【11月号投資雑誌を徹底検証】“1億円の作り方”に惑わされない!FIRE視点で見る本当に必要なお金の話
はじめに
皆さんおはようございます。鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周りの人が教えてくれないけれど、知っておくと「へー!」と思える身近なお金の話をお届けしています。
私は40歳でリタイアし、現在は経済的自立(FIRE)を実現した立場から、一人でも多くの人がお金に困らない人生を歩めるよう情報発信をしています。
今回のテーマは**「11月の投資雑誌の感想」**です。
毎月私が購読している2冊の投資雑誌を、いつもの通り“反面教師”として読み解きながら、感じたことを共有していきます。
■ 今月の投資雑誌の共通テーマは「1億円」
11月号の表紙を見て驚いたのですが、どちらの雑誌にも**「1億円の作り方」**と大きく書かれていました。
確かにインパクトは抜群で、多くの読者の目を引くキャッチフレーズです。
しかし、私はここに少し違和感を覚えます。
なぜなら、全員に1億円が必要なわけではないからです。
生活費、家族構成、年齢、将来の希望。
これらは人それぞれ異なります。
私が配信で常に伝えているのは、**必要なのは金額そのものではなく「経済的自立」**であり、必ずしも早期退職(RE=リタイア)が必要なわけではありません。
つまり、
FIREではなくF I(Financial Independence)だけで十分な人も多いのです。
雑誌の「1億円」は、まるで万人に必要な基準のように見えますが、実際には全員に当てはまる指標ではありません。
ここを誤解してしまうと、無駄なリスクをとり、資産形成がブレる原因になります。
■ なぜ今「1億円」が煽られるのか?雑誌の裏側
11月号にこのテーマが多かった理由は、おそらく季節要因です。
- 12月はボーナス時期
- 年末は株価が上がりやすい「サンタクロースラリー」
- 投資を始める心理障壁が下がりやすい
雑誌側としても、今がもっとも雑誌を売りやすいタイミングなのです。
しかし、読者側はこの雰囲気に流されてはいけません。
投資とは流行に乗るゲームではなく、人生に必要な土台作りです。
■ 今月の雑誌が推していたテーマ
雑誌の中身で特に目立っていたのが、以下の3つです。
① 高配当株投資
3月・9月の配当確定に向け、今から仕込みましょうという内容です。
高配当株は確かに魅力がありますが、注目が集まる時期に買い向かうと割高で掴むリスクがあります。
投資は「人気があるから買うもの」ではありません。
② 億り人インタビュー
- 700万円→7億円
- 2000万円→11億円
こうした成功事例は夢がありますが、無数の失敗者の上に存在するほんの一部の例です。
雑誌としては読者の夢を煽らないと売れないため、こうしたストーリーを取り上げざるを得ない事情があります。
③ テーマ株・政権銘柄
高市政権関連、リート、爆上げ銘柄など、時流に乗った特集も目立ちました。
しかし、テーマ株は旬が短く、素人が勝ち続けるのはほぼ不可能です。
■ 私の結論:雑誌は「使い方」を間違えなければ有益
雑誌は批判するために読むのではなく、私は逆指標として読むことが多いです。
なぜなら、雑誌が煽る方向に大衆が流れ、その反対方向にこそチャンスがある場合が多いからです。
そして結局のところ、経済的自立に近づく王道はこうです。
■ お金に困らない人生の最適解
- 新NISAやiDeCoを上手く活用する
- 低コストのインデックスファンドを長期で積み立てる
- 生活費を把握して無駄を削る
- 時代の雰囲気に流されない
これだけで十分です。
雑誌に載っている派手な投資で成功する必要はありません。
むしろ、それに手を出すから失敗する人が多いのです。
✔ まとめ
投資雑誌はあくまで「情報の一つ」です。
表紙の派手な言葉に惑わされず、自分の人生設計に必要なお金はいくらか、そこから逆算して行動しましょう。
経済的自立は、あなたが思っているほど遠くありません。
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