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新NISA制度の成長枠の罠:金融機関のセールスに惑わされないために

このブログでは、金融機関や周囲の人々が教えてくれない「へー」と思えるお金の話を、40歳でリタイアした私が皆さんにお伝えします。

お金に困らない人生を送るための情報を、一人でも多くの人に届けたいと思っています。

今回は、新NISA制度の成長枠についてお話しします。

新NISA制度の成長枠の罠:金融機関のセールスに惑わされないために

 成長枠とは何か?

新NISA制度には、「成長枠」という枠があります。

この枠は、年間で最大240万円、最大で1200万円分の投資が可能なものです。

成長枠の主な特徴として、運用益が全て非課税となり、非課税期間も無制限です。

この制度改正自体は非常に良いものですが、うまく使わないとそのメリットを享受できない点が注意です。

成長枠の罠

結論から言うと、成長枠は投資家のためではなく、金融機関のセールスのために設けられたものです。

金融機関の職員としての経験から言わせてもらうと、

成長枠は金融機関が手数料を稼ぐためのものです。

金融機関の職員から多くの手数料を取れる商品がこの枠内で推奨されるため、注意が必要です。

どのように利用すべきか?

初心者の皆さんには、積立枠で国が認めた優良なインデックスファンドを成長枠でも利用することを強くお勧めします。

例えば、全世界株式や全米株式、先進国株式などの信託報酬が低いファンドを選ぶことがポイントです。

これにより、長期的には手数料の負担を最小限に抑えることができます。

金融機関のセールストークに惑わされないために

金融機関は「より成長できる」として高手数料の商品を薦めてくることがあります。

しかし、長期的な視点で見れば、低コストのインデックス投資が最も合理的です。

高手数料の商品は短期的には魅力的に見えるかもしれませんが、長期的には手数料がパフォーマンスを大きく削る要因となります。

結論

新NISAの成長枠は、金融機関のセールスマンが手数料を稼ぐために作られた枠であることを理解しましょう。

そして、全ての投資をインデックスファンドに集中させることで、長期的な運用益を最大化し、手数料負担を最小限に抑えることができます。

皆さんが有効な投資を行い、金融機関のセールストークに惑わされないようにするために、この情報をお伝えしました。