
「いい会社の株を“ほどほど”の値段で買う」長期投資の基本とは?
はじめに:40歳でリタイアした私の投資スタイル
このブログでは、金融機関が教えてくれない、でも「へぇ」と思える身近なお金の話を発信しています。
私は40歳でリタイアし、日々の生活費や将来の安心のために、投資を続けています。
今回のテーマは「いい会社の株を、ほどほどの値段で買う」ことについてです。
コア・サテライト戦略とは?
私は現在、「コア・サテライト戦略」を採用しています。
- コア投資は長期保有を前提とした堅実な個別株やインデックス。
- サテライト投資は短~中期のトレンドに乗る投資です。
サテライト部分については、現在の米国市場が割高と判断し、キャッシュポジションを多めにしています。
タイミングを見計らって順張りで投資する方針です。
サテライト投資の考え方:順張りで“旬”に乗る
サテライト投資では基本的に順張りを重視しています。
いわゆる「トレンドに乗る」スタイルです。
- 投資期間は中期〜長期(3〜5年程度)を想定。
- 短期トレードは基本的に合わないと考えています。
- 米国株が今後も主役になるかどうかは不透明ですが、アウトパフォームする地域があれば柔軟に対応します。
重要なのは、「今注目されていて成長トレンドにあるテーマ」を見極めて投資することです。
コア投資で重要なのは“業績と将来性”
本題であるコア投資、つまり長期で保有する個別株についてです。
「いい会社をほどほどの値段で買う」――これは私の投資の基本姿勢です。
どんな会社が「いい会社」なのか?
- 売上高やEPS、営業利益率が安定して高い
- 財務が健全で借金が少ない
- 配当金を出していて、なおかつ増配傾向
- 配当性向が高すぎず、無理のない範囲で株主還元
普段使っている企業や、社会に必要とされる企業(例:中古市場・リユース・国策関連)なども注目しています。
“ほどほどの値段”で買うということ
「割安狙い」で逆張りをする人もいますが、私は必ずしも安値で拾うことにこだわっていません。
- 上昇中の株でも、指標(PERやPBR)を見れば割高でないケースがあります。
- いい企業であれば、現在株価が高く見えても、長期的にはさらに伸びる可能性があります。
下落に耐えられない方は、今は少額でも「一株」から購入できるので、段階的に買っていくのも良い方法です。
市場全体の影響にも注目
日本株はアメリカ市場の影響を受けやすく、業績が良い企業でも「連れ安」になることがあります。そういった局面で、輝いて見える企業を見つけておくのがカギです。
- 日本のデフレからインフレへの移行により、中古市場が成長する可能性
- 世界情勢に引っ張られて下落しても、本質的価値がある会社は回復しやすい
中小型株の魅力と注意点
私自身は中小型株を好んでいます。理由は以下の通りです:
- 大型株は外国人投資家の売買で振れやすく、個人投資家には読みにくい
- 中小型株はボラティリティは高いものの、業績が伸びれば株価も素直に反応しやすい
中小型株こそ、じっくり調査して買えば、大きなリターンを得やすいジャンルだと考えています。
順張りと逆張り、どちらが正解?
「順張りと逆張り、どちらが正しいか?」という議論は尽きませんが、大切なのは自分の投資目的や期間に合った戦略を取ることです。
- サテライトでは順張りが基本(旬のテーマに乗る)
- コアでは安定した業績と未来を信じられる企業を長期で保有
その上で、焦らず自分のペースでポジションを取ることが、心地よい投資につながります。
まとめ:いい会社を、無理のない価格でコツコツ買う
結論として、「いい会社の株を、ほどほどの値段で買う」ことが、長期投資で一番大切な考え方だと思っています。
派手な上昇を狙うより、堅実に積み重ねていくことで、資産も気持ちも安定していきます。
これから投資を始める方も、すでに経験のある方も、ぜひ「良い企業を探す目」と「タイミングを焦らない心」を大事にしていきましょう。
それでは、今日も気をつけていってらっしゃい。