
年収5000万円でも「お金持ち」と感じないアメリカ人から学ぶ、私たちに本当に必要なお金の感覚
はじめに:お金持ちとお金に困らない人生は違います
こんにちは、鼻つぶれぱぐ男です。
このチャンネルでは、金融機関や周囲の人が教えてくれない「へぇー」と思えるお金の話をお届けしています。
私は40歳でリタイアしましたが、「お金持ち」になることを目指したわけではありません。
目指したのは、「お金に困らない人生」です。
今回は、アメリカのインフレに関する記事をもとに、「収入が高い=安心」とは限らない現実を掘り下げます。
年収5000万円でも「お金持ち」と感じない現実
2024年7月4日のウォールストリートジャーナルに、こんな見出しがありました。
「米国人の収入上位1割、お金持ちとは感じず」
紹介されていたのは、ペンシルベニア州に住むローレンさん一家。夫婦の合計年収は約35万ドル、日本円にして約5000万円。しかし、自分たちを「お金持ち」とは感じていないそうです。
理由は明確です。生活費が高すぎるのです。
インフレが生活を圧迫するアメリカの現実
具体的に見ていきましょう。
- アメリカの住宅価格は、過去5年で45%上昇。
- 一部地域(南カリフォルニアなど)では57%上昇。
- 住宅ローン金利は約7%で、月々の返済は50万円超。
- 教育費も高く、子ども1人で年間1100万円が吹き飛ぶことも。
これだけ出費が多いと、年収3600万円〜5000万円あっても、生活に余裕を感じにくいのも納得です。
「年収が高い=豊か」とは限らない
アメリカでは、年収13万ドル以上(日本円で約1900万円)の世帯のうち、
「昨年より暮らしが良くなった」と答えたのはわずか26%。
これは2009年のリーマンショックの頃と同水準だそうです。
つまり、高収入でも安心や満足感にはつながらないということです。
お金に困らない人生をつくるための考え方
冒頭でも言いましたが、「お金持ち」と「お金に困らない人生」は別物です。
お金に困らない人生を築くには、収入よりも支出のコントロールや貯蓄の習慣、資産運用が重要です。
たとえば私は以下のような工夫をしてきました。
● 貯蓄は「額」より「率」で考える
収入の何%を目安に毎月貯蓄・投資をする考えです。
例えば、収入の20%なら・・・
年収500万円なら100万円、600万円なら120万円。
収入が増えれば、自然と貯蓄額も増えます。
ちなみに私は最大で40%貯蓄していました(笑)
● 他人の価値観ではなく「自分の価値観」でお金を使う
高級車や高級住宅ではなく、自分にとって心地よい暮らしが何かを大切にしています。
● 固定費を削減し、資産運用で余裕をつくる
見直すだけで月数万円が浮く固定費は、家計の大きな味方です。
浮いた分をインデックス投資などで運用していました。
高収入でも安心できない時代。だからこそ…
今後もアメリカのように、日本でもインフレが進めば、年収が上がっても暮らしの満足度は下がるかもしれません。
大事なのは「どれだけ稼ぐか」よりも「どれだけ残すか、どう使うか」です。
また、収入源を一つに頼るのはリスクでもあります。
会社の倒産やリストラ、病気で働けなくなるなど、人生に何が起きるかわかりません。
まとめ:お金に困らない人生は「コツコツ型」が勝ちます
私は18年かけて、ようやく「お金に困らない人生」を手に入れました。
それは、一発逆転の投資ではなく、地道な節約と貯蓄、分散投資の積み重ねの結果です。
急に増えた資産は、急に減ることもあります。
だからこそ「増やし方」と同時に「守り方」も学ぶべきです。
最後に
アメリカの高年収層が感じている「豊かさの欠如」は、私たちにも大切なことを教えてくれています。
それは、年収の多さよりも「お金に困らない仕組み」をつくることの大切さです。
これからも、皆さんがお金に困らない人生を送れるような情報を発信していきます。
今日もありがとうございました。
気をつけて、いってらっしゃいませ!