ドル安局面という事実|円安・円高に振り回されない長期投資の考え方


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はじめに|円ではなく「ドル」を軸に考えていますか?

このブログでは、金融機関や周囲がなかなか教えてくれない身近なお金の話を、40歳でリタイアした私がお伝えしています。

今回のテーマは「ドル安局面という事実」です。

円安や円高、日銀の利上げ、政権交代など、日本に住んでいるとどうしても円ベースで物事を考えがちです。

しかし、世界経済の中心は依然としてドルです。

まずはこの大前提を押さえることが重要です。

なお、最初にお伝えしておきますが、長期の資産形成で新NISAを活用し、インデックスファンドを積み立てるという方針は、ドル高でもドル安でも変わりません。

30年、40年という時間軸で考えるなら、短期の為替変動は本質ではないからです。


世界の基軸通貨はドルという現実

現在の世界経済において、中心にある通貨はドルです。

アメリカは経済規模、金融市場の深さ、軍事力などあらゆる面で影響力を持っています。

そのため、ドルは「基軸通貨」として世界中の取引で使われています。

為替相場では円安・円高が話題になりますが、本質的に見るべきは「ドルが世界全体に対してどう動いているか」です。

その指標の一つがドルインデックスです。

最近の流れを見ると、長期的にはドル安方向への動きが見られます。

これは「ドルが終わる」という意味ではなく、「これまで強すぎたドルが是正されている」と捉えるのが自然です。


ドル安局面で起きていること

ドル安局面では、いくつかの特徴的な動きが見られます。

① 米国以外への資金シフト

ドルが弱くなると、資金は米国以外の市場に向かいやすくなります。
新興国株や欧州株などが相対的にアウトパフォームしやすい環境になります。

しかしこれは「米国株が終わった」という話ではありません。
資金の循環が起きているだけです。

たとえば、全世界株式(いわゆるオールカントリー)は約6割が米国株です。

残り4割が米国以外です。

米国株から一部資金が移動するだけで、オールカントリーでの米国株の割合が減って、米国株以外の割合が増えるだけです。

んっ???

つまり、オールカントリー持っておけばOK???

ということで、

極論に走る必要はありません。

② 金(ゴールド)への資金流入

近年、各国の中央銀行が金を積極的に買い入れています。
特に新興国です。

背景には、「ドル依存からの分散」があります。

自国通貨の信用が弱い国ほど、無国籍資産である金を保有したいという動きが強まります。

これはドル崩壊ではなく、「ドル一強の調整」と見るのが妥当です。


円安・円高に振り回されないために

日本に住んでいると、どうしても円安・円高が気になります。

円安になると海外投資の評価額は増えます。

しかしそれは「円が弱くなっている」という意味でもあります。

大切なのは、短期の為替変動で投資方針を変えないことです。

投資の最大の敵は、外部環境ではありません。
自分の感情です。

「ドル安だからS&P500はやめる」
「米国株はオワコンだ」

こうした極端な判断は、長期投資の本質から外れます。


新NISAと長期インデックス投資は変わらない

新NISAを活用してインデックスファンドを積み立てている方の多くは、老後資産形成が目的のはずです。

20年後、30年後を見据えているなら、今年ドル安かどうかは本質ではありません。

不確実性があるからこそ、リターンが生まれます。
未来が確実なら、リターンは存在しません。

ドル安局面では米国以外が強い年もあるでしょう。
逆に、再び米国株が優位に立つ局面も必ず訪れます。

市場は循環します。
山が高ければ谷も深いのです。
それは崩壊ではなく、是正です。


まとめ|ドル安という事実を知り、冷静に行動する

今、世界で起きている大きな流れの一つは「ドル安局面」です。

しかしそれは、恐れるべきものではありません。
流れを知り、極端な判断をしないことが大切です。

・円だけでなくドルを軸に考える
・資金循環を理解する
・長期投資の方針をぶらさない

これが、資産形成で生き残るための考え方です。

短期のニュースや専門家の予想に振り回される必要はありません。
最終的に結果を左右するのは、自分のスタンスです。

今日も冷静に、長期目線でいきましょう。

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