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iDeCo改正で考えるべき本当に大事なこと:運用益非課税の魅力

iDeCo改正で考えるべき本当に大事なこと:運用益非課税の魅力

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はじめに

こんにちは、鼻つぶれぱぐ男です。

今日は「iDeCo改正よりも大事なこと」というテーマでお話しします。

iDeCoに関する税制改正が話題ですが、運用益が非課税になる仕組みの重要性について掘り下げていきます。


iDeCo改正で話題のポイント

最近のiDeCo改正で注目されているのが「退職所得控除の改正」です。

この改正により、会社の退職金とiDeCoの受け取り時に退職所得控除が両方使えるスキームがほぼ封じられ、結果的に税負担が増えるケースがあります。

この影響から、「iDeCoを続けるべきか?」と迷う方もいるかもしれません。

しかし、iDeCoには3つの大きなメリットがあります。

  1. 掛け金が所得控除となる
  2. 運用益が非課税である
  3. 受け取り時に退職所得控除や年金控除が利用できる

特に2番目の「運用益非課税」が、長期的な資産形成において非常に強力なメリットとなります。


運用益非課税が最強な理由

運用益非課税の魅力を数字で解説します。例えば、40歳から60歳までの20年間、月額23,000円を掛け金とし、年利7%で運用した場合を見てみましょう。

  • 掛け金総額: 552万円
  • 運用益: 約615万円
  • 運用総額: 約1,167万円

この615万円の運用益が非課税で済む点がiDeCoの大きな魅力です。

仮に運用益に20%の税金がかかった場合、約123万円の税負担が発生します。この非課税枠がどれほど効果的かが分かります。


改正による影響と対策

今回の改正では、退職所得控除が適用されないケースで、税負担が大きくなる可能性があります。

そのため、以下の対策を検討することが重要です。

  1. 分割受け取りを活用
    iDeCoは5年以上20年以内で分割受け取りが可能です。これにより、退職所得控除や年金控除を上手に活用できます。
  2. 税金の影響を事前に計算
    公的年金とiDeCoの受け取り額を合わせると、所得税や住民税、さらには健康保険料にも影響が出ます。これらを考慮した計画が必要です。
  3. 投資商品を慎重に選ぶ
    年利や運用期間を考慮し、非課税枠を最大限活用できる商品を選びましょう。

最後に

iDeCoは運用益非課税という点で非常に魅力的な制度です。

しかし、受け取り時の税金や改正の影響をしっかりと理解し、自分に合った方法で活用することが大切です。

今回の改正で迷っている方も、運用益非課税の力を活かしつつ、賢い資産形成を目指しましょう。

それでは、また次回の配信でお会いしましょう!

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