
知らなきゃ損!自営業・フリーランス向け“付加年金”制度のススメ
はじめに:知られざる「付加年金」の魅力
こんにちは。40歳でリタイアした鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関やまわりの人が教えてくれない「えー!そうなの?」と思えるお金の話をお届けしています。
今回は「おすすめの年金制度」についてお話しします。
その正体は――付加年金です。
知っている方もいるかもしれませんが、意外と知られていない、そしてとてもお得な制度なので、改めて紹介させていただきます。
付加年金って何?基本の仕組みを解説
付加年金とは、国民年金の第1号被保険者だけが利用できる制度です。
具体的には、通常の国民年金保険料に月額400円を上乗せして納めることで、将来の年金額に月額200円が上乗せされる仕組みです。
つまり、次のようになります。
- 月々:400円納付
- 将来:年金受給時に毎月200円の上乗せ
- → 2年で元が取れ、あとは生涯プラス
この制度は、会社員など厚生年金加入者は利用できません。
対象者は、自営業、フリーランス、専業主婦などの第1号被保険者のみです。
なぜ付加年金が“お得”なのか?
付加年金が優れている理由は、コスパの良さにあります。
月400円の上乗せが、たった2年で回収できる仕組みは、社会保険として見ても非常に効率的です。
加えて、生きている限り支給され続けるため、長生きすればするほど“得”になります。
通常の国民年金は、いわゆる1階建てですが、付加年金で「1.5階」に近づける、そんなイメージです。
付加年金の加入方法と注意点
付加年金に加入するためには、市役所などの窓口で申し込みを行う必要があります。
国民年金に切り替えるタイミング、たとえば会社を辞めて自営業になる時などに一緒に申請するのがおすすめです。
ただし注意点もあります。
- 対象は第1号被保険者のみ(会社員などは対象外)
- 老齢基礎年金の受給資格(原則10年以上の納付)が必要
- 年金受給は原則65歳からで、付加年金もそのタイミングで支給開始
付加年金 VS 他の制度
老後資金を増やす方法は他にもあります。
たとえば以下のような制度があります。
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
- 国民年金基金
- 小規模企業共済
これらと比較すると、付加年金のメリットはやはり低コストで手軽に始められる点です。
iDeCoは投資の知識が必要で、運用リスクもあります。
一方、付加年金は“確実に”リターンが見込める制度です。
教えてくれないから、自分で知る
今回のような制度は、誰も教えてくれません。
市役所も金融機関も、積極的には案内してくれないことが多いのが現実です。
「なぜ教えてくれなかったんだ」と思っても、結局は自分で情報を取りにいくしかないのです。
だからこそ、こうしてブログや配信を通じて、少しでも多くの方に知っていただけたらと思っています。
まとめ:今できることから始めよう
今後、制度は変わっていくかもしれません。
年金制度もiDeCoも、時代に応じて見直されていくでしょう。
だからといって「将来どうなるかわからないからやらない」のではなく、今使える制度をフル活用することが大切です。
株価と同じで、将来は誰にも読めません。
読めないからこそ、「今」できる行動に価値があると私は思います。
最後に
付加年金、知らなかった方はぜひこの機会に覚えてください。
そして、もし国民年金第1号被保険者になった際には、迷わず付加年金に加入することをおすすめします。
少しでも皆さんの人生が「お金に困らない」方向へ進むことを願って、今後も役立つ情報を配信していきます。
今日もいってらっしゃい、鼻つぶれぱぐ男でした!