ビットコイン最高値でも騒がれない理由と、長期投資家にとっての好機について

■ おはようございます、鼻つぶれぱぐ男です
このチャンネルでは、金融機関や周囲の人が教えてくれない、身近で「へぇ」と思えるお金の話をお届けしています。
40歳でリタイアした私が、一人でも多くの人がお金に困らない人生を送ってもらえるように発信しています。
本日は「ビットコインが最高値更新しても、あまり騒がれなくなった理由と、そこに感じる好材料」についてお話しします。
■ ビットコインが最高値を更新しても静かな市場
この収録時点ではないのですが、少し前にビットコインが最高値を更新したというニュースがありました。
ところが、以前と比べて、あまり大きく取り上げられていない印象を受けました。
たとえば、トランプ大統領の発言や、ビットコインETFが承認されたときのような、お祭り騒ぎはほとんど見られません。
「ビットコイン、最高値を更新しました」というニュースも、まるでS&P500が淡々と高値を更新するかのような静けさです。
■ 熱狂が落ち着いたことは良いこと?
「以前のような熱狂がないのは寂しい」と感じる方もいるかもしれません。
ですが、長期目線で投資している立場から見ると、これはむしろ好ましい状況だと私は思っています。
というのも、「ブームで急激に価格が上がる資産」は、その反動で暴落しやすいからです。
いわゆる「山高ければ谷深し」というやつですね。
短期の投機熱で注目される資産は、ブームが去ると急速に冷え込み、長期間にわたって低迷してしまう可能性が高いのです。
■ 資産が最も増えるのは“静かに上がる”パターン
私が考える「一番資産が増えるパターン」は、派手な上昇ではありません。
価格がじわじわと、上がったり下がったりを繰り返しながら上昇し、気づいたときには「あれ?増えてない?」と感じるような形です。
実際、「亡くなった方の口座が一番増えていた」という、ほったらかし投資の話もあります。
売買を繰り返すより、放っておいた方が資産が増えていたという事例は少なくありません。
このように、“ひたひたと上がっていく資産”は、長期投資に向いています。
■ ビットコインは資産クラスとして定着しつつある
今回のビットコイン最高値更新が静かに受け止められていることは、ビットコインが「一時の投機対象」ではなく、「一つの資産クラス」として定着し始めている証拠だと感じます。
ETFも承認され、アメリカをはじめ世界中で暗号資産としての認知が進んでいます。
以前のように「仮想通貨=怪しいもの」というイメージは、徐々に払拭されてきているように思います。
■ ビットコインは暗号資産界の「アップル」「マイクロソフト」
暗号資産の中には多くの種類がありますが、それは株式でいう個別株と同じです。
その中で、ビットコインは「アップル」や「マイクロソフト」、あるいは「NVIDIA」のような存在といえるでしょう。
つまり、代表的で信頼されている銘柄に近い立ち位置です。
そのため、暗号資産の中でどれを持つか迷ったら、とりあえずビットコインを選ぶというのは、理にかなっていると思います。
■ 騒がれない今こそ安定の証
ビットコインの価格が上がっても大きな話題にならないということは、逆に言えば、投資対象として“安定感”が出てきたということではないでしょうか。
私自身、ビットコインは1BTC=100~150万円のときに投資しましたが、買い増しなどはせず、ずっとホールドしたままです。
短期で売買せずに、「ほったらかし投資」を実践しています。
■ 最後に:短期的な騒ぎよりも、静かな成長を大切に
今回のテーマでお伝えしたかったのは、「ビットコインが静かに最高値を更新しているのは、長期投資家にとってはチャンス」ということです。
投資は「騒がれているうち」がピークではありません。
静かに、多くの人が見逃しているときこそ、資産を積み上げる好機なのです。
今日も一日、気をつけていってらっしゃいませ。
また次回の配信でお会いしましょう。