こんにちは。
はなつぶれぱぐおです。
最近は、投資環境が良くなり、世界の株式に簡単に投資出来るようになりました。
特に、インデックスファンド(投資信託)が非常に有効な物が増えました。
日本円で少額から購入でき、低コストで世界の富裕層が実践している全世界株や全米株に投資ができることは素晴らしい事です。
そして、2024年度から新NISAが始まります。
新NISAでは、インデックスファンドへの投資もできます。
今回の改正で投資額の増額で注目されています。
その中で、低コストのインデックスファンドの信託報酬の引き下げ合戦が始まっています。
インデックス投資は、同じ指数に連動するものでも、販売会社等によって、手数料に差があります。
よって、一番安いものでやる事がメリットになる訳です。
では、新登場した最安値のコストのインデックスファンドに乗り換えていった方がいいのかですが、
結論から言うと、
新登場した商品に乗り換えるのは1年経過後でも、遅くない。
その理由を書いてきます。
新登場した低コストのインデックスファンドに乗り換えた方がいいのか?
信託報酬とは?
簡単に言うと、運用を任せてるプロに支払う手数料です。
例えば、信託報酬0.1%なら、100万円を運用してもらうのに年間で1000円かかります。
安ければ、安いほど年間に掛かるコストは安い方がいいですよね。
では、新登場した手数料の一番安いインデックス投資にしない方がいいか?
二つの商品を比較
今回、同じ指数(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)に連動する商品を紹介します。
商品名 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) |
---|---|---|
設定日 | 2018年10月31日 | 2023年4月26日 |
販売手数料(購入時) | 無料 | 無料 |
信託報酬 | 0.1144% | 0.05775% |
信託財産留保額 | なし | なし |
(2023年4月18日現在)
インデックス投資で日本で有名なeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)ともうすぐ発売になるTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)です。
見てわかるのが、信託報酬の違いです。
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)はMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の約半分です。
安い方がコストはかかりませんので、これから人気化する可能性は大いにあります。
では、商品比較をした上で、本題に入ります。
①インデックス投資には隠れコストがある。
実は、皆さんが見ているホームページや交付目論見書に載っている信託報酬などの費用以外に隠れコストが存在するんです。
これは、投資信託の運用が始まって、1年経過した時の運用報告書でないと確認できません。
少し、荒い画像ですが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の2022年4月25日に公表されている運用報告書です。
(出典:2022年4月25日に公表されている運用報告書の画像)
これを見て頂くとわかりますが、
信 託 報 酬 | 0.114% |
---|---|
売買委託手数料 | 0.007% |
有価証券取引税 | 0.012% |
そ の 他 費 用 | 0.037% |
合計 | 0.170% |
最終的に、1年間に掛かった費用は0.170%になっています。
つまり、100万円運用すると、年間コストは1700円かかったということです。
信託報酬だけではないと分かっていただけますか?
新登場した商品はこれがわかりません。
なので、1年経ったときに運用報告書を確認してから、乗り換えてもいいかもしれません。
②各会社が他の会社に追随して、信託報酬を下げてくる。
今回のTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の新登場も、
他社の顧客を獲得し、来年度の新NISAに向けての戦略だと思います。
一方、eMAXIS Slimシリーズは毎回、他社の信託報酬引き下げに対抗して、
追随している投資信託です。
最新の情報で、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)も
2023年5月11日より、信託報酬を0.1144%以内 → 0.1133%以内に引き下げます。
もしかすると、Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)に
追随して、再度引き下げをする可能性がありますので、1年間待ってからでもいいかなと思います。
勿論、他社のインデックス投資も引き下げていく可能性は大いにあります。
③純資産額と流入額
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は
純資産総額10,166.67億円と非常に多くの資産がある投資信託です。
また、毎月の流入額もあり、純資産総額は右肩上がりです。
純資産総額が大きいということと流入額があることはメリットになります。
1・多くの資金で運用ができ、費用が安くなりやすい。
2・円滑に運用でき、廃止がない。
3・市場の値動きとの連動性がよくなる。
実際にTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)が人気になり、
この条件をクリアする可能性は大いにありますが、これに関しても、
1年経った状況で判断すればいいかなと思います。
まとめ:新登場した商品に一喜一憂しないで、少し様子を見よう!
たくさん、商品が出るので、目移りしてしまうかもしれません。
私のおススメも
①ネット証券で
②最安値の手数料の
③全米株か全世界株の
④インデックス投資を
⑤ドルコスト平均法で
⑥毎月一定額を積立
少し勉強するだけでも、理解が深まると思いますので、SNS等の情報に惑わされないようにしていきましょう!
皆さんのお金の事を一番に考えているのは、自分自身です!
最後は自己責任になりますからね。
♪一歩♪一歩♪コツコツが大事♪
それではまた♪