
お金に困らない人生を作る資産形成入門:二部構成で始める実践ステップ
はじめに:このチャンネルについて
このチャンネルでは、金融機関や周りの人が教えてくれない、身近で「えっ」と思えるお金の話を、40歳でリタイアした私が発信しています。
一人でも多くの人が「お金に困らない人生」を送れるように、日々情報を届けています。
今回のテーマは「資産形成期間」で、重要な話なので二部構成でじっくりお伝えします。
「お金に困らない人生」とは何か?
お金に困らない人生とは、お金持ちになることやセミリタイアを目指すことではなく、仕事をいつでも辞められる状態、我慢せずに生活できるレベルの生活(経済的自立)を指します。
つまり経済的自立です。
自分にとって必要な生活費を理解し、それを自分で構築することが大切です。
資産形成は万人一律ではない
資産形成には「これをすれば正解」という共通ルールはありません。
人それぞれ、家族構成・生活費・住む場所・環境が異なるため、自分で計画し、責任をもって進めることが基本です。
節税や資産構築は自分でできる範囲で行い、どうしても必要なら税理士などの専門家に頼るのも一つの方法です。
ただし、高額なセミナーや相談は必ずしも必要ではありません。
自分で考える力が未来を変える
人任せにしてしまうと、結果が悪ければ「誰かのせい」にしてしまいがちです。
しかし、自分の考え方を変えなければ、人生は変わりません。
私は普通の会社員として18年間働き、貯蓄を積み重ねて40歳でセミリタイアしました。
その経験から、自分で考え、行動することの重要性を強く伝えたいです。
資産形成スタートの第一歩:支出の把握
まずは自分が毎月、年間でいくら支出しているかを正確に把握しましょう。
銀行口座やクレジットカードは整理・集約し、見やすい状態に整えてください。
「マネーフォワード」などの家計管理アプリを使うことで、固定費や使途不明金が見えてきます。
不要なサブスク、携帯代、保険などは見直して削減できる部分を見つけましょう。
生活防衛資金の確保と目安
生活費の把握ができたら、生活防衛資金を準備します。
会社員なら6ヶ月〜1年、自営業者は1〜3年分の生活費が目安です。
さらに、急な出費(病気、家具修理、事故など)に備えて、プラスで100万円程度の予備資金を持つことも推奨します。
家族分を見込むなら、その分を足して考えます。
資産形成の流れ:現金から投資へ
生活防衛資金が確保できた後で、余裕資金を投資に回すフェーズです。
投資先としては長期目線のインデックスファンドなどが基本ですが、重要なのは心理的に耐えられる範囲で投資することです。
リスク許容度を理解すること
例えば1000万円を投資するとして、次の日50%下がる可能性があるとします。
この状況でも「平気」と思えるかどうか、自分の許容度を知ることが重要です。
目安として、10%下落に耐えられるなら投資額は1000万円の20%、すなわち200万円程度が適切です。
極端な下落を考慮し、余剰資金を残しておくことが大切です。
投資で最も大切なのは「リスクを想定する力」
多くの情報発信者は「利益」や「成績」を強調しますが、資産形成で最も重要なのは「どれだけ減るか」を想定することです。
プラス20%が期待できるなら、マイナス20%もあり得る。
リスクの幅を理解し、その中でホールドできる自分でいることが成功の鍵です。
まとめ:自分のスタイルで進める資産形成
- 支出をしっかり把握して整理する
- 生活防衛資金+予備資金を確保する
- 投資は心理的に耐えられる範囲で少しずつ
- 利回りよりもリスク許容度を重視する
- 自分の考えで判断し、変化を恐れず行動する
初めて触れる方も、経験者の方も、自分のペースと信念で資産を築いていってください。
次回は「資産の売却編」で、また違った視点をお伝えします。
それでは、今日も気をつけていってらっしゃいませ。