ブラックサンタが来る前に逃げました:投資判断の背景と現金比率を高めた理由
はじめに
皆さん、おはようございます。40歳でリタイアした鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周りの人が教えてくれない、お金にまつわる話を発信しています。
今日のテーマは「ブラックサンタが来る前に逃げました」です。
聞きなじみのない言葉かもしれませんが、これを通じて私の投資判断とその背景をお伝えします。
サンタクロースラリーとは?
まず「サンタクロースラリー」という言葉をご存じでしょうか?
これは、年末から新年初めにかけて株価が上昇しやすい期間を指します。
具体的には、年末の5営業日と新年の2営業日の計7日間が該当します。
この期間は市場の取引が薄く、個人投資家のボーナス資金が流入しやすいことが背景にあります。
株価が上がる傾向があるため、多くの投資家がこのタイミングを期待しています。
サンタではなく「ブラックサンタ」が来る可能性
しかし、私は今回「ブラックサンタが来る前に逃げた」と表現しました。
それは、現在の米国株市場に対する懸念が理由です。
今年のS&P500の成績を見ると、上昇を牽引しているのは全体の3分の1の銘柄のみであり、残りの3分の2は指数を下回っています。
このような状況は過去70年間で2回目の珍しい現象であり、ドットコムバブル崩壊前と類似しています。
資産売却の背景
私が今回現金化したのは、いわゆる「サテライト資産」、
つまり遊びやチャレンジ用の資金です。
長期目的で保有しているインデックスファンドや増配銘柄などの「コア資産」は手放していません。
投資は余裕資金で行うべきであり、リスクを感じた際には柔軟に対応することが重要です。
市場に漂う危機感
米国株市場は長期的には魅力的ですが、現在のような一部銘柄に依存した上昇は過熱感を感じさせます。
また、著名投資家であるウォーレン・バフェット氏が株式を売却し、短期債券に資金を移していることも市場の割高感を示唆しています。
バフェット氏の「他人が貪欲なときは恐る恐る」という言葉は、まさに今の状況を物語っています。
まとめ
今回の判断はあくまで私個人のリスク回避策です。
サンタクロースラリーが成功すれば良いですが、万が一失敗した場合、来年以降の調整局面に備えることも重要です。
市場における冷静な判断と柔軟な対応が、長期的な資産形成に役立つでしょう。
皆さんも、自分の投資スタイルに合った判断をしてくださいね。