
なぜ投資をしてもお金に困らない人生にならないのか?その本当の理由
はじめに
おはようございます、鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周囲の人が教えてくれない「へぇ」と思えるようなお金の話を、40歳でリタイアした私の視点で発信しています。
一人でも多くの方がお金に困らない人生を送ってほしいという願いを込めて書いています。
さて、今回のテーマは「投資をしてもお金に困らない人生にならない理由」についてです。投資ブームの中、多くの人が資産運用を始めていますが、
それでも将来に不安を抱える人が多いのはなぜなのか、一緒に考えてみましょう。
なぜ投資をしているのにお金に困る人が多いのか?
最近はS&P500やオルカン(全世界株式)などに投資する人が増えています。
にもかかわらず、「老後資金が足りない」「年金が不安」といった声があとを絶ちません。
これはなぜでしょうか?
理由はシンプルです。
「Buy & Hold(買って持ち続ける)」ができていないからです。
これだけです。
投資をしていても、途中で相場が荒れるとすぐに売ってしまう人が非常に多いのです。
市場に居続けることの重要性
S&P500が下落しただけで「米国終わった」「投資はもう怖い」と感じて資金を引き上げてしまう。
そんな人が後を絶ちません。
でもそれでは、資産は増えません。
市場には居続けることが重要です。
もちろん、ポジションの調整はしてもいいのです。
例えばコア・サテライト戦略で、コア部分はインデックスを中心に置いて、サテライト部分で米国外の株に挑戦する。
こういった戦略はありだと思います。
しかし、極端な行動――「全部売る」「全部移す」といった行動は、結果的に後悔を招くことが多いのです。
過去のデータから学ぶ「居続けること」の意味
「稲妻が輝く瞬間を逃すな」という言葉があります。
たとえば、1980年にS&P500に1万ドルを投資し、40年間保有していれば、資産は約79万ドル(年率約11%)に増えました。
しかし、たった最良の10日間を逃すだけで、リターンは年率7%に低下し、資産は約37万ドルに減少します。
最良の30日間を逃すと、なんと2%まで下がり、資産は13万ドル程度になってしまいます。
このように、市場の上昇日は予測できません。
だからこそ、「ずっと市場に居続けること」が最もシンプルで最強の戦略なのです。
他人の成功例に惑わされない
SNSなどで「この銘柄で億万長者になった」などの話が飛び交っていますが、気にする必要はありません。
その人のお金であなたが生活するわけではないからです。
自分のお金は自分の目的のために、無理のない範囲で、心がざわつかない金額で運用するのがベストです。
投資だけがすべてではない
ちなみに、私がリタイアできたのは投資だけが理由ではありません。
会社員時代から地道に固定費を見直し、日々の貯蓄を継続してきた結果です。
投資はあくまで「増やす手段の一つ」であって、土台がしっかりしてこそ活きてくるものだと思います。
まとめ:焦らず、続けることが最強の戦略
市場は上がったり下がったりを繰り返しますが、大切なのは「居続けること」です。
- バイ&ホールドを意識しましょう
- 投資額は心が揺れない範囲で
- 他人と比べない
- 極端な行動を避ける
- 日々の生活も大事に
これらを意識するだけで、将来的にお金に困らない人生に近づけると思います。
それでは、今日も良い一日を。いってらっしゃいませ!