小金持ちへの道

6月の投資雑誌から読み取る“逆指標”の使い方と投資の本質

6月の投資雑誌から読み取る“逆指標”の使い方と投資の本質

moomoo証券

はじめに

こんにちは。鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周囲の人が教えてくれない「へー」と思えるお金の話を、40歳でリタイアした私がわかりやすくお届けしています。
一人でも多くの人が「お金に困らない人生」を歩めるよう、今日も配信していきます。

今回のテーマは「6月の投資雑誌を読んでの感想」です。

私自身、毎月2冊の投資雑誌を欠かさずチェックしています。

目的は、投資の参考……というより「逆指標」としての利用がメインです。

今回は、雑誌の内容を読み解きながら、投資との向き合い方についてお話しします。


雑誌の内容は“周回遅れ”が多い?

今回読んだ2冊の雑誌には、以下のような内容が掲載されていました。

  • 個人投資家の成績や資産額
  • 実際に購入している銘柄や投資方法
  • 損切りや失敗談などのQ&A形式
  • 日本株・米国株の「買い」推奨リスト
  • 金やインド株についての特集

とくに印象的だったのは、「個人の成功事例」が多く取り上げられていた点です。しかし、注意したいのは、それらの情報が“今のトレンド”ではなく、すでに“過ぎたブーム”である可能性が高いことです。

雑誌はどうしても編集・発行のタイムラグがあるため、リアルタイム性には欠けるのです。


雑誌に載る投資家は“選ばれし者”です

誌面に登場する投資家は、非常に高い実力を持つ方々です。

あえて例えるなら、「野球経験者の中の社会人リーグの選手たち」といったところでしょうか。

つまり、一般の私たちが彼らのやり方をそっくりそのまま真似しようとしても、同じ結果になるとは限らないのです。

彼らは知識だけでなく、タイミングや経験、時には運も持ち合わせています。

自分と比べて「なぜ自分は儲からないのか」と落ち込む必要はありません。

雑誌はあくまで一部の成功事例を紹介しているにすぎません。


投資の本質は「他人に勝つこと」ではなく「自分に勝つこと」

投資において一番重要なのは、感情に負けずに継続することです。

人の成績や推奨銘柄に振り回されるのではなく、「自分がどれだけルールを守れるか」が成果を左右します。

そのためにおすすめなのは、インデックス投資です。

分散されていてリスクが抑えられ、価格の上下にビクビクせずにコツコツ積み立てができます。

私自身も、感情に流されやすいタイプなので、インデックスとバイアンドホールド(長期保有)のスタイルに落ち着きました。

雑誌に登場していた個人投資家の多くも、結局は「長期保有」を実践している方が多かったです。


個別株や推奨銘柄は“競馬の予想”くらいの気持ちで

もう一冊の雑誌では、個別株の「買い推奨リスト」が目立っていました。

中には米国株や金、インド株などもありました。

ただ、こうした「今月の買い!」という情報には慎重になるべきです。

なぜなら、それが本当に「買い時」なのか、それとも「すでに上がったから注目されている」のかは分からないからです。

特に、ハイテク株などは雑誌では常に「買い」となっている印象があります。

過去に下落していたタイミングで買った人にとっては今が「利益が出ている状態」かもしれませんが、それを見て今から入るのはタイミングとして遅い可能性もあります。

つまり、後出しの情報に踊らされないことが重要なのです。


金(ゴールド)の取り上げ方にも注意

今月は金(ゴールド)についても比較的多くのページが割かれていました。

金は確かに注目されやすい資産クラスですが、「雑誌で特集される頃が天井」なんて話もあります。

特に最近は金価格が高騰しているため、今から参入するには慎重な判断が求められます。

特集された=もう割高、という可能性もあるわけです。


まとめ:雑誌は“参考程度”が正解

以上、6月の投資雑誌を読んで感じたことをまとめると、以下のようになります。

  • 雑誌に載っている情報は“旬を過ぎている”可能性がある
  • 登場する投資家は選ばれた一握りの実力者であり、真似は困難
  • 投資は「他人に勝つ」より「自分に勝つ」が大切
  • 推奨銘柄は競馬の予想くらいの気持ちで受け止める
  • 雑誌はあくまで参考にとどめて、自分の軸を持った投資を

雑誌の情報に惑わされず、自分の目線と感情をコントロールすることで、着実な資産形成ができると信じています。

それでは今日も気をつけて、いってらっしゃい。


この記事が皆さんの投資生活のヒントになれば嬉しいです!また次回もお楽しみに。

楽天証券
SBI証券 iDeCo