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【初心者向け】米国債の買い方と日本国債との違いをわかりやすく解説します

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はじめに
こんにちは、鼻つぶれぱぐ男です。
このチャンネルでは、金融機関や周囲の人が教えてくれない「お金の話」について、40歳でリタイアした私が、実体験を交えてお話しています。
今回は、視聴者の方からいただいた「米国債の購入方法や日本国債との違い」についての質問にお答えします。
質問内容のご紹介
質問の要点は以下の通りです。
- 米国債の購入を考えているが、楽天証券とSBI証券で名称や利回り、満期日が違い混乱している
- 米国債の「ゼロクーポン債」とは何か?
- 満期まで持てない場合はどうなるのか?
- 長期保有向けに25年債を一括購入するのと、5年や10年で分散するのはどちらが良いか?
日本国債の特徴と基本的な違い
まずは日本の個人向け国債についてです。
- 日本国債には「固定3年」「固定5年」「変動10年」の3種類があります。
- 楽天証券でもSBI証券でも扱っている商品は基本的に同じです。
- 元本割れはなく、1万円から購入可能です。
- 解約時は直近2回分の利子を返金すればいつでも可能です(元本は減りません)。
- 利払いは年2回(5月15日・11月15日)です。
つまり、日本国債は「安心・堅実・短中期運用向き」といえます。
米国債の種類と違い
次に米国債ですが、大きく分けて以下の2つがあります。
■ 利付債(トレジャリー債など)
- 半年ごとに利子が支払われる(年2回)
- 満期日に額面が戻る
- 表示されている「利率」は年利、実質利回りは購入価格と合わせて見る
■ ゼロクーポン債(ストリップス債など)
- 利子は支払われず、購入価格が安く設定されており、満期時に額面で戻る
- 例えば「90ドルで買って満期時に100ドルになる」といった形式
- 利回りが高く、複利効果がある
- 満期まで持つのが基本(途中売却は市場価格次第で損益が出る)
途中解約について
ゼロクーポン債は途中解約も可能ですが、二次流通市場での価格次第です。
- 利上げ局面では価格が下がることが多いため、途中売却すると損をする可能性あり
- 反対に利下げ局面では値上がりしている可能性もあります
- したがって、ゼロクーポン債は「途中で使う可能性があるお金」には向いていません
米国債の購入方法(楽天証券の場合)
- 楽天証券にログイン
- 画面上部の「債券」ボタンをクリック
- 「外国債券」を選択
- 「米国国債」をクリックすると一覧が出てくる
- 「残存期間」や「召喚日」で並び替えが可能
- 「利回り」「購入単価」「利払い日」などの条件を比較して選ぶ
長期債か短期債か、分散すべきか?
- 「25年満期のゼロクーポン債」は、利回りが高く長期資金の運用に適しています
- ただし途中で使う可能性があるなら、5年や10年などの短めの債券に分散しておくのが安心です
- 将来的に利回りがさらに上がる可能性もあるので、今すべてを長期で固定するのは注意が必要です
終わりに
今回ご紹介したように、日本国債と米国債では「利払いの有無」や「途中解約時の対応」、「利回りの設計」が大きく異なります。
特に米国債は種類が多く、証券会社によっても商品名や利回りの表示方法が異なるため、注意が必要です。
長期で運用する資金であれば、ゼロクーポン債や長期米国債は選択肢になりますが、将来の資金ニーズに応じた分散も忘れずに行いたいところです。
ぜひご自身の運用スタイルに合わせて、慎重に選んでいきましょう。
何か不明な点があれば、またお気軽にご質問ください。