今は投資の始めどき?新NISAスタートに迷う40代へのアドバイス

はじめに
みなさん、おはようございます。鼻つぶれぱぐ男です。
このチャンネルでは、金融機関や身近な人がなかなか教えてくれない「へー」と思えるお金の話を、40歳でリタイアした私がわかりやすくお届けしています。
今回も、リスナーの方から質問をいただきました。ありがとうございます!
今日のテーマは「新NISAを始めるタイミング」について
質問をくださったのは、投資初心者の40代の方。
老後のための資産形成を目指して、新NISA口座を開設したけれど、最近の株価下落を見て「今始めても大丈夫?」と不安を感じているそうです。
結論から言えば、始めてOKです!
投資には「暴落」はつきもの
まず覚えておいてほしいのが、株式市場には定期的に大きな下落があるということです。
たとえば:
- 2020年:コロナショック
- 2018年:米中貿易摩擦による下落
- 2008年:リーマンショック
こうした暴落は5~10年に一度の頻度で起きています。
だからこそ、長期的に見れば一時的な下落は想定内。
むしろ、下がったときに投資を始めるのはある意味「チャンス」でもあります。
リスク=下がること、ではない?
投資で言う「リスク」とは、価格の振れ幅のことです。
上がる可能性もあれば、下がる可能性もある。
たとえば、年20%の成長を狙える投資先は、逆に20%下がるリスクも抱えています。
「リスクのない投資」があったら、それはほぼ間違いなく詐欺です。
リターンを得るには、一定のリスクは避けられません。
積立投資の力と「72の法則」
今回の質問者さんのように老後のための投資であれば、20年、30年後を見据えた積立投資が基本になります。
ここで「72の法則」というものをご紹介します。
72 ÷ 年利 = 資産が2倍になるまでの年数
たとえば、年利6%で運用できた場合: 72 ÷ 6 = 12年
→12年で資産が2倍になります。
もちろん、毎年6%で増えるわけではありませんが、平均的な成長を狙うならインデックス投資がおすすめです。
稲妻の輝く瞬間に市場にいることが大事
株価は短期間で大きく動くことがあります。
たとえば、先週大きく下がったと思ったら、数日で反発したりします。
そういった**「稲妻の輝く瞬間」**に市場に居るかどうかで、将来のリターンは大きく変わります。
「いつが底か?」なんて、誰にもわかりません。
大事なのは市場に居続けることです。
米国株がすべてではないが、長期では強い
過去10年以上、特にアメリカのハイテク株を中心に、インデックス投資のリターンは絶好調でした。
しかし、それが永遠に続くわけではありません。
どんな資産にも調整局面は訪れます。
今の下落も「起こるべくして起こった自然な現象」と考えましょう。
割高だった米国株が一度調整されているというだけで、米国株そのものが悪いわけではありません。
投資の本来の目的は「資産価値の目減りを防ぐこと」
インフレが進む現在、預貯金だけではお金の価値がどんどん下がってしまいます。
たとえば、去年100円で買えた商品が、今年は110円になっていたとします。
でも、手元の預貯金が110円に増えていなければ、実質的にはお金の価値が減っているわけです。
一方、投資でお金が増えていれば、同じ商品をちゃんと買い続けることができます。
これが「インフレに負けない」ための投資の基本です。
まとめ:今始めるか、いつ始めるかではなく、「始めること」が大事
ということで、新NISAを始めるタイミングに悩む40代の方へ。
- 株価の下落は定期的に起こるものです
- タイミングよりも「続けること」が大切です
- 投資の目的は資産の価値を守ることです
- 積立投資で長期的な成長を目指しましょう
**無理のない金額で、できるだけ早く始める。**それが最も大切なことです。
質問も随時受け付けていますので、どしどし送ってくださいね!