
楽天MRFとは?復活の理由とMMFとの違いをわかりやすく解説します
金融機関が教えてくれない、身近なお金の話
こんにちは。40歳でリタイアした鼻つぶれぱぐ男です。
このチャンネルでは、金融機関や周りの人があまり教えてくれないけれど「へぇ〜」と思えるようなお金の話を発信しています。
今日は、**「楽天MRFが復活」**というテーマでお届けします。
MRFってそもそも何ですか?
「MMFは聞いたことあるけど、MRFって何?」という方も多いと思います。
MRFは「マネー・リザーブ・ファンド」の略で、短期の公社債(国債や社債)などに投資する投資信託です。
株式は一切組み込まず、信用度の高い債券で運用されているため、リスクはかなり低め。
元本保証こそありませんが、元本に近い安定性がある商品です。
楽天MRF復活の背景とは?
楽天証券では、かつてMRFが自動で利用されていました。
証券口座にお金を入れておくと、自動的にMRFで運用され、毎日分配金が付いていたのです。
しかし、長らく続いた日銀のゼロ金利政策により、利回りがほぼゼロとなり、MRFは終了。
今回、日銀が利上げ方向に転換したことで、運用利回りが見込めるようになり、楽天MRFが復活したというわけです。
MRFとMMFの違いとは?
基本的な仕組みは非常に似ていますが、違いもあります。
項目 | MRF | MMF(日本円) | MMF(外貨建て) |
---|---|---|---|
投資対象 | 公社債 | 公社債 | 公社債など |
為替リスク | なし | なし | あり |
分配金 | 毎日決算型(日割り) | 商品による | 商品による |
購入通貨 | 日本円 | 日本円 | ドルなど外貨 |
外貨建てMMFの場合、為替差益(または損)によって税金が発生することがあります。
例:
1ドル=100円のときに購入し、解約時に1ドル=110円になっていれば、
→ 為替差益10万円に対して20.315%の税金がかかります。
MRFの使いどころとは?
MRFは、待機資金の置き場所として活用するのが基本です。
たとえば、
- 株式購入のために証券口座に日本円を入れておいても使っていない
- 銀行に預けていてもほとんど利息がつかない
- 1000万円を超える資金を銀行に預けるのは不安(ペイオフ対策)
そんな時に、楽天MRFに預けておくことで、毎日少しずつ分配金が付き、資金が遊ばない状態になります。
利用するにはどうすればいい?
楽天証券のウェブサイト、特にPC画面の上部メニューに「MRFに関する商品案内」が出ている場合があります。
まだ導入されていない人は、そちらから確認・購入が可能です。
スマホ画面では見つけにくいこともあるので、一度パソコンでチェックしてみると良いでしょう。
楽天銀行との使い分けもおすすめ
楽天銀行の普通預金は、楽天証券と連携することで**300万円まで金利優遇**があります。
それ以上の資金を置いておく場所として、今回の楽天MRFは選択肢の一つとなります。
今後、SBI証券でも登場するかも?
楽天MRFの復活により、競合のSBI証券なども追随する可能性があります。
現時点では未定ですが、競争の中でよりよい商品が登場することも期待できます。
まとめ:楽天MRFはこんな人におすすめです
- 証券口座に現金が余っている方
- 銀行にお金を置きっぱなしにしている方
- 為替リスクなしで低リスク運用したい方
- 税金のかからない運用先を探している方
MRFは「ほぼ元本保証」に近い安定資産。
短期の運用先や資金の待機場所として、一度チェックしてみてください。
最後に
楽天MRFのように、少しでもお金を「働かせる」意識を持つことが、資産形成の第一歩です。
今日もお金の話を聞いてくださり、ありがとうございました。気をつけていってらっしゃいませ!
必要に応じて、他の証券口座や資金管理についての発信もしています。
気になる方はぜひまた遊びに来てください。