
良い投資系インフルエンサーの見分け方|データと金利を語れる人が信頼できる理由
はじめに
こんにちは、鼻つぶれぱぐ男です。
私は40歳でリタイアし、資産運用やお金に関する情報を日々発信しています。
このブログでは、金融機関や周囲の人からはなかなか教えてもらえない「お金のリアルな話」をお届けしています。
今回は「良いインフルエンサーの見分け方」について解説します。
投資の情報があふれる今、どの情報を信じるかで成果が大きく変わってきます。
インフルエンサーの目的はさまざま
まず理解しておきたいのは、インフルエンサーの目的は人それぞれという点です。
純粋に知識を広めたい人もいれば、商品販売やセミナー集客が目的の人もいます。
目的が違えば発信のスタイルも変わります。
だからこそ「どんな人を参考にすべきか」を見極める力が必要です。
良いインフルエンサーの特徴①:過去データを根拠に語る
投資の世界では「未来を正確に予測すること」は不可能です。
しかし、過去のデータをもとに傾向を読み解くことはできます。
例えば、S&P500は長期的に右肩上がりの成長を続けています。
リーマンショックやコロナショックのような暴落期もありましたが、最終的には回復し、過去最高値を更新してきました。
このように「歴史的に株価は成長してきた」という事実を踏まえて解説できる人は信頼できます。
また「景気後退期には株価が30〜40%下落することもある」といった具体的な下落幅をデータで示してくれる人も有益です。
未来の正確な時期は誰にもわかりませんが、「どのくらいの下落リスクがあるか」を提示してくれるだけでも投資家にとって参考になります。
良いインフルエンサーの特徴②:金利や経済指標を理解している
投資の世界で大きな影響を与えるのが「金利」です。
株価は企業業績だけでなく、金利の動向にも敏感に反応します。
例えば、FRBが2022年に急速な利上げを実施したとき、米国株は大きく下落しました。
これは「金利上昇は株式市場にマイナスに働く」という典型的な例です。
逆に景気後退を伴わない利下げは株価にプラスに働くケースが多いです。
こうした金利の影響を理解し、わかりやすく説明できる人は信頼できます。
単に「株価は上がる」「この銘柄は買い」と断言するのではなく、その背景にあるマクロ要因を語れるかどうかが重要です。
良いインフルエンサーの特徴③:アノマリーや統計を正しく活用する
株式市場には「1月効果」や「セル・イン・メイ」のようなアノマリー(経験則)があります。
これらは必ず当たるわけではありませんが、統計的に傾向があるため参考材料になります。
良いインフルエンサーは、アノマリーや経済指標を「絶対的な予言」としてではなく、「リスクや可能性を考えるための補助線」として使います。
このバランス感覚を持っている人は信頼に値します。
信頼できないインフルエンサーの特徴
逆に注意すべきは、次のような特徴を持つインフルエンサーです。
- データを示さず「必ず儲かる」と断言する
- 金利や景気の影響を軽視している
- 自分の有料サービスや商品販売に過度に誘導する
こうした発信は「投資初心者を惑わせる」危険があります。
信頼するかどうかは、必ず根拠やデータの有無を確認しましょう。
投資情報との向き合い方
大切なのは「複数の情報源を持つこと」です。
インフルエンサーの意見を参考にするのは良いことですが、
鵜呑みにするのではなく、自分で調べ、データを確認し、
納得した上で判断することが重要です。
特に投資の世界では、「短期的な予想」よりも「長期的な視点」で考えることが資産を守るポイントになります。
まとめ
今回は「良いインフルエンサーの見分け方」について解説しました。
- 過去データに基づいて語る人は信頼できる
- 金利や経済指標を理解して解説できる人は有益
- アノマリーや統計を適切に使う人は参考になる
インフルエンサーの情報を活用する際は、必ず「根拠」を意識してください。
正しい情報を選び取る力が身につけば、お金に困らない人生へ一歩近づけます。
鼻つぶれぱぐ男として、これからも「金融機関が教えてくれないお金の話」を発信していきます。
一緒に正しい知識を身につけて、お金に振り回されない人生を歩んでいきましょう。