楽天SCHD:米国高配当ETFを間接投資で賢く利用する方法
楽天SCHDとは?
皆さん、おはようございます。鼻つぶれぱぐ男です。
このチャンネルでは、金融機関や周囲の人があまり教えてくれないお金に関する話題を、40歳でリタイアした私が発信していきます。
今回は、楽天から登場の「楽天SCHD」という高配当ETFについてお話しします。
楽天SCHDとは、米国のSCHD ETFをベースにしたファンドで、
間接的に日本の投資家でも米国高配当株に投資できるようになりました。
このファンドの特徴やメリットについて、詳しく見ていきましょう。
楽天SCHDの魅力:配当利回りと株価成長
楽天SCHDの大きなポイントは、現在の配当利回りが約3.5%と高く、株価成長も見込めるという点です。
つまり、インカムとキャピタルの両方を狙えるファンドということです。
このファンドの正式名称は「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」ですが、
ベースとなる米国ETFのティッカーシンボル「SCHD」から楽天SCHDと呼びます。
SCHDの実績:安定した運用と高配当
元となるSCHD ETFは、2011年に誕生し、すでに13年以上の運用実績を持っています。
運用コストはわずか0.06%で、運用総額は8.4兆円に達しています。
配当利回りも約3.5%と、米国で人気の高配当ETFです。
VYM(バンガード・米国高配当株ETF)と比較すると、配当利回りがVYMの2.9%を上回っているため、より高いリターンを期待できます。
楽天SCHDの投資対象と分散の仕組み
楽天SCHDの投資対象は、少なくとも10年連続で配当金を支払っている企業で、時価総額が5億ドル以上の大企業です。
これらの条件を満たす企業のうち、上位100社に厳選して投資されます。
さらに、一銘柄の比重が全体の4%を超えないように分散投資が行われており、
セクター全体の比重も25%を超えないように調整されています。
このように、安定した成長を期待できる分散投資が行われています。
SCHDのパフォーマンス:過去10年の成長
SCHDの過去10年の配当推移は安定的で、右肩上がりの成長を見せています。
株価も13年間で約3.2倍に成長しており、長期的な資産形成に向いたファンドと言えるでしょう。
楽天SCHDのコストとメリット
楽天SCHDの新宅報酬は0.192%(税込)で、若干高めですが、二重課税の調整が行われるため、外国税額の10%が控除されるメリットがあります。
特定口座で購入する場合は二重課税の調整が適用されますが、NISA口座購入であれば、適用されないので注意が必要です。
まとめ:楽天SCHDは買いか?
楽天SCHDは、米国で人気の高配当株ETFであるSCHDを日本でも購入できるファンドです。
配当利回りや株価成長を狙える優れた投資商品ですが、隠れコストや実際の運用実績を見極めることが重要です。
私自身は、今すぐに購入する予定はありませんが、長期的に安定した配当を求める方や、米国高配当株ファンドに興味がある方にとっては、購入を検討する価値があるファンドだと思います。