新入社員の給料が上がって羨ましい?そんな気持ちの整理法と、過去と今をつなぐお金の話

はじめに
こんにちは、鼻つぶれぱぐ男です。
このチャンネルでは、金融機関や身近な人がなかなか教えてくれない「へー」と思えるお金の話を、40歳でリタイアした私の視点からお届けしています。
一人でも多くの方がお金に困らない人生を歩んでいただくための発信です。
新入社員の給料が上がっているニュースに思うこと
最近、「新入社員の給料が上がっている」「ベースアップされた」などのニュースをよく見聞きします。
それを聞くと、「羨ましいなぁ」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、自分の時代を思い返すと、そんな恵まれたスタートではなかったという方も多いはずです。
就職氷河期と自分の時代を振り返る
私自身、就職氷河期の「雪解け世代」でした。
就職活動といっても、給料なんて気にしている余裕はなく、「とにかくどこかに入らなきゃ」と必死だった人も多かったと思います。
私は偶然、信用金庫の仕事に惹かれ、そこに就職することができましたが、それも偶然の連続の結果でした。
お金の額より、「働けること」が重要だった時代だったのです。
給料だけで羨ましがる前に、背景も見よう
現在、新入社員の給料が上がっている背景には、物価の高騰もあります。
お米の値段、食費、生活費全体がじわじわと上がっている中、ただ数字だけで「高い給料」と言っても、当時とはお金の価値が違います。
額面だけでなく、背景を見て、時代の違いを認識することが大切です。
若手に昔話は押し付けない。でも初心は思い出す
つい「自分の若い頃は…」と語りたくなることもあると思いますが、若い世代にとっては押しつけがましく聞こえることもあります。
しかし、「自分も昔は怒られていた」「最初は何もできなかった」ということを共有するのは、逆に若手に安心感を与えることもあります。
「あの人も最初は苦労してたんだ」と知ることは、救いになるのです。
働き方も変えられる時代に
今の給料が不満で「羨ましい」と思うなら、働く環境を変える選択肢もあります。
私も郵便局へ転職し、そこから最終的にセミリタイアへ。
自分にとっての「転職(天職)」に出会うことができました。
環境は自分で変えられます。
羨むばかりではなく、「どうすれば自分も満足できるか」を考えることが大事です。
投資にも通じる、数字の見方
お金の話でよくあるのが、「額面」に惑わされることです。
たとえば資産運用で、1000万円が10%下がったら100万円のマイナス。
でも率で見れば90%は残っていると考えられます。
額ではなく**「割合」で捉えることが心の安定につながる**のです。
これは給料の話にも似ています。
ただ「上がった」「下がった」ではなく、何と比較して、どう見るかが大切です。
最後に:今の自分を肯定しながら前へ進む
若い世代の状況を見て「羨ましい」と思う気持ちは自然なことです。
でも、自分の人生は自分のもので、過去も現在もすべて積み重ねの上にあります。
転職も、投資も、そしてリタイアも。
周りをうらやむより、自分の可能性に目を向けて一歩ずつ進んでいけば、きっと今より満足のいく未来が待っています。
本日も読んでいただきありがとうございました。
今日も良い一日をお過ごしください。いってらっしゃい!