【新NISA長期投資の結論】高配当株へ乗り換え不要|インデックス投資は「勝手に高配当」になる理由
【新NISA長期投資の結論】高配当株へ乗り換え不要|インデックス投資は「勝手に高配当」になる理由
はじめに|金融機関が教えてくれない本当に大切なお金の話です
このブログでは、金融機関や周囲の人がなかなか教えてくれない、
「へー」と思える身近なお金の話を発信しています。
運営しているのは、40歳でリタイアした私、鼻つぶれぱぐ男です。
一人でも多くの方が、お金に困らない人生を送れるようにという思いで、
日々情報を発信しています。
今回は、よく質問を受ける
「将来はインデックス投資から高配当株に切り替えるべきか?」
というテーマについて、私自身の長期投資戦略をお話しします。
私の長期投資戦略の前提|新NISA×インデックス投資です
まず前提として、今回の話は新NISA制度を使った長期投資を想定しています。
私が新NISAで買っているのは、
・低コストのインデックスファンド
・S&P500
・全世界株式(オール・カントリー)
このシンプルな戦略です。
「それだけ?」と思われるかもしれませんが、
実はここに大きな勘違いが潜んでいます。
私の結論|長期投資戦略は「勝手に高配当になっちゃう戦略」です
私の長期投資戦略を一言で表すと、
**「勝手に高配当になっちゃう戦略」**です。
将来になってから、
・インデックスファンドを売却して
・高配当株に乗り換える
この考え方は、私はおすすめしていません。
なぜなら、
長期で保有したインデックス投資は、すでに中身が高配当投資だからです。
インデックスファンドは配当が出ていないように見えるだけです
よくある誤解がこちらです。
「eMAXIS Slimは分配金が出ない」
「だから老後は高配当株にしないと不安」
確かに、分配金は手元には入ってきません。
しかし、配当そのものは出ています。
S&P500や全世界株式の中身は、
Apple、Amazon、NVIDIAなどの配当を出す企業の集合体です。
それらの配当金は、
投資家に配られず、ファンド内で自動的に再投資されています。
これが、インデックス投資の最大の強みです。
ETFと投資信託の違いを見ると本質が分かります
例えば、S&P500に連動するETFで有名な
**VOO(バンガードS&P500 ETF)**を見てみます。
VOOは年4回、分配金が支払われます。
直近の分配金利回りは約1%前後です。
一方、新NISAで買えるインデックスファンドは、
この分配金を出さずに内部で再投資しています。
つまり、
・ETFは「配当をもらう」
・投資信託は「配当を増やす」
という違いがあるだけです。
長期保有すると「実質利回り」はどんどん上がります
ここが一番重要なポイントです。
例えば、2015年にVOOを1株購入した場合、
当時の株価は約186ドルでした。
その年の年間分配金は約3.9ドルで、
利回りは約2%です。
しかし、その1株を売らずに持ち続けた場合、
2024年の年間分配金は約6.7ドルまで増えています。
つまり、
2015年の取得価格ベースで見ると、
配当利回りは3.5%以上になります。
これはもう、立派な高配当株です。
将来インデックスから高配当株へ切り替えるのはナンセンスです
ここで気づいてほしいのです。
長期でインデックス投資を続けていると、
・株価は上がり
・配当も増え
勝手に高配当化していきます。
にもかかわらず、
将来わざわざインデックスファンドを売却し、
高配当株へ乗り換える必要はありません。
必要な時に、
必要な分だけ取り崩せばいいのです。
高配当株を買っていい人・向いている人
もちろん、高配当株を否定しているわけではありません。
・今すぐ配当金を生活費に使いたい人
・定期的なキャッシュフローが欲しい人
・元本を取り崩すのが精神的に辛い人
こういった方には、高配当株は選択肢になります。
ただし、
将来のためにインデックス投資をしている人が、
老後に切り替える前提で考える必要はありません。
資産形成の目的は「お金に困らない人生」です
そもそも、なぜ資産形成をするのでしょうか。
それは、
・生活の不安を減らす
・選択肢を増やす
・嫌なことを無理に続けなくていい
こうした心の余裕を持つためです。
インデックス投資は、
キャピタルゲインと配当の両方を、
効率よく取り込める仕組みです。
まとめ|インデックス投資は高配当の「つぼみ」です
新NISAでインデックスファンドを積み立てている人は、
将来の高配当株のつぼみを今買っているようなものです。
時間とともに花は開き、
必要な分だけ取り崩せばいいのです。
焦らず、愚直に、長期で続ける。
それが、私が実践している
**「勝手に高配当になっちゃう長期投資戦略」**です。
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