小金持ちへの道

【新NISAで迷わない】長期資産形成の本質と“感情に振り回されない投資”の考え方を徹底解説します

【新NISAで迷わない】長期資産形成の本質と“感情に振り回されない投資”の考え方を徹底解説します

moomoo証券

はじめに:新NISAは「感情に負けない人」の制度です

このチャンネルでは、金融機関が教えてくれない“身近なお金の話”を、40歳でリタイアした私・鼻つぶれぱぐ男がわかりやすく解説しています。
一人でも多くの方がお金に困らない人生を送るために、今日も配信していきます。

今回は 質問回答コーナー として、新NISAでの長期資産形成に不安を感じている方からのご相談をもとに、「感情に振り回されず、どんな状況でも迷わない投資の考え方」をお伝えします。

投資の最大の敵——

それは あなた自身の感情 です。

不安・焦り・期待・欲、こうした感情が投資判断を狂わせます。
だからこそ今日は、感情抜きに「新NISAをどう使えば迷わないのか」を一つずつ整理していきます。


第1章:投資の敵は“マーケット”ではなく“自分の感情”

投資をしていると、株価の上げ下げによって不安や焦りが出ます。
しかしその感情こそが、最も大きな投資リスクです。

  • 下がったら怖くなる
  • 上がったら乗り遅れた気がする
  • 記事を見て不安になる
  • 他人の成功談で焦る

これらはすべて 感情の揺さぶり であり、長期投資の妨げになります。

今日の話はすべて“感情抜き”で聞いてほしい内容です。
そのために、制度の本質を理解することが一番の近道になります。


第2章:円建てと外貨建ての違いは“通貨リスクがあるかどうか”

別の質問で「円建てと外貨建ての違い」についていただきました。
これはシンプルに言えば次の通りです。

  • 円建て=日本円で価格が決まる。為替の影響を受けない。
  • 外貨建て=ドルなど外国通貨で価格が決まる。為替変動リスクがある。

初心者はむやみに外貨建て債券・社債には手を出さず、
「日本なら日本国債」「米国なら米国債」のように、基本に忠実で問題ありません。

債券だから安全、というわけではありません。
仕組み商品や利回りの高い債券にはリスクが潜んでいます。


第3章:新NISAで不安になる理由は“積立額がリスク許容度を超えている”可能性

質問者さんは「ネットの記事を見て不安になる」と書かれていました。
しかし、本来 長期投資をする前提が整っていれば不安はほぼ消えます
原因の多くは、以下の準備ができていないことが多いです。

✔ 投資の前に必須のチェックリスト

  • 会社員で生活防衛費の現金(6〜12ヶ月)を確保している(フリーランスは1~2年分)
  • 突発費(家電購入・旅行・病気など)(100〜200万円)を確保している
  • 医療保険、個人年金、生命保険などを見直したか?
  • 無駄な支出を見直し、毎月の余剰資金が安定している
  • 積立額は「余剰」で無理のない金額になっている
  • 新NISA制度を使って、インデックスファンドで「儲けてやろう!」と思っていないか?

これらができているなら、不安はほぼ消えます。
なぜなら 生活が破綻しない状態で積み立てられているから です。

逆に、ギリギリまで積み立てようとすると「少しの株価変動」に振り回されます。
不安があるなら、まず積立額の見直しが最優先です。


第4章:「NISAバブル」という言葉に振り回されなくていい

質問者さんが気にしていたネット記事のタイトルは
“NISAバブルと群衆心理” というもの。

この手の記事はほとんど「不安を煽りたいだけ」です。
そして記事の最後にはコンサル案内が貼ってあることも多いです。

しかし結論としては、
NISAはバブルではなく、ただの“制度”です。

株価には上げ下げがあり、それが投資の本質。
短期的に株価が高い・低いという議論は、長期投資には関係がありません。

 

投資のリスクは「幅」です。

インデックスファンドでも、1年のパフォーマンスは30%になる可能性もあるが、

-30%になる年もあります。

これが、幅です。

こういった1年間で大きな幅を繰り返しながら、S&P500は50~100年間で年平均7%になっているだけです。

あなたが15年〜20年ホールドするつもりなら、
今の株価も不安記事も“ノイズ”です。


第5章:新NISAの本質は「国の本音」を理解するとすべて解決する

ここが一番大事な話です。

新NISAは「神制度」だから作られたのではなく、
国が“これから年金だけではあなたの老後を支えられません”と認めた制度 なんです。

だから非課税枠が大きくなり、恒久化されました。

  • 日本は少子高齢化で年金支給が難しい(将来のインフレ率に追いついた金額の支給が困難になってくる)
  • インフレが続けば現金の価値は下がる
  • 老後は自分で資産形成してほしい
  • 責任をとらないための理由作り(iDeCoや新NISA制度を作っていたのに、やらなかった国民が悪い)

これが国の本音です。

だからこそ、新NISAはやって当たり前の制度であり、
やらないほうがリスクが高い時代になった ということです。


第6章:結論「オルカン×S&P500を淡々と積み立てるだけで良い」

質問者さんは

  • 夫婦でオルカンとS&P500を積み立て
  • 長期ホールドするつもり
    と書いていました。

結論、これは 100点満点の戦略 です。

難しいことを考える必要はありません。

  • ゴールドを買う必要もない
  • 他の債券を買う必要もない
  • 不安記事に反応する必要もない

やることはただ一つ。

余剰資金の範囲で淡々と積み立てる。
これだけで長期の資産形成は十分です。


まとめ:感情に振り回されず、本質だけを見て投資を続ける

新NISAは、感情に左右されずに使えば必ずあなたの未来を助けてくれる制度です。

不安になる理由の多くは
「積立額が自分の許容度を超えている」ことにあります。

そして、新NISAの本質は
年金だけでは生きられない時代が来たため“国が投資を推奨している”制度である
という点です。

迷ったときは、この原点に戻ってください。
そして、淡々と積み立て続けてください。

投資は自己責任でお願いします。

推奨はしていません。

おススメ書籍です。

楽天証券
SBI証券 iDeCo