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不動産クラウドファンディングより東証REIT指数を選ぶべき理由とは?


不動産クラウドファンディングより東証REIT指数を選ぶべき理由とは?

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はじめに

皆さんおはようございます。鼻つぶれぱぐ男です。
このチャンネルは、金融機関や周りの人が教えてくれない「へぇー」と思えるお金の話を、40歳でリタイアした私がわかりやすくお届けする配信です。
一人でも多くの人がお金に困らない人生を送れるように、今回もリアルな情報をお伝えしていきます。

不動産クラウドファンディングで分配金遅延が発生

ヤフーニュースで「みんなで大家さん(成田1号〜18号)」の分配金が遅延しているというニュースが7月31日に配信されました。
原因はグループ会社からの賃料支払いの遅延であり、会社側は “資金調達して速やかに対応する” とコメントしています。

さらにこのグループ会社は行政処分を受けたばかりで、解約も相次いでいる状況です。
投資総額は約2,000億円にものぼり、負債総額は3,098億円。
資産3,204億円に対して負債がほぼ同額という、非常に厳しい財務内容となっています。

なぜ不動産クラウドファンディングを勧めないのか

不動産クラウドファンディングには「利回りが高い」「少額から投資できる」という魅力がある一方で、以下のようなデメリットがあります。

  • 実態がわかりにくい商品が多い
  • 元本保証がない
  • 分配金が遅延・停止するリスクがある
  • 税金上のメリットが少なく雑所得扱いになる
  • 有名インフルエンサーが紹介しているのは紹介料目的の可能性がある

もちろん、内容をしっかり理解した上で少額で試すのであれば否定はしません。
ただ、多くの人は「高利回り」という言葉だけで判断しています。

これが一番危険です。

東証REIT指数という安定した選択肢

そこでおすすめしたいのが「東証REIT指数連動型ETF」です。
これは日本全国の不動産(物流施設・商業施設・ホテル・賃貸住宅など)に分散して投資できるETFです。

例えば代表的なETFである
「NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)」 は以下の特徴があります。

項目 内容
純資産総額 約5,653億円(8月6日現在)
最低投資金額 約2万円〜
分配金利回り 約4.16%
投資対象 全国の不動産に広く分散

4%を超える利回りを、上場ETFという形で誰でも簡単に得られるのは大きなメリットです。
しかも市場に上場しているため、いつでも売買が可能で透明性も高いです。

なぜ東証REIT指数を選ぶべきなのか

  • 分散効果が高い:各分野の不動産に広く分散されている
  • 市場でいつでも売却できる:流動性が高い
  • 手数料が明確:販売会社の成功報酬がない(信託報酬のみ)
  • 長期保有に向いている:安定的な分配金を得やすい

不動産クラウドファンディングのように“個別案件”の善し悪しを判断する必要もなく、放置しておくだけで不動産からの収益を得られるのが東証REIT指数の大きな魅力です。

有名インフルエンサーを鵜呑みにしない

最近ではインデックス投資のみを勧めていたインフルエンサーが、高利回りのアクティブファンドやクラウドファンディングを紹介するケースも増えています。
その背景には“紹介報酬”の存在があることを理解しておきましょう。

「有名な人が紹介しているから安心」ではなく、
“その商品が自分にとって本当に必要なのか” を自分で判断する姿勢が大切です。

まとめ

不動産クラウドファンディングは一見魅力的に見えますが、分配金遅延や情報の不透明さといったリスクも存在します。
初心者であれば、まずは東証REIT指数のような分散型ETFを活用する方が、安定した資産形成につながります。

地道にコツコツ、わかるものに投資すること。
これが結局、一番早く資産を増やす近道です。

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