
【ゼロで死ねの教え】老後のために貯めすぎるな!お金を「上手に使う習慣」が人生を豊かにする理由
はじめに:お金を「貯める」よりも「使う」習慣を
こんにちは、鼻つぶれぱぐ男です。
このチャンネルは、金融機関や周りの人が教えてくれない「お金の話」をお届けしています。
私は40歳でリタイアしましたが、今振り返ると、お金を使う習慣を身につけておいて本当に良かったと感じています。
今日は、「老後のために貯めすぎることの落とし穴」についてお話しします。
テーマの参考にしたのは、ビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)』です。
参考記事
https://www.businessinsider.jp/article/270453/
(出典:MONEY INSIDER)
「老後のために貯めすぎた人」が陥る3つの落とし穴
ビル・パーキンス氏は、著書の中で次の3つの落とし穴を指摘しています。
1️⃣ 若い時しかできない経験を逃すこと
2️⃣ 子どもや家族に残すお金が無駄になること
3️⃣ 必要以上に働いて人生の時間を浪費すること
どれも「耳が痛いけれど大切な話」です。
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
① 若い時しかできない経験を逃すリスク
人間には、年齢によってしかできない経験があります。
例えば、20代や30代だからこそ行ける海外旅行や、趣味を過ごす時間、挑戦できるスポーツなどです。
「老後のために」とお金を貯め込みすぎると、こうしたチャンスを逃してしまいます。
お金は貯めるだけではなく、“体験に変える”ことで本当の価値を発揮します。
パーキンス氏はこれを「人生への投資」と呼びます。
若い時に使ったお金は、将来の自分に喜びや思い出として“配当”をもたらすのです。
② 子どもに残すお金は本当に必要か?
「子どものために貯金を残したい」という親は多いです。
しかし、実際には子どもが50代・60代になってから親の遺産を受け取るケースも珍しくありません。
もらう側もすでに老後の準備をしており、「ありがたいけれど使い道がない」と感じることも多いのです。
お金を残すこと自体は悪くありませんが、残す時期と使い道を考えることが大切です。
「使われないままの遺産」よりも、「今、親子で共有できる体験」にお金を使うほうが、ずっと価値があるのではないでしょうか。
③ 必要以上に働きすぎることの無駄
「もっと働けば、もっと貯まる」と考えがちですが、それは時間をお金に換えているだけです。
長時間働いた結果、健康を損ねたり、家族との時間を失ったりすれば、本末転倒です。
パーキンス氏はこう言います。
「お金を稼ぐために時間を使うより、時間を楽しむためにお金を使え。」
これは、私自身が40歳で退職したときに痛感したことでもあります。
働き続けることが悪いわけではありませんが、“好きな仕事を必要なだけ”続けることが理想だと思います。
私自身の経験:お金を「使う習慣」が人生を変えた
私は金融業界で長年働き、40歳でリタイアしました。
その後、資産運用を続けながら、ブログや音声配信で「お金に困らない人生」について発信しています。
これまでの人生で感じたのは、「お金を使う習慣」が人生を豊かにするということです。
例えば、
- 家族との食事に少し贅沢をする
- 普段のお菓子や飲み物をたまに高級なものにする。
- 興味のある体験や旅行に行く
こうした「小さな贅沢」を積み重ねることで、毎日の幸福度が確実に上がります。
お金を「使う力」を鍛える
お金を貯めるスキルは多くの人が持っていますが、使うスキルを磨いている人は意外と少ないです。
ギャンブルや浪費ではなく、「意味のある支出」を意識して使うことが大切です。
そのためにおすすめなのが、
- 分配金や配当金を“体験費”に使う
- 家族や仲間と共有できるイベントに使う
- 寄付や応援したい団体への支援に使う
といった「生きたお金の使い方」です。
「ゼロで死ぬ」は極端ではない
『ゼロで死ね』というタイトルは刺激的ですが、本質は「お金を無駄に残すな」というメッセージです。
つまり、“人生を最大限楽しんで、後悔なく終える”ための考え方です。
もちろん、すべてを使い切る必要はありません。
「老後に不安を残さず、今を大切に生きる」ことが、この本の真意だと思います。
まとめ:お金は「使うためにある」
お金は貯めるだけでは意味がありません。
体験や学び、家族との時間、健康のための投資に使うことで、初めて価値を持ちます。
40歳でリタイアしてより感じるのは、お金よりも「時間」と「心の余裕」こそが本当の資産だということです。
どうか皆さんも、「お金を使う習慣」を意識してみてください。
今日の一杯の贅沢なコーヒーからでも構いません。
それが、あなたの人生を確実に豊かにしてくれる第一歩になります。
今日のまとめ
- 老後のために貯めすぎない
- 若いうちに経験にお金を使う
- 子どもに残すより共に楽しむ
- 好きな仕事を“必要な分だけ”続ける
今日も、お金を使う習慣を意識して、心豊かな一日を過ごしましょう。