医療保険より予防にお金をかけるべき理由|人間ドック・抗体検査・ワクチンが本当の「先行投資」

 

この記事は、医療保険に毎月保険料を払いながらも、人間ドックや予防接種には「お金がもったいない」と感じている方に向けて書いています。

逆に、予防にお金をかけることがなぜ合理的なのか、すでに納得している方には物足りないかもしれません。

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病気への備え方が「逆」になっていませんか?

世の中には、「人の不安を煽るのが得意なビジネス」がたくさんあります。

そのひとつが保険業界です。

特に医療保険は、病気になったときのお金への不安を巧みに突いてきます。

でも、よく考えてみてください。

医療保険に入っている人の本音って、

「病気になりたくない」じゃなくて、

「病気になったときにお金が減るのが嫌だ」もあるんじゃないかなと。

勿論、病気になったら、不安で何も考えず加入してしまう人もいると思いますが。

「病気になることへの不安」と「病気になったときの出費への不安」、この2つを混同している人が非常に多い。

前者を解決したいなら予防にお金をかけるべきですし、後者については日本の公的医療制度(高額療養費制度)がかなりカバーしてくれます。

医療保険は「後者の不安」を抱えた人に向けて販売されているのですが、多くの人は「前者の対策をしている」と加入時点は思いますが、医療保険を辞める時は後者が引っかかると思います。

人間ドックに行かない人の「本当の理由」

「病気が見つかったら怖いから人間ドックに行かない」という人がいますよね。

でも、これは建前で、本音は「人間ドック代がもったいない」じゃないかと私は思っています。

人間ドックを受けて何も見つからなかった場合、「5万円払ったのに何もなかった。もったいない」と感じてしまう。

だったら最初から行かなければ良かった、という発想になるわけです。

でも、これは完全に目先のお金しか見ていない発想です。

人間ドックは「自分の体への先行投資」です。

5万円、6万円かけてしっかり検査して、何も見つからなければ「次の検査まで全力で稼げばいい」と安心して動けます。

もし早期に問題が見つかれば、早期治療で済みます。

見つからずに放置して重症化した場合の医療費や、失う時間・体力を考えると、5万円の先行投資は全然高くありません。

「先出し」ができない人が多いんです。

先にお金を使うことへの抵抗感が強すぎて、結果的により大きな損失を招いてしまっています。

地震保険と備蓄の話が「同じ構造」をしている

これと全く同じ構造の話が、地震保険にもあります。

地震保険に入っているのに、家に備蓄品がほとんどない人が多い。

地震保険は「資産が減ることへの不安」から入る人が多いですが、

実際のところ地震保険では家が倒壊しても再建費用がほとんど出ません。

当分の生活費が出る程度です。

Claudeで調べた「東日本大震災の地震保険支払い実態」を図にしました。

参考に

それより先にやるべきことは、1週間分の食料や水の備蓄ではないでしょうか。

備蓄品は「賞味期限が来たらもったいない」「スペースがとられる」という言い訳で後回しにされます。

でも、いざ災害が起きたときに困るのは自分です。

Claudeで調べた「日本の各家庭の災害に備えた備蓄割合」を載せておきます

参考に

「先にお金を出すことへの心理的抵抗」と「いざとなれば保険が何とかしてくれる」という思い込み。

医療保険も地震保険も、この2つが組み合わさったときに、本来の優先順位が狂ってしまいます。

私が抗体検査・予防接種に踏み切った理由

少し前に、東京で麻疹(はしか)の注意喚起が出ていました。

それをきっかけに妻と話していて、「自分は風疹・麻疹・おたふく風邪・水疱瘡の予防接種、ちゃんと受けたっけ?」という話になったんです。

自分が生まれた年代は、予防接種が「1回接種世代」にあたります。

2回接種が標準になったのは後からで、1回だけだと年齢とともに抗体が減少してくる可能性があるとのこと。

実際、体質によっては予防接種をしても抗体がうまくできない人もいます。

病気になりたくないので、大きい病院に行って抗体検査を受けることにしました。

窓口で相談すると、看護師さんから「値段が高いですよ」と最初に言われました(笑)

でも、私にとってはそれは関係ない話です(笑)

「病気になって辛い思いをするくらいなら、ちょっと高くても抗体検査を受ける」というだけのことです。

4種類(風疹・麻疹・おたふく・水疱瘡)の抗体検査で約2万円。

即決でOKしました。

受付の方も少し驚いていましたが、「2万払って抗体がないことがわかるだけでも、2万円なんて安いもの」という感覚です。

検査結果と、おたふく風邪の予防接種

2週間後に結果を聞きに行きました。

風疹・麻疹・水疱瘡の3つは基準値より高く、抗体があることが確認できました。

おたふく風邪だけが基準値以下のプラスマイナスという結果で、医師からも「おたふくはやっておいた方がいい」とのことでした。

その後、おたふく風邪の予防接種を受けました。

実費で約7,000円。

診察室では「内科医として40年近くやっているが、おたふくの予防接種に自分から来る人は初めて」と言われました(笑)

これが世の中の現実です。

私がやっていることは少数派なんです。

でも考えてみてください。

おたふく風邪になったら顔がパンパンに腫れて、高熱で数日〜1週間は動けません。

大人がかかると合併症のリスクも子供より高い。

それを7,000円で防げるなら、全然高くないと思います。

合計で、抗体検査2万円+おたふくワクチン7,000円=約2万7,000円。

この予防費用で病気にならなかったとしたら、この2万7,000円は十分な先行投資です。

エアコンをケチって入院したおじいさんの話

以前、郵便局員として働いていた頃の話です。

夏に熱中症で2〜3日入院した高齢の男性が、入院保険金の請求に来ました。

外での農作業ではなく、室内でエアコンをつけずに寝ていたら苦しくなって救急搬送されたとのこと。

領収書を見ると3万〜5万円ほどかかっていました。

そのおじいさんが言った言葉が印象的でした。

「エアコン代をケチった結果が、入院代3〜5万か。エアコン代の方が安かった」と。

これも全く同じ構造です。

「日々のエアコン電気代をもったいない」と思って節約した結果、入院という大きな出費が生まれた。

目先の小さなコストを削って、大きなリスクを引き寄せてしまったわけです。

Claudeで調べた「熱中症の実態」を載せておきます

まとめ:「先行投資」の習慣が、結果的にお金を守る

医療保険は「病気になった後の出費への不安」を解消するためのものになっています。

でも本当に優先すべきは、「病気にならないための予防」にお金と時間を使うことです。

人間ドックを先行投資として毎年受ける。

自分の抗体状況を把握して、必要なワクチンを接種する。

エアコンや食料備蓄など、リスクを減らすための日常的な出費を惜しまない。

こういった「前払い」の習慣が、結果的に大きな出費や体力の消耗を防いでくれます。

健康な体があってこそ、お金は活きます。

医療保険の保険料を毎月払いながら人間ドックには行かないという人は、一度優先順位を見直してみてください。

お金の使い方に、もっと「自分のための先行投資」を組み込んでほしいと思います。

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はじめまして、鼻つぶれぱぐ男です。 「一人でも多くの人がお金に困らない人生を送れるように」をコンセプトに、新NISA・インデックス投資・固定費削減・保険の見直しなど、シンプルで再現性の高いお金の話を発信しています。 40歳でアーリーリタイアを達成。難しい金融知識ではなく、普通の人が実践できる方法にこだわってお伝えしています。ブログ・YouTube・音声配信・noteでも情報発信中です。ぜひあわせてご覧ください!
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