専門家選びで失敗しないために大切な3つのポイント

はじめに
こんにちは。40歳でリタイアした鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周りの人がなかなか教えてくれない「へぇ〜」と思えるお金の話をお届けしています。
今日のテーマは「ぱぐ男が考える良い専門家の選び方」についてです。
専門家といっても医師、税理士、弁護士、司法書士、社労士などさまざまですが、今回は特に私自身が経験を積んできた「税理士選び」を中心に、どの専門家にも共通して言えるポイントをお話します。
「先生」=信頼できるとは限らない
まず大前提として私が大切にしているのは、「尊敬できない人を先生とは呼ばない」ということです。
税理士でも医師でも、「この人、ちゃんと仕事できるかな」と思える人には「〇〇さん」や「〇〇税理士」と呼び、安易に「先生」とは言いません。
これまで相続関連で多くの専門家と接してきましたが、「この人すごい!」と心から思えた人は正直あまりいませんでした。
だからこそ、自分の目で見て、耳で聞いて、しっかり判断することが重要だと感じています。
良い専門家を見分ける3つのポイント
では、実際にどうやって良い専門家を見極めるのか。
私の経験をもとに、3つの重要なポイントを紹介します。
1. 人の話をちゃんと聞くかどうか
これが一番大事です。
こちらの悩みや状況をきちんと聞かずに、すぐに「これはこうすれば大丈夫です」と決めつけるような専門家は要注意です。
ある時、法人会計で利用していた会社の無料税理士相談を使ったことがあります。
事前に質問をメールで送っていたにもかかわらず、それを見ずに「今日どうされました?」と聞いてくる始末。
医師でいうところの問診票を読まずに診察を始めるようなものです。人の話を聞く姿勢がない専門家には相談すべきではありません。
2. 専門用語を多用しないか
私たち一般人にとって、専門用語は分かりにくいものです。
「これ、会計上ではこうですから」などと当たり前のように話されても、理解できないのが普通です。
過去に相談した専門家に「さっきも言いましたけど」などと言われた時には、「なんだこいつ」と正直思いました。
難しい言葉を並べて理解を求めようとしない専門家は、コミュニケーションの意識が足りないと感じます。
3. 間違ったことを平気で言わないか(知ったかぶりしない)
専門家も人間ですから、ミスはあります。
大切なのは、間違った時にきちんと認めて、修正できるかどうかです。
相続税に関して、障害者控除の適用について私が税理士事務所に相談した際、スタッフから「甥と姪でも使えます」と言われたことがありました。
国税庁のホームページなどで自分で調べた結果、適用できない可能性が高いとわかり、他の税理士にも確認。
最終的には最初の事務所に再確認し、「すみません、できませんでした」と言われ、無償で修正申告をしてもらうことになりました。
税理士や弁護士であっても、常に正しいとは限りません。
だからこそ、言われたことを鵜呑みにせず、自分でも確認したり、他の専門家にも聞いてみる姿勢が必要です。
専門家選びは「あいみつ」が鉄則
私は常に「相見積もり」をとるようにしています。
一つの事務所にだけ聞くのではなく、同じ内容を複数の専門家に相談し、対応や回答を比較することが大切です。
前の事務所で教えてもらった知識を次の相談で確認してみると、その専門家の理解度や誠実さが見えてくることもあります。
専門家もただの人間。信頼しすぎないこと
どれだけ肩書きがあっても、専門家も人間です。
すべてを信用しすぎると、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。
「先生だから大丈夫」と思い込まず、「この人は本当に信頼できるか?」を自分の目で見極めることが、お金に関する失敗を防ぐ第一歩です。
まとめ:信頼できる専門家と出会うために
改めて、良い専門家を選ぶためのポイントをまとめます。
- 話をきちんと聞くかどうか
- 専門用語を多用しないか
- 知ったかぶりをせず、ミスを認めるか
そして、複数の専門家に相談して比較すること。
このステップを踏むことで、あなた自身や大切な人の財産を守ることにもつながります。
それでは今日も一日、気をつけていってらっしゃいませ。