オルカンが10兆円突破して残高トップ!純資産総額が大きいほど投資家にとって有利な3つの理由

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はじめに|40歳でリタイアした私が伝えたいお金の話

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そんな思いで毎日配信しています。

今回のテーマはこちらです。

「オルカンが10兆円を突破して残高トップになった話」

この話、単なるニュースで終わらせるのはもったいないです。

純資産総額が大きくなることが、なぜ投資家にとって嬉しいことなのか。

その本質まで掘り下げてお伝えします。

参考記事

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB040VX0U6A300C2000000/

(出典:日本経済新聞)

https://emaxis.am.mufg.jp/lp/slim/ac/lp/

(出典:三菱UFJアセットマネジメント)


オルカンが10兆円突破|何がそんなにすごいの?

2025年2月末時点で、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、通称「オルカン」の純資産総額が10兆2846億円を記録しました。

これは月末ベースで初めて10兆円の大台を突破した歴史的な瞬間であり、同時に長らく1位だったeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の10兆2652億円を抜いて、初の残高トップに躍り出たことを意味します。

私がいつも皆さんにおすすめしているオルカンが、ついに国内公募の追加型株式投資信託の中で堂々の1位になったわけです。

正直、めちゃくちゃ嬉しいです。

ただ、この配信をしているタイミングや、皆さんがこのブログを読んでいる時点では、株価の変動によって多少数字が前後している可能性があります。

その点はご了承ください。


純資産総額が大きいと何がいいの?3つのメリット

「純資産総額が増えた、よかったね」で終わらせないのが私のスタイルです。

なぜ純資産総額が大きいファンドが投資家にとって有利なのか、3つの理由に整理してお伝えします。


① 運用コストが実質的に下がる

オルカンの目論見書をちゃんと読んだことはありますか?

実はオルカン(eMAXIS Slim)は、純資産総額に応じて信託報酬が段階的に引き下げられる設計になっています。

1兆円を超えた部分については最安水準になるよう設定されており、これはかなり珍しい仕組みです。

しかし、ここで注意点があります。

皆さんが目にする「管理費用(信託報酬)」は0.05775%などと表示されていますが、実際にかかるコストはこれだけではありません。

運用報告書に記載されている「総経費率」を見てください。

最新の運用報告書を確認すると、実際にかかっているコストは0.09〜0.1%程度になっています。

信託報酬以外に、売買委託手数料や有価証券取引税なども含まれているからです。

それでも十分安いのですが、「表向きの数字だけ見て安心しない」ことが大切です。

そして純資産総額が大きくなるほど、ファンド全体の固定費を多くの投資家でシェアできるので、一人あたりのコスト負担が減っていきます。

電車のイメージがわかりやすいです。

一つの電車に乗客がたくさん乗れば乗るほど、一人あたりの運賃を安くできる。

同じ距離をタクシーで移動したら、電車より運賃は高くなりますよね。

ファンドも同じ仕組みです。


② トラッキングエラーが小さくなる

オルカンは47カ国・約2500〜3000銘柄に投資する全世界株式インデックスファンドです。

純資産総額が少ないファンドは、実際にはすべての銘柄を買えないことがあります。

その結果、世界の株式市場が1日で1%上昇しても、ファンドは0.8%や0.9%しか上がらない、という「ズレ」が生じることがあります。

これをトラッキングエラーといいます。

純資産総額が大きいファンドは、世界中の銘柄をより正確に保有できるため、指数の動きにより忠実に連動します。

インデックス投資の本質は「市場の平均リターンをそのまま受け取ること」です。

それを正確に実現するためにも、純資産総額の大きさは重要なのです。


③ 繰上償還のリスクが大幅に下がる

これは長期投資家にとって最も重要なポイントかもしれません。

繰上償還とは、ファンドが途中で強制終了されてしまうことです。

純資産総額が少ないファンドは、運用会社の判断で繰上償還されるリスクがあります。

新NISAで積み立てを始めて、30年後、40年後に使おうと思っていたのに、途中でファンドが終了してしまっては困ります。

しかし10兆円規模のファンドであれば、仮に半分の5兆円が流出したとしても、まだ5兆円残ります。

そう簡単には消えません。

長期で資産形成を続けるためには、「長生きするファンド」を選ぶことが大前提です。


オルカンならどれでもいいわけではない

「全世界株式」という名前のつく投資信託は、実はたくさんあります。

楽天オールカントリー、SBI・全世界株式など、各社から様々な商品が出ています。

私が特定のファンドをおすすめする理由は一つです。

30年後、40年後に確実に残っているファンドに入れておきたいから。

楽天ポイントなどが多くもらえるから、というような短期的なメリットで選ぶのはおすすめしません。

大事なのは、長期にわたって運用が継続される可能性が高いファンドを選ぶことです。

アクティブファンドの多くは長い目で見ると消えていきます。

インデックスファンドも同様で、純資産総額が小さいものはいつか終わるリスクがある。

その点、eMAXIS Slimのオルカンは、コスト・純資産総額・運用の安定性のすべてにおいて、現時点で最も長期投資に向いているファンドだと私は考えています。


新NISAで個別株をすすめない理由

私は新NISAの枠で個別株投資をおすすめしていません。

理由はシンプルです。

会社は倒産する可能性があるからです。

もちろん個別株投資がダメということではありません。

投資方針は人それぞれです。

ただ、老後や将来の生活費を目的とした長期資産形成においては、一社の倒産で資産がゼロになるリスクは極力排除すべきです。

その点、47カ国・数千銘柄に分散されたオルカンであれば、一つの会社が倒産しても、ファンド全体への影響は限定的です。

分散・長期・低コストの三原則を守ること。

それが資産形成の王道です。


まとめ|オルカン10兆円突破が意味すること

今回のポイントをまとめます。

  • オルカンが純資産総額10兆円を突破し、国内投資信託の残高トップになった
  • 純資産総額が大きいと、コスト低下・トラッキングエラー縮小・繰上償還リスク低下の3つのメリットがある
  • 長期投資には「長生きするファンド」を選ぶことが大前提
  • 新NISAの長期資産形成にはeMAXIS Slimのオルカンが現時点で最有力

投資は一発逆転のゲームではありません。

長く続けた人が勝つゲームです。

焦らず、コツコツと資産を育てていきましょう。

 

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