再度注意喚起!新NISAの「成長枠」は本当に私たちのため?
はじめに
こんにちは、鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周囲の人が教えてくれないお金の話を、40歳でリタイアした私が分かりやすくお伝えします。
一人でも多くの人が、お金に困らない人生を送れるようお手伝いしたいと考えています。
今日は、新NISAの「成長枠」について再びお話しします。
この制度について、私が感じている疑問点や問題点を分かりやすく解説していきます。
新NISAの成長枠の仕組み
新NISAでは、「つみたて投資枠」と「成長枠」という二つの枠が用意されています。
一見すると、成長枠は自由に個別銘柄などへ投資できる便利な制度に見えます。
しかし、これは本当に投資家のために設計されたものでしょうか?
成長枠が導入された背景には、金融機関の意向が強く反映されていると考えられます。
つみたて投資枠の商品は、信託報酬が低く設定されているため、金融機関の利益があまり出ません。
そのため、個別株やアクティブファンドが対象となる成長枠が用意され、手数料収益を得やすい仕組みが作られたのです。
手数料の現実
例えば、つみたて投資枠の低コストの投資信託で同じ指数に連動する商品でも、信託報酬が0.1%の商品と0.2%の商品があります。
この差は小さいように見えますが、長期間にわたる運用では大きな違いになります。
0.2%の商品は、金融機関や証券会社の窓口を利用するだけで、追加の手数料を払うことになってしまいます。
実際に、より手数料収入を得るために大手銀行や郵便局、証券会社などは、手数料収益の高い商品を成長枠でお客さまに購入させようとします。
この仕組みを理解せずに投資を行うと、知らないうちに余計なコストを支払うことになりかねません。
成長枠の問題点
成長枠の商品は自由度が高い一方で、投資経験が浅い方にとってはリスクが大きいものも含まれています。
アクティブファンドの中には、運用成績が良好なものもありますが、多くはインデックスファンドに比べて手数料が高く、リスクが伴います。
また、国が本当に国民のためを考えているのであれば、成長枠を設けるのではなく、
つみたて投資枠だけで十分ではないかという疑問も残ります。
成長枠の存在が、金融機関の収益確保を目的としているのではないかと考えざるを得ません。
どう考えるべきか
新NISAを利用する際には、成長枠を慎重に活用する必要があります。
特に、投資初心者やリスクを取りたくない方は、積立投資枠を中心に運用するのが賢明です。
また、商品選びでは信託報酬などのコスト面をしっかりと確認することが重要です。
同じ指数に連動する商品でも、手数料の違いが将来の運用成果に大きな影響を与えるため、安易に選ばずに比較検討しましょう。
まとめ
新NISAの成長枠は、私たちのためというより、金融機関の利益を優先した仕組みと言えるでしょう。
制度の仕組みをしっかり理解し、無駄な手数料を支払わないよう注意が必要です。
新NISAを上手に活用し、賢い資産運用を目指していきましょう
。今後も役立つ情報をお伝えしていきますので、引き続きご覧いただけると嬉しいです!