解はあります。

今日の話が、あなたの最適解を見つけるきっかけになれば嬉しいです。

※ぱぐおはリベシティ応援会員です。資産形成の原点は両学長(リベラルアーツ大学)の考え方から学びました。

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はじめまして、鼻つぶれぱぐ男です。 「一人でも多くの人がお金に困らない人生を送れるように」をコンセプトに、新NISA・インデックス投資・固定費削減・保険の見直しなど、シンプルで再現性の高いお金の話を発信しています。 40歳でアーリーリタイアを達成。難しい金融知識ではなく、普通の人が実践できる方法にこだわってお伝えしています。ブログ・YouTube・音声配信・noteでも情報発信中です。ぜひあわせてご覧ください!
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