50代・60代からの投資は遅い?新NISAとインデックス投資で失敗しないための本質的な考え方


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■ はじめに|お金と人生設計の本当の話です。

このブログでは、金融機関や周囲の人がなかなか教えてくれない「身近なお金の知識」について、40歳でリタイアした私・鼻つぶれぱぐ男が発信しています。

今回は、リスナーさんから実際にいただいた質問をもとに、

「50代・60代からの投資は本当に遅いのか?」

「新NISAは使うべきか?」

というテーマについてお話しします。

結論から言うと、「投資を始める年齢」よりも大切なのは「正しい理解」です。


■ 質問1|「813均等バランス型に変更すべきですか?」という危険なサイン

ある方から
「積立NISAをやっているが、813均等バランス型に変更しようか迷っている」
という質問をいただきました。

率直に言います。
このような質問が出てくる時点で、まだ基礎知識が不足している可能性が高いです。

商品名すら正確に把握していない状態で投資先を選ぶのは、地図を持たずに山に登るようなものです。
NISAとは何か。
インデックス投資とは何か。
この部分を理解しないまま投資を続けるのは非常に危険です。

ちなみにたぶん「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」の事が言いたかったのではないかと思います。


■ 本当にやるべきこと|まずは本を1冊読んでください

私が繰り返しおすすめしているのが、投資の基礎が学べる良書を一冊読むことです。

セミナーに参加するよりも、怪しい無料相談に行くよりも、書籍の方が何倍も価値があります。

投資は「誰かに依存するもの」ではなく、「自分で理解して判断するもの」です。
そのスタート地点が、基礎知識のインプットです。

案件ではありません(笑)

この1冊を読むと、頭の中ですっきりします。

ボロボロになるまで読んで下さい!


■ 50代・60代からの投資は本当に遅いのか?

よくある質問がこちらです。
「50代・60代から投資を始めて間に合いますか?」

答えはシンプルです。
目的がはっきりしていれば、遅すぎることはありません。

ただし、
「すぐに増やしたい」
「短期間で結果を出したい」
そんな気持ちが強い場合は、投資は向いていません。

投資はギャンブルではなく、長期戦です。
明日、資産が20%、30%下がっても耐えられるお金でやる。
これが大原則です。


■ 私の資産形成は参考にしないでください

たまに
「どのくらいの年齢でいくら貯めたのか?」
と質問されます。

正直に言うと、私のやり方は万人向けではありません。
金融機関に18年勤め、数え切れない失敗を経験してきました。
外貨建て保険、貯蓄型保険、アクティブファンド、信用取引…。

失敗だらけの歴史の上に、今のスタイルがあります。
だからこそ、私の真似をするのではなく、「再現性の高い王道」を選んでほしいのです。


■ 資産形成よりも先にやるべきことがあります

投資の前に見直すべきものがあります。

・本当に車は必要ですか?(本当に必要なら、高級車や新車が必要ですか?)
・スマホはショップで買っていませんか?
・サブスクを放置していませんか?

生活の中にある無駄な固定費を減らす方が、投資よりも確実にお金は残ります。

私自身、車を手放し、保険を解約し、生活コストを大きく見直してきました。
結果として、年間で数十万円単位の支出削減につながっています。


■ 新NISAは神制度ではありません

新NISAは確かに便利です。
しかし、「国が用意してくれたから安心」という考え方は危険です。

そもそもこの制度が作られた理由は何なのか。
それは「将来の年金だけでは老後を支えきれない可能性が高いから」です。

つまり、
「老後は自分である程度備えてください」
という国からのメッセージでもあります。


■ 50代・60代の人が新NISAを考えるときの本質

出口が近い年齢で投資を検討する場合、大切なのは
「このお金はいつ使う予定か」
です。

数年以内に使う予定のお金を、価格変動の大きい商品に入れるのはリスクが高すぎます。

逆に、
「これは最終防衛資金として、70代・80代以降に使うお金だ」
と考えられるのであれば、長期運用の選択肢も現実的になります。


■ 過去は変えられません。変えられるのは今だけです。

質問の中には
「もっと早く計画しておけば良かった」
という後悔も見られました。

しかし、過去は変えられません。
変えられるのは今日からの行動だけです。

高い利回りを探すよりも、
「今日の支出は本当に必要か?」
と考える方が、人生は大きく変わります。


■ まとめ|投資より大切なのは“考え方”です。

投資の成績を上げることよりも大切なのは、
「お金との付き合い方」を見直すことです。

・近い未来に使うお金
・長期で守りたいお金
これを分けて考える。

これができるようになると、50代・60代からでも遅くありません。

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