ローンは資産か負債か?住宅・車ローンを組む前に考えたい大切な視点

はじめに
こんにちは、鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周りの人がなかなか教えてくれない「へぇ~」と思えるお金の話を、40歳でリタイアした私がわかりやすくお届けしています。
今日のテーマは「世の中のローンについて考えてみた」です。
日々の暮らしの中で当たり前のように存在する「ローン」ですが、本当にそれは必要なものなのか?今回はそんな視点でお話ししていきます。
◆ 金利は今後どうなる?
まずはタイムリーな話題として、日銀が金利を据え置いたことに触れておきます。
これにより住宅ローンの変動金利などもすぐには上がらないでしょうが、物価がこれ以上上がれば、日銀はインフレを抑えるために金利を上げてくる可能性があります。
つまり、ローンの金利は今後じわじわ上昇するリスクがあるのです。
◆ ローンとの付き合い方
私自身、これまでの人生でローンを組んだのは一度だけ。
新車購入時に「10万円ローンを組んでくれたら値引きします」という営業トークにのってしまい、すぐに一括返済しました。
今思えば、あのときはアホでしたね(笑)。
それ以外は基本的にローンは利用していません。
クレジットカードの分割払いも全く使いません。
ただ、一括払いのクレカ支払いも言ってみれば「借金」です。
使ったその日に現金は出ていないですからね。
この感覚を持つことが大事だと思います。
ローンとは「借金」であるという当たり前の事実を軽視してはいけません。
◆ 資産を生むローンと欲望のローン
借金には2種類あります。
「資産を生むためのローン」と「欲望を満たすためのローン」です。
この違いを理解していないと、家計は一気に崩壊していきます。
住宅購入も人によっては資産になりますが、ただ「持ち家が欲しいから」では、資産ではなく負債になってしまう可能性があります。
たとえば、ローン残高が3,000万円ある家を売って3,100万円で売れたら、それは資産です。
でも、2,900万円でしか売れないなら、それは借金=負債なのです。
◆ 家は本当に自分の資産?
多くの人が「この家は自分のもの」と思っています。
でも、ローンが残っているうちは、本当の意味で自分のものではありません。
もし返済が滞れば、金融機関が担保として持っていくからです。
そういう意味では、実質的な所有者は銀行なのです。
だからこそ「今、自分が住んでいる家は資産なのか、借金なのか」を把握しておくことが大切です。
◆ 家を持つなら、慎重に見極めよう
ローンを組むこと自体が悪いとは思いません。
家族の事情や人生設計によって、必要な選択になることもあるからです。
ですが、「家を買う=絶対得」と思い込むのは危険です。
修繕費、固定資産税、建物の経年劣化、将来の売却価格……これらをすべて踏まえて、資産性を判断する必要があります。
現在、賃貸に住んでいる人や住宅を立て直しを検討している人も考えてみてください。
◆ 車のローンはさらに要注意
続いて、マイカーローンについてです。これは特に「欲望のローン」になりがちです。
私も若い頃は「エアロパーツ付きがいい」「革シートがいい」などと見た目にこだわって新車を買いました。
今思えば本当に無駄でした。
中古で十分だったのに。
特に今はレンタカーやカーシェアも充実しています。
家族の人数や使用頻度を考えれば、大きな車を所有する必要性を考えてみるといいと思います。
◆ 車も「移動手段」として割り切る
「車は移動のための道具」。
この視点を持つことで、マイカーローンに対する考え方も変わると思います。
かっこいい車を買っても、自分しか「かっこいい」と思っていないことが多いんですよね(笑)。
完全に自己満足です。
もちろん車が趣味で、それが人生の満足度につながっているなら否定はしません。
ただ、「借金してまで所有する必要があるのか?」はよく考えた方がいいと思います。
◆ まとめ
住宅や車のローンは、「資産形成のため」なのか「欲望を満たすため」なのかを見極めて組むことが重要です。
ローンを組む前に、「今それが資産になるのか?」「将来どうなるのか?」「維持費は?」といった視点で冷静に判断してみてください。人生の選択を後悔しないために。